第7話陰キャオタクの俺がなぜか幼馴染みと寝ているんだが!?

荷物運びをさせられ歩くこと数分で、俺の家についた。

昔にもこういうのあったよな。俺は茜の奴隷なのか?そう思ってくる。さ、流石に茜が奴隷が欲しいなんてないよな。


「持ってくれてありがとねー」


「俺、コンビニで夕飯買ってくるから何がいいか?」


綾人は親が居ない時はいつもインスタントかコンビニの物というなんとも健康に悪いものばかりを食べている。ただ痩せているが、、


「何なら私が作ってあげようか?」


「お前料理できんの!?」


茜が料理しているところなんて想像できない。


「失礼なこれでも私は立派な女、料理ぐらいできるよ」


「お、おう」


「冷蔵庫見せてもらってもいい?」


「いいぞ」


茜が冷蔵庫の中のものを確認していく。


「俺、疲れたから風呂入ってくるから自由にしてていいぞ」


俺はそれだけ伝えて風呂に向かった。

脱衣所に入り服を脱ぎ浴室に入る。湯船につかり数分、


「真奈といい茜といい最近なんかおかしすぎる」


そう独り言を言ったつもりだったが、、、


「そう?おかしいかな?」


この声は、


「茜!!??」


名前を叫んだ瞬間、茜がバスタオルで体を覆った状態で入ってくる。


「せいかーい茜さんですよー」


「いや、そうじゃなくてなんで入ってきてんだよ!!」


綾人はすぐに後ろを向き、顔を隠す。


普通に考えて女の子が風呂に入ってくるなんてあり得ないだろ。えーっと、、これは、ラブコメアニメかなんかですか?


「えー、別にいいでしょー私は気にしないし」


「俺が気にするんだよ!!」


茜がニヤリと笑ってくる。


「綾人、綺麗な女の子の裸見るの恥ずかしいんだー」


「それは、茜は綺麗で美人だけど、恥ずかしいだろ普通に考えて」


それを聞いた茜はきょとんとする。そしてみるみるうちに顔が赤くなっていく。


「茜!?大丈夫か?顔赤いぞ?」


「ちよっとこっち見ないで!通報するよ!」


「み、見てない!」


「じゃ、俺は先に出るぞ」


綾人とはこの空間にいてもどうしようもないと思い、浴室を出る。


体を拭き、服を着替えて二階に行き自分の部屋に入る。

綾人の部屋はザ.アニオタ部屋だ。壁にポスターやタペストリー、透明なショーケースにはフィギュアなどが置いてある正真正銘のオタク部屋だ。


俺はゲーム機の電源を押しゲームを始める。金髪美少女を攻略するゲームだ。


1時間後に茜が呼んできた。どうやら夕飯の時間らしい。


夕飯を食べ終え、茜と雑談した後俺はゲームの続きをしていたが、疲れているせいか、そのまま寝てしまった。


スマホのアラームが鳴り、綾人は目覚める。


「うわっ、なんだ!?」


右腕に柔らかい感触があった。恐る恐る右腕に目を向けるとそこにはぐっすり眠っている茜の姿がそこにはあった。しかも右腕に抱きついて、、、

アレが当たってる。


「ちょ、何でお前が俺の部屋で寝てんだよ!」


どうしてこうなっていると考えているとゲームの途中に寝落ちした事を思い出した。


「茜起きろ!」


綾人は茜を揺らす。


「んー、んにゃ、あ、おはよう綾人ー」


「おはよう茜.....じゃねぇーよ」


「何でお前が俺の部屋で寝てるんだよ」


「綾人ゲームのコントローラー握ったままだったし、1人は寂しかったから」


「いや、ベットまで運んでくれたのはありがたいけど、」


スマホの時間を見るこのままだと遅刻する。


「ヤべっ、学校遅れるぞ」


「えぇー、準備があるのに、」


それから10分ぐらい後に家を出た。髪型を気にする茜を引っ張って。


なんということでしょう、道路が工事中ではありませんか。


道を迂回して学校につくともう遅かった。


急いで教室に入ると、クラスのみんなが一斉にこちらを向く。勿論真奈も。

デジャヴ。


「あっ」


2人一緒に来たことと俺が茜の手をつかんでいたことだ。


茜も真奈ほどじゃないものの学校の美少女トップ10にはいる程人気があったりする。知っているだろうが真奈1位。


真奈とイチャイチャして、茜ともとなると男子が黙っているはずがない。


「綾人ー!!!???」、「七瀬お前、、、」


「はぁー...どうしたものか」

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