芹沢あさひの靴になりたい

野山をかけるあさひの足を守りたい

山では捻挫もするだろう

海ではガラスも踏むだろう

自分の足で走れなければきっとあさひは悲しむ

だから僕が靴になってあさひの足を守りたい


芹沢あさひの靴になりたい

遠くへ向かうあさひの足を守りたい

蝶々を追ったりするだろう

わっせわっせとするだろう

足を痛めてしまうときっとあさひは悲しむ

だから僕が靴になってあさひの足を守りたい


ああ、あさひの靴になりたい

願わくばあさひの靴になりたい

事務所の玄関で左右がばらけて

ふゆこちゃんに怒られたい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

I forget every Japanese but "あさひかわいい" 脳みそトコロテン装置 @wedder-burn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る