第82話 大事件。
『さぁさぁ今日も始まりますよっ! そろそろ彼女が出て来ますよ! お立ち会いお立ち会い、遠からん者は音に聞いて我慢せず近らはば寄って目にも見てって下さいねー?』
ケルガラ王国がその国土に唯一持つ港町。
本来なら交易の拠点として国の中で有数の都市になるはずだったのに、様々な問題によって港町止まりでしか無かった規模の場所、レイフログ。
一年に一度、王都から学生が旅を経て大神殿の見学に来る事以外は、特にこれと言って注目されない程々の港町は今、空前絶後の賑わいを見せていた。
『おっとぉ、今日はお二人、殺る気が漲ってますねぇーぇえ? あ、殺る気が有るのはいつもの事でしたっ! これは失敬失敬!』
今のレイフログには大量の人材が集まり、商人、平民、貴族、軍人、探索者、ありとあらゆる立場の人々が溢れ返っている。
レイフログはそこまで大きな町では無く、集まった人々で町はあっという間に限界を超えた。
そして
そこは、一年前に突然発生した災害によって新しく生まれた国の重要拠点。誰も見た事が無い形で出現した魔物の聖域。
レイフログダンジョン。最も新しい巣窟である。
一年前、王都ヘリオルートにある学園が、毎年恒例の都外修学に一学年生の生徒を送り出した。
その後、一ヶ月近い時間が過ぎ、都外修学が終わって各地に旅していた学園の生徒がぼちぼち王都へ帰還し始めた頃に、王都へその一報が届けられた。
レイフログの大神殿跡地に、新しい巣窟が発生。ヘリオルート学園の生徒と教師、その護衛役もほぼ全員が巣窟の発生に巻き込まれて行方不明。
そんな大事件の報せを受けた王都はすぐに行動を開始。
行方不明になっている生徒の親は貴族も平民も関係無くレイフログへ急行し、国も軍を動かして行方不明になった生徒たちの捜索を計画。巣窟の中で活動する専門家である探索者も大量に雇われ、雇われなかった探索者も金の匂いを嗅ぎつけて個人でレイフログまで移動。
軍や探索者の行動を察知した商人もこぞってレイフログへ集まり、港町はあっと言う間に許容限界を迎えた。
しかし集った人々の目的はレイフログでは無く、あくまでレイフログの近くに発生した新しい巣窟だったので、結局は巣窟の周辺に急造の人里が出来て、今では巣窟の周辺がレイフログを超える町になっている。
「グルゥゥアアアアッッ…………!」
『おおっとぉ!? ちょ、そのっ、止めっ……!? あーお客様いけませんお客様ぁー! ご主人様が心配だからって暴れないでくださぁーい!』
しかし、騒ぎはそれだけに終わらなかった。
大騒動によって集まった人々を迎えるのは、更に二つの大騒動。
まず貴族の館が如き大きさの岩山に穴が空いた風の見た目をしている巣窟が、突然その形を変え始め、二日も過ぎれば立派な人工物の見た目に変わっていた。
その外見はまるで、巣窟発生時に飲み込まれて消え去ったと言われる大神殿にそっくりの、しかし古い遺跡でしか無かった大神殿と比べれば神々しい程に真新しく綺麗な建築物だった。
その建築物の入口がそのまま巣窟の入口になっていて、その入口の真上には一辺が数十メートルにも及ぶ『大画面液晶ディスプレイのような何か』が張り付き、その画面に何か映って動いて喋り始めた。
そこに映るのは、自らをワールドエレメント・シルバーラビットと名乗り、瀟洒なベストを着た二足歩行する銀色の兎。
『んもぅ! 大丈夫ですから! あなたのご主人様はちゃんと無事ですからっ! ただちょっとプライベート過ぎる感じなので見せられないだけなんですよ!』
「グルァァァアアアッッ……!」
『いやあなたご主人様が好きすぎるでしょ。他の方々を見習って大人しくして…………、ああいや失礼。あなた達も顔面ピクってますね。マジでキレる五秒前ですね。ああ狼様と鼠様っ、増えないで下さぁぁいっ!?』
シルバーラビットと名乗る兎は、「この世界を作り、ダンジョンを生み出した者の一体にございますっ! 皆様お見知り置きをー! あ、ダンジョンとは皆様の言う巣窟の事でございますよっ」と言ってのけ、当然世間は信じられない程の大騒ぎになった。
そしてその日から毎日、ずっと画面に映されるダンジョン内部のリアルタイム映像。
伝承でしか知られない未知の種族が一つ、両手に禍々しい大鎌を携えた妖精と、銀にも見える毛並みを持った白くて幼い半獣の女の子が、恐ろしい魔物、モンスターと戦うライブムービー。
『もうもう! そんなに怒るなら本当に見せちゃいますよっ!? あなた方のご主人様のあられもない姿を、こんなに沢山の人に見せちゃいますよっ!? 良いんですか!? やりますよっ!? 本当に見せちゃいますからねぇぇえっ!?』
「……グルッ、グァアゥッ」
『そうそう。大人しくしてて下さいな、ドラゴンさん。今のあなた方のご主人様、ちょっと本気で人に見せられないくらい可愛くなってるので、流石のワタクシも気を使うのですよ』
そして、世界を創り、ダンジョンを造った神が如き存在だけでも人類には大き過ぎる騒ぎであるのに、そのすぐ後にはレイフログを更なる狂乱が襲ったのだ。
それは、ドラゴンの襲来。
実際にはこのドラゴンが人を襲ったりした事実は一切無いので、『襲来』はある種間違いなのだが、そんな風評が出る程に人類が受けた衝撃は計り知れなかった。
読み物語や舞台の演劇で語られ、勇者や英雄が苦難の末に打倒するような、文字通り伝説の魔物が本当に居たのだから、誰も彼もが騒ぎ狂った。
しかも、一体だけで人類は満腹なのに、三頭も一気に訪れた。
『…………あ、皆様、勘違いしないで下さいねっ!? この方たちのご主人様が人に見せられないって言うのは、アレですよ、アレ。……皆様も特定の大事な人にだけ見せる、ちょっと恥ずかしい私的な態度とか有るでしょう? 旦那様にだけ甘い顔を見せる奥様とか、愛する娘を前にデレデレになるお父様とか、そんな姿ってだけですので、邪推は厳禁ですよ! と言うか変なこと言ってこの方達を怒らせても、ワタクシ責任取りませんからねっ!?』
レイフログに現れた三頭の竜は、レイフログで凄まじく可愛がられ愛されていた狼を回収したあと、すぐにダンジョンまでやって来た。
そして「ドラゴンっ!? ドラゴンナンデェッ!?」と喚くシルバーラビットが映る画面に齧り付き、何やら吠え散らかす様子が見られた。
そんな出来事で民衆が慌てふためく中、「あー、この方達は大丈夫なドラゴンなので! 危なくないのでぇー!」と声を張ったシルバーラビットによって、事態は一応の鎮静を迎えた。
しかし、否むしろ、伝説の存在が無害ならば、誰だって一目くらいは見て見たくなるのが人情だ。
ただでさえ新しい巣窟、製作者がダンジョンだと呼ぶそれと、そのダンジョンの製作者たるシルバーラビットが映る大画面だけでも見学の価値はあったのに、そこに竜が、ドラゴンが加わったのだ。
『……お、どうやら今日の探索は、より深い階層へ行くみたいですね。これは必見ですよぉ〜?』
しかし、ここに集う人々の中のほんの一部、ごく一部にとって、シルバーラビットが映る画面も伝説のドラゴンもどうでも良かった。
今も行方不明な学園の生徒。その親達は、その画面に映るダンジョンの中にしか興味が無いのだから。
『おっほぉ〜! 今日も妖精様のスキルはキレッキレですねぇ! さすが【双鎌妖精】! 異界が誇る最強に寄り添った親友さん! 強いですねぇ〜、良いですね〜? ワタクシ一押しの兎さんも強くなってますし、これは完全攻略も間近でしょうかぁ?』
行方不明者の一部は、シルバーラビットが決して映しはしない安全な場所の中に今も居るという。
多くは死んでしまったが、それでも全滅ではなく、今この瞬間も間違いなく生きている。
『おっ、おわぁー! ダメですダメです皆見ないでぇー!? グロ注意ぃー!』
突如、ダンジョン周辺で悲鳴が上がる。
今もモンスターと戦い続けていた様子を映す画面で、白兎の女の子が無惨に殺された瞬間が流れたからだ。
「いやぁぁぁぁぁあああシルゥゥぅううううッッッ…………!」
『おおおおお母様、お母様! 兎さんのお母様っ! ご安心下さい! あの子は死んでませんからっ! ちゃんと生きてますからね!』
「いやあぁぁあっ! もぅ、もう娘を返しておくれよぉぉおおおおッ! なんだってシルが、うちの娘があんな目に遭わなくちゃいけないのさぁぁあッッ!? 私たちが何をしたって言うんだァァアッ!」
あまりにも凄惨な死に方をした少女を見た一人の、一際大きな悲鳴が響く。
毎日続き、毎日見せられる惨劇に心を痛めて窶れていく女性は、王都で宿屋を営む平凡な一般人。たった今画面から消えて行った女の子の母親であるシェノッテだった。
ダンジョンの攻略生配信と言う、極上の娯楽を楽しんでいた周りの人々も、シェノッテの悲痛な叫びに目を逸らし、或いは同情の視線を送っていた。
「…………………グルァ」
「あぁ、ぁぁあっ、なんでっ、なんでシルが……」
「ルゥ……」
「…………ごめ、ごめんよっ、……あんたたちも、ノノンがぁ、心配だろぅにっ」
泣き叫ぶシェノッテを心配したドラゴンが、その内の一体が動いてシェノッテの周りにいる人間を散らす。
その凶悪な巨体を恐れた群衆はすぐに離れ、シェノッテを中心としてポッカリと空間が空く。
そしてその空間を作ったドラゴン、疾風竜ロッティが大き過ぎる腕を慎重に動かして、泣き崩れるシェノッテの背中を慰めるように撫でた。
「ふぅぅぐうぅっ、あん、あんた達も、助けっ……、行けな……」
嗚咽混じに喋る声は酷く聞き難いが、しっかりと理解したロッティはシェノッテを手のひらに乗せて移動した。
『うぉぉぉぉあああああ痛かったんだからねぇええっ!』
『おぉ、今日の兎さんは復活めっちゃ早いですねぇ。ほらお母様、娘さんは大丈夫ですよ?』
娯楽を楽しむ民衆の中に置いてくのは酷だと判断したロッティは、本来居るはずの白馬だけが居ない仲間全員が集った一角に移動して、シェノッテを手に乗せたまま彼女の特等席を設けた。
ここには現在、ポチ、ツァル、アルジェ、ウィニー、ホルン、リフ、ロッサ、リジル、グラム、そしてシェノッテを手に乗せたロッティ。とある理由で居ないベガを除いて、ののんが契約している召喚獣が全て揃っていた。
そしてロッティが仲間の元に戻ったその直後、画面から大音声が響き、見ればシェノッテの愛娘、シルルがセーフティエリアの扉から飛び出てくる場面が映っていた。
画面にはシルルの死を見送った妖精、ペペナボルティーナが居る階層とシルルが死に戻った階層が分割表示され、元居た場所に戻るために破竹の勢いでモンスターを殺しながら駆け抜けるシルルの声が会場を走る。
『油断したぁあっ! 《ビートアップ》からの
たった八歳が魅せる、類まれなる絶技の演舞。
ここ半年もの間、ずっと見て来た自分の知らない娘の姿にシェノッテが息を飲み、辺り一帯からも感嘆の声と、次を期待する声援が上がる。
『羽々斬構えッ、冬桜華撃流絶招!
ヒラヒラとした美しい衣装と、薄紅色が鮮やかな大太刀が美しく舞い踊る。
剣閃が花びらの如く拡がり、舞い散り、踊り狂う、美しく優雅で華やかな、至宝の演舞が始まった。
誰もが息を飲む光景に、さしものシルバーラビットさえも黙りこくる。
時間にしてどれ程か、気が付いたら終わっていた流麗な舞いに、呼吸を思い出した見物客から歓声が上がった。
『あたしの邪魔しないでよっ、もう少しでノンちゃんを助けられるんだから……!』
キンっ……、と響く納刀の
『もう少しなんだ、後ちょっとなんだっ。こんな場所であたしは止まってられないの……!』
黒い衣装を翻して再び走るシルルは、あっと言う間にペペナと合流を果たし、油断して死んだことを即座に、ペコペコと謝る様子が画面に映る。
やっと息を吹き返したシルバーラビットも、お気に入りのプレイヤーであるシルルが見せ続ける成長と、いつまでも見て居たくなる演舞を見せられてご満悦。また煩く見物人に語り始めた。
その間もシルルとペペナはダンジョンを進み、出現するありとあらゆるモンスターを斬り殺して行く。
『はーん、シル公お前、結構強くなったな? まだ戦闘スキルは程々しかねぇだろ?』
『うーん、どうかなぁ? ノンちゃんに比べたらあたし、まだまだでしょ?』
『おまっ、そりゃ比べる相手が悪ぃぜ。ののんに追い付くって事は、オレ様を追い抜くってこったからな? 華撃流はまぁまぁ仕上がって来たがよ、まだお前に負けるつもりはねぇぜ?』
『でもあたし、ノンちゃんの後ろじゃなくて、横に居たいんだぁ』
『ふひっ、その意気は買うぜ。ヤル気ある奴ぁ嫌いじゃねぇ』
モンスターが途切れて束の間の時間、二人は気安い様子で会話をする。
この段になると、見物客に混ざった探索者達が賑わい始める。
なぜなら二人が口にする雑談に含まれる情報は、探索者にとって値千金の価値があったからだ。
『ねぇぺぺくん。ここを出た後なんだけど、あたし欲しいスキルがあるんだよね』
『おん? まぁ大抵のスキルなら取得方法くらいは分かるぜ? 何が欲しいんだ?』
『えーとね。ノンちゃんが持ってる、ポチくんとかを仲間にするスキル』
『召喚術か?』
『それそれ』
会場が沸き立つ。
召喚術、この世から失われて久しい秘術の会得方法が、今明かされる。
そんな貴重な瞬間に居合わせたとなって、見ている探索者も、探索者以外にも魔法を志す者や、深度からレベルと呼ばれ方が変わりつつあるソレを一般人以上に持っている者は、一人の例外無く興奮した。
『ありゃ、難しくはねぇんだが、ひたすらめんどくせぇぞ? オレも面倒くさ過ぎてスキル取ってねぇし』
『そなの?』
『おう。アレはまず、自分のレベルと同じレベルのモンスターから信頼を得るところから始まんだが、それがまた苦行でなぁ』
『えー、仲良くなるだけじゃないの?』
『……まぁののんは速攻で仲良くなってやがったし、お前もなんかあいつと同じ匂いがして来たから、もしかしたらソレは楽かもな?』
会場が湧く。
モンスターと仲良くなる。倒すべき敵としか見てなかった人類にとって、その一事だけでも目から鱗だった。
失われた召喚術を研究するために、会場に居るポチ達の噂を聞き付けてやって来ていた隣国の宮廷魔導師もはしゃぎ倒している。
彼は『魔物を隷属させる』方向で研究していたので、まさか仲良くなる事が、研究していた内容の真反対が正解だったとは思いも寄らなかった。
『それで?』
『おう、そんでな。その仲良くなったモンスターとなるべく一緒に過ごすようにして、そのモンスターが危険な目に遭ってる時に、そいつの目の前で命懸けでそいつを守るんだよ。これ、最低でも実際に守って死ぬまでがセットだからな?』
そして会場が静まり返った。
死ぬ事が前提の秘術など、どうやって覚えれば良いのか。
『それ、プレイヤー以外むりじゃん』
『そだな。ここだと召喚術は歴史から消えた秘術扱いなんだっけか?』
『うん。そうだったはず? ここに来る前は物覚え悪かったから、ちょっと自信ないけど』
『まぁ死ぬ前提のスキルとか、失われるに決まってらぁな。あ、だが死ぬまでがセットなだけだぞ? 蘇生薬があればこっちの世界の奴らも、ギリギリ覚えられんじゃねぇか?』
会場の人類は思った。「蘇生の秘薬なんかどこにあんだよっ!」と。
『それでも難しくない? 外にはそんなお薬ないよ?』
『あん? え、蘇生薬もねぇの? ファンタジー世界のくせに?』
『ないよ? ていうか、あたし達から見ると、ぺぺくんとノンちゃんの世界の方がよっぽど
『それもそうか。まぁ蘇生薬も素材が結構希少だしな。オレも最下層のボスで使うつもりで温存してる分しか持ってねぇし。だからお前が死んだ時も見送ってるんだしな』
『それは良いんだけど、えっと、それで召喚術は? それで終わり?』
『あ? あぁいや、その後もまだ幾つか工程があんだよ。この時点でもう面倒いだろ?』
『そだねー。でも、ノンちゃん見てると、あたしもポチくんとかツァルちゃんとか、仲良くなれるの羨ましいなって思う』
『言っとくが、ののんが契約してる奴ら、軒並み頭おかしいからな? ほぼ全部が希少ルートの進化個体か突然変異か隠しクエスト絡みだぞ? 誰でも契約できたのはウィニーくらいなもんだぜ』
会場はもう、諦めるか、あの妖精が持つという蘇生の秘薬を譲ってもらう事しか考えて無い。
『それに、リジル達の事は流石にオレもわかんねぇぞ? ありゃあっちの運営が用意したイベント報酬とかでしか手に入らねぇからな。こっちでどうやって卵を手に入れんのか全然分からねぇ。神ってやつを探して直談判か?』
『そうなんだ。……じゃぁあたし、神様見付けないとリジルくんとかグラムくんとかロッティくんとか、素敵なお友達は無理なんだね?』
会場は画面の端っこに小さくなって映ってたシルバーラビットを見た。「これ、お前の事だよな?」と、そんな気持ちで会場の心は一つになった。
『くひ、くひひひひっ……。えぇ、ええもちろん、準備しますよ? 準備しますとも! 何かのイベントを、大きな催しを準備しますともさ。ふひひひひぃっ、あぁぁ回り始めた世界の運営楽しいぃなぁぁあっ! この子をペースメーカーにして本当に良かったぁ! ブルーとレッドを押し切って本当に良かった! 流石ワタクシみたいな銀の兎! 見どころ有るぅうっ』
心底楽しそうに画面の中を転げ回る銀の兎。純粋に少女たちの活躍をみたい見物客には「いや、邪魔だよ端に行けクソ兎」とか思われている。
『あぁでも皆様、その前に召喚スキルを手に入れる所からですよ? 頑張って下さいね? ……あぁいえ、そう言えば竜の卵は調教スキルでも対応可能でした! なので今でも調教師をしていらっしゃる方にはチャンス! 是非イベントに参加して下さいねぇえ? 一応NPCもプレイヤーも関係無く参加出来る、レベル別のイベントを考えますからっ!』
世界が、常識が、少しずつ変わっていく。
もうこの流れは誰にも止められない。
『ああ世界の運営たのすぃいいいいいいっ! ゴールドのバカが向こうから送ってくれたお客様のお陰で毎日たのしぃいなぁあっ!?』
世界が、変わる。
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