3日目④

バス内での出来事はこのくらいです。

次の目的地の場所に移ります。

まだ皆さん実を言うとごはんを食べてません。みんなで夕食を食べに行きます。

ここでも一波乱が。

謎の解説ありがとう。ま、そういうことだ。場面はバス内が終わり夕食へと移る。何を食べているとかそう言った詳細は説明がめんどくさいので省かせてもらう。

まあ、食事をしながらの談笑のご様子をご覧くださいとしか言いようがないな。

はっきり言うと作者はこんな話する予定はなかったんだ。ただ、文字数の関係上ここでもう少し踏ん張らないといけない。だから、読者には申し訳ないが無駄な時間稼ぎ的な話をやらせてもらう。正直、想像以上に内容が薄っぺらで、いらないくだりをかなり入れさせてもらってる。まあ、そこは字数という名の大人の事情だ。正直、今こうしてるだけでも大分稼がせてもらってる。このダラダラとした内容のくだりが手を休めずに書けるので1番字数稼ぎに役立っている。この字数稼ぎ結構きつくて内容がないくせにストーリーの間に挟むから内容がわけわからなくなるし本当は入れたくない。3日目はなるべく入れないように内容をスタートしたんだけど、結局入れている現実。そろそろ本編に戻ろうか。

俺と何人かはテーブルの都合上たまたま人数が合わなくて女子と同じテーブルで食べることになった。

俺と優也と武士とここに出てない人物。

めんどくさいので省かせてもらう。本当は武士との絡みとかも内容に組み込めればよかったが、作品の都合上無理だった。こいつ、何のために出したか少し謎になってきたキャラだな。本当はもう少し目立つ予定だったけど、書いているうちにストーリー上ほとんどいらないキャラになってしまった。最初の部屋決めの時ぐらいかな?よく出てきたのは。それ以降は偶に名前が出るくらい。もう少し活躍させたい。そのために今回隔離された方に武士を入れたのかもしれないと作者がおっしゃっていました。

そんなこと言ってるうちに全員がテーブルに…

俺の席がりんの隣しか空いてないんだが。

悪意というか、作為というか、なんかそういうのを感じるな。

ちゃっかり、優也も協力してるかのように俺がりんの隣になるように自分の席を調整して優也自身とりんの真ん中をしっかり開けてやがる。素でやってんのか?それとも天然か?優也お前どっちなんだ!

・・・でも、これってそういうことだって受け取っていいのか?

いや、りんは意外と普通にして座ってる。隣にいる優子となんか話してる。

まあ、俺も突っ立ってないで座るか。

俺はりんの隣の空いている席に腰を下ろした。なんかずっと舞夢がニヤニヤしてるな。これはあいつの仕業か?ずっとニヤニヤしてて俺的に言わせて貰えばちょうど怖いんだが。

「今日の夕食って何?」

俺は隣にいた優也に聞いたが、

「なんで俺?俺じゃない隣に聞けばいいじゃん」

お前完全にグルか!でも、優也このクラスの女子のこと好きか嫌いかで言ったら嫌いだよな。じゃあ、偶々考えてることが一緒で運良く動きが合致したっていうのか?!

こんなことされて俺はたまったもんじゃ…

なんで、俺はりんが隣なだけで意識してるんだ!今考えればこの会話おかしいだろ!俺、冷静になれ?じゃなきゃ、何やらかすか分からないぞ。

スーーーハーーー

俺は一度深呼吸した。

なんか、周りのやつみんなに笑われてるんだが。これは男子だけじゃなくて、女子も含めてな。あっちのメンバーは…話すのめんどいから言わなくていいや。

俺は冷静さを取り戻した。

別に誰が隣だろうと関係ない。俺はいつもそういうスタイルでやってきただろ。

自然体で接するんだ。いや、自然体はまずいか。自然体になったら何するか分からないからな。てゆうか、ただ隣で飯食うだけだし。あと、りんさんはずっと隣の優子さんとずっと話しておりますが。俺が話しかける好きなんて無いんですけど。

「いや、優也、隣の人と話してて俺話しかけられないけど」

「・・・いや、いけるっしょ」

「無責任な…」

俺はりんの方に視線を戻すと、なんと舞夢が優子に話すかけている。

いや、意図的感半端ないんだけど。だって、わざとりんを会話に入れないようにしてるし。いつもならここは3人で仲良く話しててもおかしく無い場面だからな。

俺意外とみんなのこと見てるな。

てゆうか、りんのやつは自分から消極的になってる気がするが。なんか俯いてるし。どうしたんだ?いつもならグイグイいくはずなのに。

なんか舞夢は時々こっちを見てくるし、優子は逆にりんの方が心配なのかそっちの方をチラチラと見るし。

「ほら、今チャンスじゃん」

ここぞとばかりに優也が俺に降ってくる。

俺は助けを呼ばんとばかりに武士の方を見る。

全然視線に気づかない。

・・・

あ、ようやく気づいた。俺と武士と2人で目があった。しかし、何を察したのかすぐにブルブルと首を横に振って俺に人差し指で指差す。

何が言いたいんだ?

俺が武士の方を見ているのに優也が気づいて武士の方を見る。

え、テーブルどんな形してればそんな状況作れるかって?今この状況で聞くことか?まあ、言わないと分からないし言うが。丸テーブルだな。中華とかでよくある丸の形をしたテーブルだな。

だから、こんなことできる。ここの店面白い店だよな。

そんなことはさておき続きだ。

そした、優也が武士に向かって何かジェスチャーをする。武士は理解したのか一度頷き、親指をあげ、ぐっ、としている。まるで、了解した。と返事をしてるようだ。

まあ、きっと了解したんだろうな。だって、その後一切武士は俺に反応してくれなかったもん。悲しみだわ。

もんとか俺何キャラだっけ?

俺は覚悟を決め、隣のりんに話しかける。

「今日の夕食ってなんだと思うー?俺もう腹減って我慢できないよ」

「え…」

俺が話しかけてくると思わなかったのか言葉を失うように驚いている。

身構えてたんじゃないのか。

「さぁ〜、なんだろうねー」

あ、返したはいつも通りだ。

でも、俺らの会話ってなんか少し盛り上がりにかけるな。意外と相性が悪いのかもな…

「あ、でもあれじゃない。他のクラスの運ばれる料理とか見ればわかるかもよ」

「あ、確かに。でも、他のクラスじゃなくてうちにさっさと運んできてほしいな」

「めっちゃお腹空いてるじゃん」

「いやーなんでだろうなー。お昼もちゃんと食べてたんだけどなー」

・・・

やばい、会話が続かない…

どうしよう…

俺はチラッと隣にいる優也を見るが頑張れみたいな顔をしているだけで俺に追い風を吹かせてくれるわけじゃない。話すことなくて沈黙が…

ちょっとピンチなんだが。誰か、渡し船を…

「久しぶりに来たディズニーどうだった?」

りんから俺に話掛けてくるとは。なんか余所余所しいところが最近あったからな。

「うん、楽しかったよ。そっちは?」

「私も楽しかった。アトラクションとか何乗った?」

「んーアトラクションは・・・とかかな?あとはー」

あとは何に乗ったかな?覚えないな。

「そのくらいかな。そっちは?」

「私は・・・とか、あと何乗ったっけ?優子に聞いてみよっと。ねぇ、優子…」

りんが優子に話しかけようとしているが舞夢に妨害を食らって話しかけることができない。ちゃっかり聞こえた優子のセリフに同情を覚えた。

「本当にこれでいいのかな…」

ボソッとめっちゃちっちゃい声で言っていた。俺よく聞こえたな。

「優子〜全然声が届かない…舞夢にめっちゃ邪魔される」

「あのさ、さっきから見てて思ったけど2人は何かあったの?」

「え、別に何もないよ」

りんは少し焦ったように答えた。

「でも、さっきからおかしくない?」

俺はもう少し攻めることを決めた。でも、これ以上足は踏み入れない方がいいのか?もし、踏み入れてはいけないことだったら俺地雷踏んじゃった事になるんだが。それはやばくね。あっちが答える前に訂正しないと。

「別に無理答えなくてもいいけど。もし答えられないようなことだったら答えなくていいから」

「・・・」

なるべく答えたくない。いや、絶対本人前では答えたくない。

私が舞夢の方に視線を向けると舞夢はニヤニヤしてこっちを見てくる。

うーん

「今は言えない」

「今は言えない?今じゃなければ言えるってこと?」

「言わなくていいなら言いたくない」

(あーー、せっかくの本人の前でのチャンスなのにもっと直球で行かないと!!)

舞夢は2人の様子を見て思っていた。

その様子を優子がはははと作り笑いをしながら見ていた。

「別に言いたくないなら言わなくていんじゃないの。聞いた俺が言うのもおかしいと思うけど」

正直、そんな言い方される何があるのかと尚更聴きたくなるけどな。まあ、俺も鬼じゃないし、そこまで俺ら2人って仲良くないし追求しないよ。

「貴山君ってなんか優しいね」

なんか優しいってなんだ。まあ、女子にこんなこと言われれば流石に俺もう嬉しいな。

「あ、ありがと」

俺なんて返したらいいかわからなくてお礼しか言えなかったな。

ゴツ

ん、なんか優也の方から脇を突かれたな。

俺は優也の見た。

「何、優也?」

「いや、ヘタレがって言いたかっただけ」

「どこにそんな要素が」

「会話全体的に」

「え、そお?」

「鈍感だなー。あっち完全に幸生のこと意識してんだろ」

「え、そうなの?」

「あちゃー本人がこれかー。武士これどう思う?」

優也が隣にいた武士に振る。

俺りんを待たせてるからなるべく早く会話を切ってくれないか。このまま放置こそ今最もしてはいけないことだろ。だってデートで女性を置き去りにするようなもんだろ。デート?あれ、れ??

「全然乙女心分かってない」

武士はやれやれとした態度を取る。お前乙女でもないのに乙女心が分かるのか?

「お前乙女でもないのに乙女心の気持ちが分かるのか?」

「幸生声デカすぎ。完全に隣に聞こえてる」

俺はりんの方をチラッと見る。りんはキョトンとした顔をしている。俺がいきなり見たのでちょっと不思議がってる態度を示した。

「デカイ声で話しちゃまずいことなんて話したくないんだが」

「まあ、待てって。お前のためなんだって。ねぇ、優也」

「おう。ちゃんと聞いといた方がいいよ」

「手短に頼む待たせてるから」

「そう言うところは評価してやるよ」

「いきなり褒めて何したいんだよ武士」

「お前はこのまま負け組で終わりたいのか?」

「負け組とは?」

「リアルが充実した生活が送りたいと思わないのか」

「その台詞っていつもなら俺がお前に問いそうな内容だな」

「ああ、確かに。俺たちが擁護するなんて珍しいんだぞ。いつもならこういうのあると潰しにかかるだろ」

「…こういうのって?」

え、俺ってあの人とそんな関係みたいな感じにみんなの目には写ってるの?だからか、すれ違うやつすれ違うやつ俺とりんが2人で話していくと絶対ガン見してくんだよな。(陽キャと言われる人たちや主にこういうのに興味がありそうな人たちが)

「え…それも分かってなかったの…」

「いや、だからなんの…」

なんか聞いてたら恥ずかしくなってきた。

「あ、もしかして本当は気づいてるじゃ。それをわざとわからないフリして誤魔化してるんじゃ」

優也が鋭いのを入れてくる。

く…その通りと言えばその通りだ。だが、俺は認めないぞ。別に俺たちの関係はそこまで発展してないんだから。もし、発展して行ったらと思うと…

「あ、料理が届くじゃん。ほら、店員さん運んでるじゃん」

「あ、ほんとだ」

「そうやって話題を切り替えるきか」

優也が俺を逃がそうしてくれない。

武士はもう1人のやつと話し始めている。

俺はもうめんどくさいと思いそっぽを向く。俺は視線をりんの方に移す。

「あ、料理きたね」

「そうだね。さっきまで話してたみたいだけど大丈夫なの貴山君」

「呼び方苗字じゃなくていいよ。普通に幸生でいいよ。呼びにくいでしょ」

!!!!??

そこのテーブルで俺のこの発言を聞いてだ奴は不意打ちを食らったように驚いていた。

え、そんなに変ですか?

俺にとっては普通のことだと思ってたんだけど。中学の頃別に女子だろうが男子だろうが苗字じゃなくて名前で呼んでたけどそれ普通だったぞ。高校入ってミスった感が少しあるからな。ずっと違和感の塊でしかなかったからな。今ここで訂正できることは俺にとっては非常にいいことなんだが。

「他の人にもそう言ってよ。俺のこと別に名前でいいって。俺もみんなのこと名前で呼ぶから」

「え、うん。わかった」

よし!これで俺は下手な気を使う必要がなくなった。これは有難い。これで確実に俺らのクラスの男女仲の溝は少しは縮まっただろ。

そして、なんでこのテーブルのほとんどのやつが俺を見てる。そして、ヒソヒソと話してる。一応りんの反応も気になって見てみたが普通だけど。俺何かおかしいことしたか?

俺はまた脇を突かれた。

「幸生やるじゃん。さっきのカッコよかったよ」

「なんかバカにしてる感があるんだけど」

「いや、そんなことないから。俺は心から100パーセント幸生の今の行動カッコいいと思ってるから」

「本当に〜〜??」

「ほんとだって」

「まあ、そういうなら」

んーー。なんか怪しいな。まあ、どうせ問い詰めたって無駄だし無視るか。

ただ…なんか周りからの目線が…

なんだどういうことなんだ?

俺はもう何がなんなのかわからなくなり、考えるのもやめようと考えた。

考えるのをやめるのにそれを考えたって言ってることおかしいな。

ぐーー

あ、やば、腹なった。

もうめんどくせぇ!!

ばくっ

俺は考えるのをやめたくて出てきた料理を頬張った。

この時、隣にいたりんは横目で俺の頬張りっぷりを見ていた。これは俺が流石に周りの目が気になったから横目で周りの様子を確認したことによってわかったことだ。

まあ、そのあとは特に何もなく、先生から明日で修学旅行は終わりだという話があったくらいだ。

俺たち一行は食事を終えてホテルに向かった。


ホテルに無事到着。

本当に俺が飯を頬張ってからは特に何もない。俺は。俺はというより俺の身近な周りはというべきか。まあ、ここからは少し昨日の苦い思い出が蘇るな。今日は多分大丈夫だろう。流石に2度目はないと思う。ないと願いたい。全員バスから降りて各自の部屋に向かった。おかげでエレベーターが混んで大変なことに。毎度のことだがな。まあ、ちょっと待てば意外と余裕のある状態で上に行けるんだけどな。

そういえば、昨日とかおとといとかは優也とか高河とかと一緒に階段で馬鹿長い階段を登ったな。まあ、今日は疲れたからエレベーターを待とう。

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