第6話 萌え♡イケメン男子

みなさん、こんにちは。


みなさんの周りに行動がイケメンすぎる男子っていませんか。今回はそんなイケメン男子の話をしようと思います♡


彼と出会ったのは小学校の時です。入学してから3日目くらいにいきなり彼にスカートをめくられたのが彼との最初の記憶です。


女の子のスカートをめくるのは全然イケメンじゃないと思いますが、彼がイケメンになり出したのは小学5年生の頃です。


わたしの小学校はマーチングバンドに力を入れており、5年生から全員が楽器を持たされ練習します。夏休みには重い楽器を家まで持ち帰らなければなりません。わたしが一人で楽器を持って歩いていると彼が横に来て「持つよ」と言ってくれました。彼はドラムなので楽器を持ち帰らなくてもよかったのです。通学路が別れるまで彼はわたしのホルンを持ってくれました。


その日から彼のことを見直しました。


その後、わたしは足を捻挫してしまいしばらくの間松葉杖で過ごしていました。給食当番のときに松葉杖では運べないのでクラスの人に代わりにやってもらっていました。だんだんよくなって松葉杖を使わなくなったので代わりにやってもらうのも悪いと思い、食器を片付けに行ったのですがまだ足にはギプスをしていて歩くのも一苦労でした。足を引き摺りながら歩いていると前方から彼がやってきて「どうして無理するん」といってわたしの食器をとってさっさと運んで行ってしまいました。廊下でしばらく茫然としていましたが、心の中で彼に「ありがとう」といってわたしは教室に引き返しました。


彼とは中学校で別れてしまいましたが、その後陸上で全国大会にも出場するほどのすごい選手になっていました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る