第14話 姫の性事情①
14話はちょいエロ?ですが、
15話は割とエロい内容になると思います。
苦手な方はGOバック!
俺たちが付き合っていたということはもう既にご存知だろう。
幼馴染で、付き合っていて、精神的にも物理的にも距離が近かった俺たち。
そんな俺たちに、肉体関係を持つなと言うのは、無理であろう。
俺は、あいつで童貞を捨てた。
それは高校2年の2月14日。
すなわちバレンタインデー。
これを聞いてわかるだろうか。
俺たちが付き合い始めたのは高2のクリスマスイブ。
んで、初体験がその年のバレンタイン。
付き合い始めて2ヶ月ほどでしてしまったのである。
それだけ、幼馴染という存在は恐ろしいのだ。
会いたいと思えば、すぐ会える。
キスしたいと言えば、すぐできる。
したいと言えば、すぐできる。
物理的に距離が近いって誠に恐ろしいのである。
それは、
今に至るまで。
◇◆◇◆
夜
俺はいつものようにソファーに座り、側近としての仕事をまっとうしていた。
ソファーに座っているだけだが。
「ねぇ、なんであんたって毎回私の部屋に入ってくるの?」
「知らねぇよ。国王に言え」
「国王に聞いても心配だからとしか言わないのだもの」
「理由分かってんじゃねえか」
そう言うと、姫がいきり立った。
「なんですって!私が心配だからってだけでこの男と同じ部屋にいなくてはいけないの!?」
「そうだろ。落ち着け姫様」
「私思うんだけど、あなたと一緒にいる方が危険だと思うのよね」
「なんだと貴様。俺がお前を襲うとかいうバカげたことをやるというのか?」
たしかにだ。心配する気持ちも分かる。
ここは姫の部屋。防音対策バッチリ。
おまけにこのフロアには、俺と姫しか基本的にはいない。
つまり、
俺と姫がそうゆうことをしようとしても、
邪魔するものはいないのである。
しないよ?
ちょっとお風呂上がりの姫がいい匂いして、いつもより露出度の高いネグリジェ姿でエロいからって襲ったりは…
露出度が高い?
「なぁ。なんで今日のお前、そんなに薄着なんだ?」
すると姫は、顔を赤くして動揺する。
「そ、そんなことないと思うわよ?いつも通りじゃないかしら」
「口調がおかしい。何を企んでやがる」
「べ、別に何も企んでないから!」
と言いつつもめちゃくちゃ動揺している姫。
ほんとに何をする気だこいつ。
俺はしばし考える。
そして、
姫ならではの悩みを導きだした。
俺は先日の件でこいつ目線ではかなりかっこいいところを見せた。
そこできっとこいつは、俺のことを惚れ直したのだろう。
となるとだ、
恋愛に性欲はつきもんだ。
姫がひとりでそうゆう行為をしているとなると、権威がダダ下がりだろう。
俺は知っている。
これは幼馴染ではなく、
元カノとして知っている。
こいつの性欲は、まぁまぁ高いのである。
その証拠として、
セフレを何人も作っていた。
付き合っていた頃、こいつはかなりの頻度で俺を誘ってきた。
んでだ。
多分、こいつなりにその持て余した性欲をどうにかしようとして、
俺を誘っているんだろう。
多分、間違いない。
俺は尋ねる。
「なぁ、もしかしてお前誘ってるだろ」
すると、
姫はビクッと肩を震わせて反応した。
「ち、ちちちちがぁーう!」
ビンゴでした。
大正解でした。
「はああぁぁぁーーーっ」
俺は大きくため息をついた。
こいつは昔っからほんっと変わんねぇ!
いくらこいつが違うと言っても
俺にはモロバレだ。
だから、俺は言った。
「反応でバレバレだ。んで俺にどうして欲しいんだ?」
すると、
性欲の高い姫は観念して、恥ずかしそうに俯いて言った。
「手伝って欲しいの……」
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