第4話僕にとっては大事件!
二人とも学年が違うので途中でわかれた。
僕のクラスは2年B組だ。僕は学校に友達がいない。男子とはよく話すけど友達と言える人がいない。何故かって?察しのいい人はもう気づいてるかもしれないけど学校では授業以外を妹に時間を使わなければならないからだ。
「ふぅ」ため息をついて階段を登りクラスの扉を開けた。僕の席は定番中の定番、一番後ろの窓側の陰キャポジションだ。
「あれ?」僕は引き出しに手を入れて違和感を覚えた。なんか紙が入っているぞ。
その紙の正体は案の定、ラブレターだった。
その中には「今日の放課後。みんなが帰った教室で話しがあります。」みたいな趣旨の手紙だった。
いや入れるなら下駄箱だろという軽いツッコミは置いといてどうする?宮沢優。
ここで奈々に、黙って教室に残るか、それとも、奈々に言ってラブレターは諦めるか....
まぁもちろん僕がとったのは後者だった。
うんうん
何事もなかったかのように奈々と一緒に下校しベットに入った。
翌朝また二人に起こされ奈々と、登校してまた途中で別れた。でもクラスに入りずらかった。何故かって?僕の机にラブレターを入れれるってことは多分僕と同じクラスの人だからだ。「よし」勇気を決めて入るといつもとクラスの雰囲気が違った。その理由はすぐにわかった。学校1の美少女の林さんだっけ?その子が泣いていたのだ。ここはクラスだろ!そんなことを思いながら席につくと、その林さんの取り巻きの女子が何人かこっちに来た。怖い。「み、みんなそろってな、な、んの用かな?」僕は恐る恐る聞いた。ていうか聞くしかなかった。「なんのようって検討はついてるんでしょう!あなた昨日放課後残ってていうか手紙、無視したわね」
ヤバイヤバイ逆鱗にふれてもうた。
しかもそんな大きな声で言うなよ。
「あの手紙は誰がどう見てもラブレターよね
しかも差出人は林さんよ」だから泣いているのかーごめんなさいごめんなさい。
その後林さんさんがこっちに来た。
「ホントにごめん林さん。」僕は恐る恐る謝った。
彼女は泣き止んでからこう言った
「別に私は怒ってない。だって、私はあなたのことが好きだから....」
ヤバイ、ヤバイ、どうしよ、どうしよ
奈々とアキ姉にまじで殺される。
「そ、そうなんだ。う、嬉しいけど..」
僕が最後まで言う前に林さんが話しを続けた
「昨日の約束をほっぽかされたのはすごい傷ついた。だから私と半年間付き合って!
彼女は満面の笑みでそう僕には言い放った
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