タイミング
妊娠を焦り始めた私は地元の産婦人科(独身の頃に通っていた)に行くことにした。
医師「久し振りだな(笑)
手術無事に終わって良かったな(笑)」
私「あ、その節はお世話になりました(笑)」
医師「で?今日は?」
私「妊娠したくて…」
医師「ん?まだそんなに焦らなくてもいいだろ」
私「なんか、子宮に色々と病気があるみたいで…
自然妊娠試みてみてたけどムリっぽくて…」
医師「あぁ…なるほど。
基礎体温はつけてる?」
私「全然…やっぱりつけた方がいいですか?」
医師「とりあえず、基礎体温をつけて。
で…、2週間後くらいにまた来て。」
私「はい。」
たったこれだけの為に私は車で1時間かけて
ここまで来ていた。
それでも、前に進んだ気がしてホッとした。
そして、次の日から私は基礎体温をつけ始め
2週間後、再び病院を訪れた。
医師「なるほど。
良かったな、ちゃんと排卵している(笑)」
先生は私の基礎体温表を見ながらそう言った。
独身時代の私はストレスからなのか排卵が上手く出来なくて生理不順だった。
それが体質が変わったのか
環境が良かったのか解らないけれど、いつの間にかちゃんと排卵するようになっていた。
医師「じゃぁ、今日はとりあえず注射を打って…
次は1週間後だな(笑)」
私「はい。」
この日は注射を打ってもらえた。
1週間後、今度はまた注射を1本。
そして次回はまた1週間後…
始めての不妊治療…?
何も解らずただ、言われるがまま通院して
言われるがまま注射を打たれるだけ。
先生との付き合いも長かったからか
元々の先生のスタイルなのか…説明が少なすぎて今、自分が何をしてもらってるのかさえ解らない状態だった。
医師「よし!明日と明後日、旦那と仲良ししなさい
男はプレッシャーに弱いから上手にするんだぞ(笑)
で、明明後日に来て。」
私「はい。」
先生の言われた通り、私は彦さんを誘って仲良しを試みた。
私が寝るのが早い事と、彦父が起きているという理由で1度断られたけど外に連れ出して何とか仲良しができた。
次の日はたまたま土曜で皆が休みだと言うのもあってお酒を家飲みした後、彦さんを襲った。
何とか成功した仲良し。
そして、病院へ行き報告。
医師「よし。じゃぁ、生理が来るまで週1で通えるか?」
私「はい。」
私は先生の言いつけを守り(笑)週1で通った。
通院3回目(仲良ししてから3週間後)だった。
医師「おめでとう!(笑)」
私「え?」
医師「基礎体温がずっと高温期だろ?(笑)
妊娠した可能性が高い。
とりあえず尿検査と診察してみるか?」
私「え?うそ???」
こんな感じで私の人生初の不妊治療の第1歩
タイミング法はいとも簡単に成功した。
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