かなり前のお話
〜前回の話からかなり前〜
「お前いいよな〜」
「いきなりどうした」
「だってお前、委員会でいっつもかわいい後輩と仲良さそうに話してるからさ〜」
「いや、別にかわいく無いと思うんだけど」「お前知らないの?2年でめちゃくちゃ人気あるらしいぜ」
「なんでお前知ってんだよ」
「野球部で噂になってたから」
「う、噂、」
さっきの話を聞いてからなんかもやもやする
「どうしたんですか?いー先輩」
「おーい聞いてますか?」
「生きてますか?」
ぐはぁ、
「おい!お前殴ることないだろ」
「いやいー先輩が話聞かないのが悪いんですよ」
「何の話だっけ」
「だ、か、ら!今週の日曜日にどこか行きませんか?っていう話です!」
「あぁ、そうか」
「そうです!」
「日曜、、どこいくの?」
「別にどこでもいいですけど」
日曜は家でゴロゴロしたいのに...
「せっかくなら卒業式終わって
卒業おめでとー記念でどっか出かけようよ」
「え?卒業するのまだまだ先の話ですよね」
「別にいいだろ、ね、」
「まぁ、別にいいですけど、」
「じゃあ、あと少しで帰れるんでアイス食べましょうよ」
「アイス、別に食べるだけだったらいいよ」
「やった!」
「コンビニのアイスなんかでいいのか?」
「はい!」
「それならいいけど」
「なんか、こうやっていー先輩と二人でデートぽいことするの初めてですね」
「デ、デートじゃないから!」
「そんなに言わなくてもいいじゃないですか!」
「ごめんって」
「でも、こうやってアイス食べてるだけなのになんか不思議な感じがしますね」
「そうか?」
「いー先輩!指切りげんまんしましょ
卒業記念でどこか二人で出掛けるって」
「別にいいけど」
そう言われて握った小指は細かった、。
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