　へ：へえ～という

　い：今の気持ちを

　い：言いたくて

　な：難題解いて

　ぶん：文章にする

　カクヨムコン期間中、皆様の素晴らしい作品を読んでいて思ったのですが、私の小説の文章、簡単ですよね？　子どものような。いや、わかってはいたのです。ドラマや漫画を見る時間が多いためか、地の文が少なく、会話が多いことも。また、以前参加した自主企画でも、応援コメントで「平易な文」と言っていただきました。

　以前、仕事でナレーションを書いていたのですが、耳から聞く言葉は熟語だと理解しにくいため、子供からお年寄りまで、なるべくわかりやすい言葉を使う努力をしてきました。そして子育て期間中読んだのは、子供と一緒に絵本や児童文学、ライトノベル。自分の読書はほとんどしておりません。

　更に分析してみると、「質問に答えてみた」に書いてあるように、最初に小説を書いたのがツイッターだったことも影響していると思われます。140文字という字数制限の中で書くので、いつも余分な言葉をそぎ落とす作業が大変でした。今思えば、ツイッター小説は、短歌とまでは行かないけれど、表現方法が近い気がします。少ない単語から情景を想像させようとするのですから。

　そのせいか、拙作「月光夜曲～」88話でユンシクが陽明君の死を知ってしまうシーンは、描写をあえてしませんでした。息を引き取った後の儀式の「衣がひらひらと屋根から舞い落された」という一行で、陽明君の命のはかなさとユンシクの絶望感まで感じ取ってもらいたい、夕暮れの中、その場で崩れて号泣するユンシクの姿まで想像して欲しいと思いながら、あえて一行にしました。しかしながら、想像していただくにはある程度の経験が必要と思われます。これは韓流ドラマではよくあるシーンですが、果たして、韓流ドラマを見たことがない方々にどのくらい訴えることができたのか聞いてみたいものです。。

　ということで、カクヨムコンで自分を分析し、へえ～と思ったので短歌にしてみました。ちなみに、今までのお題の中で最も難題だったのは4月28日の「ちんあなご」です！　「ん」から始まる言葉なんて、「んがんん」くらいしか思い浮かびませんからっ！