第3話 友だちのお引越し

{Thanks! 朔(ついたち)様}

{テーマ:友だちのお引越し}


今日は大事な日。

そう、僕の友だちのお引越しの日だ。

だから僕は今日、友だちのお引越しのために準備をあれこれする。


しかし、最近は○○ウイルスが本当に猛威を振るっている。

だから僕はマスクをしてお引越しに臨む。

あと、手洗いも欠かせないな。

…ところで友達は、大丈夫なのだろうか?

まあ風邪をひきそうなタイプじゃないし…、大丈夫だろう。

ただ一度不調になったことはあったな…。


あと、僕の友だちはああ見えてけっこうアナログだ。

例えばお金の計算が苦手。だから友だちとどこかに出かける時は、いつも僕が支払いの計算などをする。

何か友だちの友だちは、自分で計算するみたいなので大きな違いかな…とも思う。

(まあ僕が計算するけどね。)

あと、友だちは道にも弱い。だから僕がいつも道案内をしている。


ただ、僕の友だちのいい所は、力持ちな所だ。

スポーツが得意な友だちは、力もしっかりしている。

だからお引越しの際に必要なものもしっかり運べる。

…まあ僕はちょっと運ぶだけで良さそうだ。


しかしこのお引越し、手続きなんかもとても大変。

友だちはこういったことにも弱いので僕が主にやったのだが…、僕もあんまり得意ではないな。


さて、今から友達の家に行こう。

「よっ、今日はありがとな!」

「しかし君の《実家》、思ったより大きいね。」


えっ、今日は「友だちのお引越し」じゃなかったって?

…いや今日は、《友達》に僕の【友だちを譲渡する日】なのだ。

そう、僕の【愛車を譲渡する日。】  (終)


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