第3話 友だちのお引越し
{Thanks! 朔(ついたち)様}
{テーマ:友だちのお引越し}
一
今日は大事な日。
そう、僕の友だちのお引越しの日だ。
だから僕は今日、友だちのお引越しのために準備をあれこれする。
二
しかし、最近は○○ウイルスが本当に猛威を振るっている。
だから僕はマスクをしてお引越しに臨む。
あと、手洗いも欠かせないな。
…ところで友達は、大丈夫なのだろうか?
まあ風邪をひきそうなタイプじゃないし…、大丈夫だろう。
ただ一度不調になったことはあったな…。
三
あと、僕の友だちはああ見えてけっこうアナログだ。
例えばお金の計算が苦手。だから友だちとどこかに出かける時は、いつも僕が支払いの計算などをする。
何か友だちの友だちは、自分で計算するみたいなので大きな違いかな…とも思う。
(まあ僕が計算するけどね。)
あと、友だちは道にも弱い。だから僕がいつも道案内をしている。
四
ただ、僕の友だちのいい所は、力持ちな所だ。
スポーツが得意な友だちは、力もしっかりしている。
だからお引越しの際に必要なものもしっかり運べる。
…まあ僕はちょっと運ぶだけで良さそうだ。
五
しかしこのお引越し、手続きなんかもとても大変。
友だちはこういったことにも弱いので僕が主にやったのだが…、僕もあんまり得意ではないな。
六
さて、今から友達の家に行こう。
「よっ、今日はありがとな!」
「しかし君の《実家》、思ったより大きいね。」
えっ、今日は「友だちのお引越し」じゃなかったって?
…いや今日は、《友達》に僕の【友だちを譲渡する日】なのだ。
そう、僕の【愛車を譲渡する日。】 (終)
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