第4話 キャラメルマキアートとダイエット
{Thanks!:齋藤瑞穂様}
{テーマ:キャラメルマキアート}
一
私はキャラメルマキアートと共にダイエットする。
え、何かおかしい?
いや私にとって、キャラメルマキアートは欠かせない。
二
分かっている。
そのキャラメルマキアートをホットか何かのブラックコーヒーに替えれば、もっと痩せられるんじゃないか、って。
でも、私はキャラメルマキアートと共にダイエットする。
そう、キャラメルマキアートと共にでも、少しずつならダイエットできる。
三
私はとにかく、キャラメルマキアートが好き。
周りの人はみんな思うはず。
「私にホットのブラックコーヒーは似合わない。」…って。
四
…中には私のことが嫌いな人もいるだろう。
まあ私は存在感が薄い。
いてもいなくても変わらないように思っている人もいるだろう。
まあとにかく薄いのだ、私は。
五
そのくせ私は寒くなってくると太りだすし…私にいいことなんてあるのだろうか?
でもそんな私だって仕事はする。
私の仕事は…、必要な人には必要なのだ。
六
そう、世の中に必要な私の仕事…、この前ある女子高生が病気になった。
だから私はその女子高生の看病をする。
「早く元気になって…!」
必死な私の思いは通じただろうか?
私は痩せる思いで看病をする。
そしてその女子高生は回復した。
「良かった…!」
私は心からそれを喜ぶ。
七
そして…、後で分かったことだが、その女子高生もキャラメルマキアートが好きらしい。
女子高生:「すみません。キャラメルマキアート1つお願いします!」
「あ、【氷】は抜きで!」
(やっぱり【氷(わたし)】は嫌われた…。) (終)
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