第10話 今時のファミレスのハイテクさに感心する。

 さて、何を注文しよう。

 とりあえずドリンクバーは確定として、メインは定食系にするか?いや、でもファミレスなんてそう来る機会もないし、食べたい物を単品で頼んでいこうかな。


 メニューを見ていて興味をひかれるのは、ハンバーグ、カレー、グリルチキンあたりだろうか。うーむ、悩ましい。

 ハンバーグを食べるならチーズインハンバーグがいいな。メニューのハンバーグを割った中からとろりとしたチーズが出てくる絵を見ているととてもお腹が空いてくる。

 カレーなら、ナンカレーだな。カレーはご飯よりもナン派だ。パリッとしたナンにピリッと辛いカレーの組み合わせは至高だろう。

 そしてグリルチキン。外はパリパリで中はほくほく。香草をふんだんに使ったそれが美味しくない訳がない。こだわりは無いが若鳥や地鶏といった響きにつられそうだ。

 うーん、考えれば考えるほどお腹が空いてきてそれでいてさらに悩ましくなる……


 あぁ、でもそうか。カレーは駄目だな。

 もし溢そうものなら服を着替えに戻らないと行けなくなるし、それに人といる時にあまり口ににおいが残るものを食べたくない。今、ガムも持ってないからなぁ。となると、残るはハンバーグとグリルチキンの二択か。


「ん~」


 チキンよりかはハンバーグの口かなぁ。よし、ハンバーグにしよう。

 さて、お次はサイドだが、ハンバーグの横にポテトもブロッコリーもついているんだよね。後高確率で美味しくないニンジンも。うーん、そうだなぁ……冷野菜が食べたいかな。

 メニュー表を捲っているとよさげなメニューがあった。うん、カルパッチョいいな。

 とりあえずはこんなものでいいのではなかろうか。よし、注文しよう。


 ピンポーン!


 ベルを鳴らすとテーブルに先程の店員さんがやってくる。


「ご注文ですか?」

「はい。えっと、こちらのチーズインハンバーグを一つお願いします」

「はい!当店特製チーズインハンバーグがお一つですね~!」

「それと、こちらのカルパッチョを一つ」

「サーモンサラダ~カルパッチョ風~をお一つ」

「後、ドリンクバー2人分お願い致します」

「ドリンクバーがお二つですね~!かしこまりました~。注文は以上でよろしいでしょうか?」

「はい。それで大丈夫です」

「ありがとうございます。それではメニューを復唱させて頂きますね~!当店特製チーズインハンバーグがお一つ。サーモンサラダ~カルパッチョ風~がお一つ。そして、ドリンクバーがお二人分。以上でよろしいでしょうか~?」

「はい」


 本当に久しぶりにファミレスに来たが、ファミレスってかなり接客きっちりしてるんだなと思った。それに、よくすらすらと商品名を噛まずに言えるよなぁ。普通に凄い。

 そんな事を考えていると一度下がっていった店員さんがグラスを二つ持って戻ってくる。


「では、こちらがドリンクバーのグラスとなります。当店ドリンクバーはセルフとなっておりますのであちらの機械よりお好みのドリンクをお選びください」

「はい、ありがとう御座います」


 そういうと店員さんはぺこりと一礼して今度こそ去っていった。


 さて、何を飲もうかな。

 コーヒーとかもいいけど今は炭酸で口をスッキリさせたい気分なんだよな。コーラ、レモネード、ジンジャーエール……ジンジャーエールかな。

 グラスを矢印の下にセットし、タッチパネルでジンジャーエールを選択。ジュースを注ぐ。

 今時はドリンクバーなんかもタッチパネル式のようでファミレスのハイテクさに思わず感心する。凄いぞファミレス。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 1週間ぶりの更新です。

 いやぁ、我ながら驚くほど中身がないですね。一応言っておきますが、次どうしていいか悩んで今話をなぁなぁでおわらせたとかじゃないですからねっ!!(う~む、どうしたいかは決まってるのに展開が思いつかないよぉ……)

 あはははぁ……多分、恐らく次回は一週間以内にはあげます……

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