強引
私は後で彦さんからもう1度家族の説明をしてもらった。
弟のタイちゃんはどうやら私と同い年で
奥さんのショコさんは1つ年上の姉さん女房。
ショコさんが長女の為、婿に行っていた。
妹のフミちゃんは私の5つ下で出来ちゃった結婚で妊娠9ヵ月。
長男である彦さんだけがまだ独身の状態で、お父さんもお母さんも嬉しくて兄妹を呼びこのような事態になったのではないか?と話してくれた。
そして、この後も必死に謝ってくる彦さんを横目に私は何故か疲れきり寝てしまっていた。
気がつけば彦さんも一緒に寝てしまっていて
また、彦父の声で私達は目覚めた…
彦父「おい!彦!」
彦「はーい!今度は何だ???」
彦さんはベットから飛び起き下へと走って降りてく
『もう、勘弁してよ…彦さんが戻ってきたら帰ろう…』
私はそう思いながら起き上がった。
彦「解った!聞いてみるから!解ったって!」
階段を上がりながら話す彦さんの言葉が
私を不安にさせた。
彦「ごめん…今度は飯を食っていけだって…」
私「え?どういう意味?」
彦「いや、お袋がもうもえの分も準備してるから
一緒に飯を食べようって。」
私「え?私、早めに帰るって言ってなかったの?」
彦「いや、ちゃんと伝えてたよ、
けど…なんかお袋が気合いが入ったみたいで…
ほんとにごめん…」
私「マジかぁ…」
彦「嫌なら俺がもう1回話してくるよ。」
私「そんなの、私が嫌がってるのが伝わるよね?」
彦「あ…、」
私「もう、本当にこれ以上はないよね?
これ以上は彦さんの力で阻止してね?」
彦「うん。解った…本当にごめんね、」
もう、ため息しかでなかった。
彦さんの事は嫌いではなかったけれど
まさか、付き合ってるってだけで家族全員にに紹介されたり初対面で夕飯も一緒に食べるような事になるなんて思ってもいなかった私は少し逃げ腰になてしまった…
そんな私を彦さんは必死に夕飯までもてなしてくれたのは有り難かったけど…
結婚はしっかりと見極めてからの方がいいと
彦さんの家族を見て思ったのは確かだった。
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