第十一話・閻獄峡ノ破『紅き焔』(前編・その2)

2.


 園桐村──正しくはO県M町字園桐で起きた、半世紀以上前の事件。

 庄屋筋の旧家、八幡家の一人娘の、はたかえでさん(二十五)と、湯治で大杉家の経営する旅館・杉峰楼に逗留していた、学生のあき克太郎さん(二十三)が、二人揃って殺害された。


 発見現場は村はずれにある山腹、毘沙門堂近くの無人の社、四方を木の格子で廻らされたほこららしき小さな建物で、部長の弁によれば「百葉箱の大っきいヤツみたいな」物らしい。発見時は、内側から かんぬきがかかっていた。

 普通なら、心中事件と誰もが思ったかも知れない。

 しかし、被害者の二人は腹部を切り裂かれ、が消えていた。この時点でさすがに心中ではないと、誰だって思うだろう。

 どうにもゾっとする、気味が悪い事件。


「ふぅん。ハチマンと書いてヤハタね……」


 珍しく、カレンさんが理系っぽくないポイントに反応している。


「これ単体では、正直イマイチかしら。何かこの村代々の伝承とか不吉な童歌で、腹をえぐり殺すような『見立て』の介在が欲しい所だわ」


 そして例によってまた部長はご無体な事をおっしゃる。


「そういう好みの問題で、殺され方にイマイチとかいっちゃったら、被害者の人可哀相じゃないですか」

「被害者は何をどうやったって可哀相なものじゃないの。今更何をおっしゃるの?」

「……ごもっともです」

「はい、質問。正確な死因は?」


 カレンさんが即時、手を挙げる。まあ、真っ先にそこに興味をもちそうな人でもある。


「確かに、これだけでは何ともいえないわよね。『腹部を割かれて殺害』って、それが原因の出血性ショック死なのかしら」


 福子さん(たぶん)も、こんな凄惨な話に、ふつうに相槌をうつ。


「それとも別の箇所を刺しての刺殺? 縊死、撲殺、服毒死の後に臓器を持ち去ったのか、とか。色々考えられるわね」

「そそ。そこって重要だと思う。あと持ち去られた臓器がどの部位かもね。サイコパス殺人なら、子宮とか性器、精巣を持ち去るのは常套手段だけどさ」


 ……う~。2年生の女子たちの会話が、ぜんぜん女子バナじゃなさすぎる。探偵の部なんだから、そこはもう、そういう物と納得するしかないのか。

 部長はパラパラと別の紙をめくる。


「そこは、『発見時の検分』では何ともいえないようね。後の検死結果では出血性ショック死で、腹部以外の外傷は見られなかったらしいわ」

「……ってコトは、解決時はその結果が出る前の『素人の目視検分』が主って話になるのか。条件を同じくするには、それを前提で考察しないとダメだね。いや、もう結果は今聞いちゃったけど」


 これはちょっと失敗かな、とばかりにカレンさんはテレ笑いのような表情を見せた。


「まあズルといえばズルだけど、を無視するわけにもいかないし、推理の上では致命的なネタバレでもないわね。村内にだって、検分のできるお医者様くらいはいらしたでしょうし。ようは後から鑑識捜査員や司法医の太鼓判が出る前の段階でも、『他の外傷はナシ』は判断できたって話かしら」

「ん~。じゃあ、他の発見時の様子なんかは? 着衣の乱れとか、争った痕とか。凶器が現場に残されていたかどうか、とか」

「今カレンが挙げたものは、ほぼ無いようね。服装はどちらも和服。楓さんは訪問着と肩掛けと頭巾、克太郎さんははかまにシャツとあわせ、それにどちらも履き物は足袋と雪駄ね」

「頭巾?」

「それは後で触れるわ。当日の状況は前日夜から雪が降り始めて、程々の積雪はあったようね」

「ってーコトは、頭巾は傘がわりとか? それにしちゃ軽装だね、克太郎さん」

「克太郎さんの外套が、杉峰楼から現場までの道中、脱ぎ捨ててあったのが後から発見されたようですけど。雪じたいは朝からはほぼ止んでいたそうだし、他は、え~っと……あッ、ネタバレになりそうだからやっぱりヤメ、ヤメ! 今は『発見時の状況』だけで考える方が良いわね」


 カレンさんと部長とで、テンポ良く質疑応答を詰める会話を横で聞きつつ、聞き捨てならないセリフにちょっと眉をひそめつつ、考え込む。

 、ねぇ……。


 他にもう一つ重要な点は、山腹の祠と旅館、そして旅館から園桐の八幡家とでは、行き来にそれぞれ片道三〇分はかかるらしいという点。

 つまり、八幡家から祠へは、旅館を経由すれば一時間はかかる。経由せず、ショートカットできるポイントから直で登っても、山慣れした大人の脚でやはり三〇分以上はかかる。

 位置的にはともかく、時間的には村、旅館、祠の位置を、正三角形の各頂点のように考えればわかりやすい……というのが、まずは部長の説明による物。


「その移動時間って、そこまで重要なことなのかしら?」


 大子さん(たぶん)は、小首をかしげる。


「そこまでっていうか、これこそが今回の推理の要でもあるの。被疑者各自のアリバイ証明にね。ただし、この移動時間に関してはもう一つ考えようもあるの。山腹の祠とふもとの旅館までは、登るのに三〇分でも、降りるのはその半分もかからない可能性。何たって――」

「ああ、スキー場ですもんね。その日の積雪量次第だけど」

「滑るには十分の降雪はあったようよ。そもそも、死体の第一発見者がスキー上級者の客で、発見から報告まで一〇分程らしいの」


 そうなると、移動時間に関しては変則的に計算する必要もあるわけか。


「あ、スキーっていえば、旅館から現場までの登り移動にリフトって使えたのかな?」

「この時代に、リフトってあったの?」


 宝堂姉妹の疑問に、カレンさんが即答する。


「あるよ。原理は簡単だから、終戦直後には駐留米軍向けに国内第一号のリフトができて、わりと短期間に日本中に広まってる。まあ、事件現場にあったかどうかは知らないけど」


 部長も、資料をめくりながら付け加える。


「現場のスキー場には、事件前年から導入してたようですわね。常時動かしているリフトじゃないみたいだし、犯人や被害者が移動に使うには、流石に目立ちすぎるから無理でしょうけど」

「定番的な使い方なら、別の現場で殺害した遺体を運ぶって手とか考えられるのになぁ」

「従業員に申請して動かす必要があるし、使ったなら誰が、いつ、誰のために操作したかは、簡単に証言が取れちゃうから、メイントリックに使うには難しいかしらね」

「でも、もし『使えた』としたなら、登りもショートカットできると考えて良いかもね」

「その場合、操作の可能な人や、動作中の目撃証人で、条件がかなり狭められてしまうわね」


 そして、被害者の楓さんと、克太郎さんらしき人影を、死体発見からおよそ一時間~四十五分前には、旅館で目撃されている。

 少なくとも、克太郎さんが宿を出てから死体が発見されるまでの間は、被害者の関係者――八幡家の家族、使用人、大杉家の家族、杉峰楼の従業員、お客、ほぼ全員にアリバイがあったことも確認されていたらしい。

 うちわけは、八幡家の一〇名、大杉家の六名、杉峰楼の従業員八名、お客七名。


「ざっと読み上げるわね。まずは八幡家。当時の当主、暁夫さん、妻の粂さん。被害者の楓さんはこの夫婦の娘ね。楓さんの弟に伸夫さん。

暁夫さんの弟の善夫さん、その妻の操さん、息子の恒夫さん。暁夫善夫兄弟の父で、隠居の徳夫さん、女中……って書いてあるけどこの呼び方もどうなのかしら、お手伝いさんのタエさんとハツさん、下働きの力輝さん──大所帯って程じゃないわね。

ちなみに隠居の徳夫さんは当時まだ壮健、伸夫さん恒夫さん力輝さんは子供で、力輝さんは以前雇っていた使用人の遺児を引き取っていたようね。ハツさんは先代から雇われてるベテランで地元の人、タエさんは余所から入って来て一ヶ月ほどの新人で、この人も身寄りもなく、これといったバックボーンはないわね」

「わ、待って待って。メモメモ!」


 広げた無地ノートの空いたページに、食べかけのたけのこ型お菓子のノーマルチョコ味と期間限定イチゴ味を、ぽんぽんっと部長は置く。女性がイチゴ味。男性がチョコ味。隠居の徳夫さんを頂点に、暁夫さん夫婦とその二人の子供、善夫さん夫婦と一人の子供、三人の使用人――全部で十一個のお菓子がそこに並んだ。


「杉峰楼の方は、大杉家の善三さん、妻のタツヨさん、善三さんの母タネさん、子供の太一、祐二、美佐の三兄弟。タネさんは足腰不自由で、美佐さんのお兄さんたちは小学生。

従業員は、こちらの方はバックボーンは不明だけど、全員地元出身の二〇代から三〇代の八名で、福光、喜一、晋太郎、六郎、雪、苗、留、稲。男女四人づつで覚えやすいわね。それに客分の克太郎さんを入れて十五名。

お客は第一発見者の山田光男、田畠優夫……この人たちは友人同士ね。福井憲次郎、智美、始……この三人は親子連れね。そして藤下充、田村美幸のカップルの、計七人。……この辺りは覚える必要もなさそうね。ちなみに事件の夕刻から十二名の予約が入ってたけど、その名簿は必要ないわね」

「おぼえらんないーって!」


 こちらは、きのこ型のお菓子が二十二個並んだ。さすがに壮観だ。

 さくっと丸暗記できてそうな顔でノーリアクションの宝堂姉妹の隣で、カレンさんが悲鳴をあげる。そして花子さんは最初っから覚える気もなくへらへらしていらっしゃる……。

 まあ、これ、全員を覚える必要もないですよね……。

 とりあえず「探偵と刑事」は除くとして。八幡家の楓さんと杉峰楼の克太郎さんを抜いて、総勢三十一名の容疑者というのは多すぎるし、実際お客さんや子供、足の不自由なお婆さんを抜けば十七名にまでは減る。


「えーっと。『ほぼ全員にアリバイがある』ってのは、どゆコト? あと、『』ってことは、ない人も居るって話だよね?」

「事件当日のタイムチャート的には、こうね。当時の駐在さんと香織お姉様のお爺様で作成した、聞き込み情報からのメモだけど……」


 部長はバサバサと別紙を広げる。



午前八時


 朝食時、八幡家の全員が顔を合わせている。

 また、杉峰楼でも大杉家&従業員、客の全員と克太郎が朝八時までに食堂で顔を合わせている。

 この時、克太郎は「女性客が来たら自分の部屋に案内してくれ」と善三に伝える。


 九時頃から杉峰楼の客全員が外へ。太一、祐二は分校へ向かう(休日だが、この日は校内行事があったらしい)。


 フロントには正午まで、三〇分単位で入れ替わり立ち替わり、従業員が常に一~二名、それぞれ客の出入りは確認している。十二時三〇以降は善三が常に帳場に。また、克太郎が杉峰楼を出た姿は、十二時四十五分まで誰も確認していない。


 ~一〇時迄 少なくとも粂、タエ、恒夫が八幡家で楓の姿を確認している。

*つまり、楓が消えたのは一〇時~十一時の間となる。



「備考としては、朝食時に楓さんは『体調が悪い』といって白湯を召し上がったのみだった点。杉峰楼のお客さんのうち、親子連れは宿近くの初心者コースで目視確認できる位置にいたけど、カップルと友人同士の行動は、お昼の帰還まで確認できていないってことね」

「そこはどちらも二人組だから、お互いが相手のアリバイ証明……には、ならないかしら」

「言い換えれば、その二人組のお客さんを疑う場合、常に『共犯』での可能性が考えられるから、証言は信用できなくなるね。もちろん共犯の断定もできないけど」


 う~ん。これといって縁故がないなら、さすがにお客さんたちは無関係でしょうけど。



午前十一時


 楓が離れの自室に居ないのを女中ハツが気付く。

 この時、楓以外の八幡家&使用人全員は、屋敷内で顔を合わせている。


 杉峰楼に福井家(親子連れ)が戻り、一度温泉へ。(従業員が確認)

 杉峰楼では晋太郎、タツヨ、タネ、女性従業員全員が食事の支度で昼まで厨房に。

 帳場には六郎。

 ※賄いでタツヨ、タネ、喜一がこの頃、厨房で軽い食事をとっている。



「離れの自室?」

「楓さんは母屋じゃなくて、庭にある離れで暮らしてたそうね」

「若い娘だし、プライバシーを気にして個人部屋が欲しかったとか、そんな感じかなー」

「若いといってもこの時代で二十五なら嫁き遅れじゃないかしら?」

「まあ、ここでの重要点は、一つ屋根の下で行動が家族に周知されていたわけじゃない、って点でしょうね」

「ああ、そうね。いつ居なくなったのかが、家族にわからない点ね。確かに一〇時か十一時かの差は、大きいわ」


 ふむ……。先輩たちの質疑応答を聞きながら、私は黙ったまま状況を頭の中に整理するのに専念する。



午前十一時三〇分


 八幡家で、楓が屋敷内のどこにも居ないことを確認。

(楓はもう大人だが、病弱で朝から食事もしていないのだから、朝から雪の降る天候で外に出て大丈夫か、と家族が心配する)


 力輝、村の中を探しに出る。(以降、十二時三〇分の帰還まで、村内を探し回っている姿の目撃証言でアリバイ証明は可能)。タエも力輝を追うように、楓を探しに出る(以降、十一時四十五分前後までは村民の目撃情報で村内にいたことは証明可能。その後十二時十五分の杉峰楼到着までの証明は不能)

 ハツ、操、粂は食事の支度。


 同時刻。


 杉峰楼では女性従業員全員と、外の小屋から戻った福光が食堂にて食事。晋太郎は食材注文で昼まで一人事務所で長電話(電話相手が証明可)。

 六郎は喜一と帳場を交替して、客室の清掃。

(この時間の六郎の他者によるアリバイ証明は不能)



「ええっと。この力輝さんとか、八幡家の伸夫さん恒夫さん、大杉家の三兄弟に、お客の始さんあたりは、子供ですし被疑者から外して良いんじゃないでしょうか。アリバイ云々の記述は不自然に思えますし」


 ここで私もようやく口を挟んでみる。


「巴さんは、子供に人殺しはできない、って思うの?」

「……それは」


 言葉につまる。


「まあ、確かにそこは私もナンセンスだと思うわ。あくまで、公平さの点から一応細かく記述してるだけでしょうね。あと信夫さん恒夫さん力輝さんは学校には行ってないようね。休日だし、学校行事も参加必須のものじゃないみたいだから、むしろ大杉家の兄弟の方がおかしいのかしら、これ」



正午


 八幡家昼食。

 (暁夫、粂、伸夫、善夫、操、恒夫、徳夫、ハツ)


 杉峰楼食堂で客全員が昼食。

 善三、美佐、晋太郎が共に事務室で食事。

 福光は浴槽点検、喜一は炭小屋へ。(この二名のこの時間の他者によるアリバイ証明は不能)

 六郎と福光が帳場へ。


 女性従業員全員は客室の清掃(以降、雪を除いて十二時四十五分までは、個別にはアリバイ証明不能)



十二時十五分


 タエ、杉峰楼に到着。応対に出た福光と雪が「楓の姿は見てない」と伝え、一〇分ほど話し込んだ後にタエは帰還。(以降、粂と園桐村で合流するまでのアリバイ証明は不能)



十二時二〇分頃


 留、善三に頼まれて帳場へ。


 客「カップル」「友人同士」を善三のリフト操作で山頂部まで送り出す。(以降、客のこの四名は少なくとも一時三〇分の死体発見まで、行動を共にしていたと証言)



十二時三〇分


 「親子連れ」が再び初心者コースへ出る。この時、雪が付き添って、以降一時四〇分まで親子連れと雪とのアリバイ証明が可能。


 善三、留と帳場を交替。

 杉峰楼に真冬たち到着。


 同時刻、楓?到着(服装等は別紙参照)。

 六郎、苗、稲が晋太郎の指示で調理場へ仕込みに。(以降十二時四十五迄それぞれが証明)


 力輝、一度八幡家に帰還して握り飯を食う。すぐまた楓を探しに出る。(以降一時一〇分の帰還まで、村内を探し回っている姿の目撃証言でアリバイ証明は可能)


 粂、伸夫、恒夫も近所に楓を探すよう頼みに出る。(この三名の帰還まで、村民によるアリバイ証明は可能)



十二時四十五分


 克太郎?宿を出る(服装等は別紙参照)。

 入れ違いに喜一戻る。

(また、この時間帯で太一・祐二を除く大杉家と、杉峰楼の従業員は全員顔を合わせている)



一時一〇分頃


 八幡家に伸夫、恒夫、力輝帰還。

 どうやら村の中に楓はいないらしい。力輝、杉峰楼へ向かう(以降一時四〇までアリバイ証明不能)

 暁夫は万一に備え、駐在に届ける。



一時十五分頃


 タエ、粂帰還。杉峰楼へ向かった力輝と入れ違いになったことを知る。



一時三〇分頃


 客「友人同士」「カップル」が死体発見。



一時四〇分


 杉峰楼に力輝到着。

 死体発見者のうち「友人同士」が杉峰楼に到着、事件を報告する。



「う~ん……」


 このタイムチャート通り素直に考えれば、一時十五分頃に現場に到着した克太郎さんが、先にどうにかして宿を抜け出した楓さんと発見現場で待ち合わせて、一時三〇分頃の遺体発見までの十五分のうちに殺害されたことになる。

 ちょっと忙しい気もするけど。とりあえず十五分という時間なら、犯行はできなくもないかも知れないけど。



「……これ、額面通り受け取ったら、犯行可能な人はカップルと友人同士の二組のお客さんしか、いなくなるわよね」

「かといって、因縁も土地勘もなさそうだし、疑うには難しいかしら」


 双子姉妹が首をかしげる。


「それぞれO市と隣県のY市から来ていて、接点もなさそうで、その四名でお互いのアリバイは証明してるから、犯人と仮定するなら全員共犯でしかありえなくなるのもポイントかしらね」

 無茶だし、共犯が多すぎると、結局になっちゃうしなぁ。


「うん。まー、これで定石通り第一発見者を疑おうにも、どんなに無能な悪徳ポリスだとしてもチョイ無理な設定だよなぁ」

「お待ちなさいカレンさん、香織お姉様のお爺様が悪徳ポリスってことはさすがにないわね!」

「いや言葉のアヤっていうか、たとえ話!」


 う~ん、スキーができるほどの積雪があった状態だから、それこそ「何でもアリ」を広げるなら、凶器とか返り血のついた衣類とか、スキー板もかな、一時的で良いなら隠すアテは幾らでもある想定だけど、ちょっと厳しいか。

 それに、一時しのぎは所詮、一時しのぎ。数日もしないうちにバレる話。


 ……とすると?


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