第2話自殺未遂の理由

桜庭羽玖と大藤恵利香はテーブルの席で向かい合っていた。

黙ったまま10分くらいたった時に羽玖は我慢できず口を開いた、

「大藤さんはどうしてあんなことをしようとしていたの?」

彼女は少し考えてから弱々しく口を開いた、

「私、両親に捨てられちゃったみたいなんです」と自嘲気味にしていた。

羽玖は意味が分からず黙っていると恵利香が話を続けた、

「今日学校に行ってから帰ってきたら両親も

居ないし家の物も全部なくなっていて両親に連絡したんですが着信拒否をされてしまっていてちょうどマンションのオーナーが来て話を聞いてみたらこの部屋は今日で解約だから出ていってくれと言われてどうすればいいか分からなくなって屋上に行って身を投げてしまおうかと考えたところで桜庭くんが来たんです」と語ってくれた、羽玖は「そうなのか」と言いながら自分になにが出来るかを考えていた、

その時にこの言葉が浮かんだ、

「この部屋は今日で解約と言われたということは住む場所がないんだよね」

「うん、そうなんだ これからどうしよう?」

「それだったらこの部屋に一緒に住まないか?」

「え?」

「あ、やましいことはなんにも無くてただ大藤さんの力になれたらなと思って」

「そうなんだ、でも悪いよ家族とかもいるだろうし」

「いや、今俺の両親は海外に出張中で電話だけすれば大丈夫なんだ」

「でも、やっぱり悪いよお金も今は払えないし」

「お金なんていいんだよ、でもその分家事をやって欲しいな、俺家事苦手なんだよ」

と言って羽玖は笑う

恵利香は「じゃあ、よろしくお願いします」

と言って笑った。



_______________

あとがき

この話の次から同棲生活が始まります。

同棲生活から砂糖を少しづつ加えて行きたいと思っているのでこれから頑張ります

面白いと思った方はハートや星をお願いします

誤字や脱字があった場合はコメントで教えて頂けたら嬉しいです


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る