【03話の2】 女学生はディーゼルバイクに自動小銃
さて歩くのはしんどいですね、オートバイでも取り出しましょう。
取り出したのは米軍仕様のM1030ーM2 670cc JP8、海兵隊などが使用しているやつの民生用バイク、M1030ーM2 LE 670、18、500ドル、200万円ほどもしますが、私の場合、値段は関係ないですからね。
この能力、本当に便利というよりチートです。
670ccの4ストローク、ディーゼル、バイオディーゼル、JP8航空灯油および他の軍用燃料を含む7つの異なる燃料で走ることができます。まぁディーゼルバイクとかんがえましょう。
33馬力、もとが軍用ですので、目の前のこの森の中の道でも大丈夫でしょうね。
この先、走行距離もかなりありそうですしね。
ドイツ某社のディーゼルバイク、516ccのほうが本当は好みなのですが、安全を考えるとね……なんせ未開地で使用するのですからね、それに12馬力だし。
お値段はこちらは122万円、安いのですけどね……
なんでディーゼルバイクかというと、インターネットでガソリンの宅配はないのです。
ただ灯油だけは宅配サービスがあるので取り出せる、そこに最新の灯油添加剤を入れます。
ディーゼルは灯油でも動きますが、故障の原因になりますのでね。
これは、もともと私有地でのディーゼル使用、つまり農地などで使用する車両にたいして、灯油に添加して軽油として使用できるようにするものです。
使用すれば噴射ポンプの焼きつきや、ニードルバルブの磨耗とか、防止効果もあります、これ、すこしばかり馬力もアップする優れものらしいのですよ♪
灯油200Lに対し、600cc1本添加して……取り込んでおきましょう、さすればすぐに出せるのですね。
エンジンオイルなども取り寄せ可能です。
瓶はどうするか?現地の魔法を使うわけです、ガラスはガラス、金属はスチールとかアルミに分別、インゴットにするわけですね。
蛇足になりますが、この燃料問題さえ克服できれば、電気さえも何とかなるのですね♪
なんせ軽油を使用する発電機は取り出せますからね。
燃料を入れて、背負っていたラン●ックをフロントの燃料タンクの上に取り付け、エンジンを始動、おっ、なかなかな重低音です、ちょっとばかり焼玉エンジンの音に似ている?
ごついオートバイは扱いにくい……
私はこんな女学生の姿ですが、これが取り扱えるのですよ、インターネットでオートバイの運転方法などを検索、ノウハウを身に付けていますのでね、ついでに古武道なども検索、力任せでなくとも上手くできるのですよ。
背中にはラン●ックの代わりに、女学生とは思えぬものを背負っています、小銃です。
スプリングフィールド・アーモリーM1Aと呼ばれるもので、アメリカのスプリングフィールド・アーモリー社の民生用自動小銃、軍用小銃M14の民生用モデルです。
消炎器を交換し、着剣出来るようにしたものを何とか見つけ取り寄せたのです。
なぜ着剣?
これからのことを考えて銃剣道を検索、ものにした結果ですよ、せっかくのM6銃剣、M8A1鞘まで手に入ったのですから♪
ついでに短剣道も、ものにしておきましたが……短剣道って、つまりは三十年式銃剣が対象、M6銃剣ではちょっと長さが足りないような。
とにかくセミオートで6.5mmクリードモア弾の物です、なんたって軽量で反動が少ない上に、射程距離が長いですからね。
なんとか騎士の甲冑ぐらいならぶち抜けそうです。
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