進展
当初と比べれば、とりあえずパーソナルスペースは狭まっているかもしれない。慣れてしまえばと盗聴器や盗撮カメラを通信機代わりに利用する淡島もずいぶんと彼に絆され、もう部屋に侵入して勝手に掃除をしようが、服をコーディネートしようが、夕飯を作っていようが動じなくなり、ある程度のストーカー行為に危機感を抱かなくなった。
とは言っても、変なところで理性的というかなけなしの純情さを残している後輩にとって、淡島の衣服や下着、使用済みタオルは御褒美には違いないが好きすぎて触れないのだ。匂いを嗅ぐのも恥ずかしいと力説されて、淡島はやっぱりキッショイやっちゃなと思い直した。
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