第131話 下調べ
日付が変わり。今は朝だ。
隣で美菜が泣いている。
聡太「どうした?とこか調子が悪いのか?」
美菜か「ううん。違うの。やっとねちゃんと聡太のお嫁さんになれたと思ったら嬉しくて。嬉し泣きなの」
昨夜モナかと思ったら、彼女はダンジョンが終わったらと自ら申告してきた。
それは律子達も了承しているようだった。
美菜は今までは少しあどけなさを残していたが、今は完全に色気のある大人の女性だ。
それは美しかった。
朝食の後はダンジョンについて下調べする事にした。
日本人の女子は料理人に捕まっている。主にスイーツの作り方だ。
それとマヨネーズの作り方をユキリンとミーナが知っていて、伝授していたようだ。味噌も作れると。大学で学んだらしいが、どんな大学だよと突っ込みたいが、ふと自分が技術的に伝えられるのがないと気が付いて、皆にちやほやされる女子が羨ましかった。
俺はダンジョンの予習だ。このダンジョンが出来たのはおおよそ75年前という。 そしてダンジョンを中心に 当時王都をこの町に移転した。
ダンジョンが出来てから5年程して、移転する王城の建築が始まり、20年程で完成しその後王都の移転が終わったと言う。
移転して王都街となったその直後にこのダンジョンが突如変貌し、凶悪なダンジョンになった。
ダンジョンと共に発展する筈が、ダンジョンを封印せざるを得なくなり結果大きな発展をせず現状に至ると。
そして俺が調べたいのはこのダンジョンに関する内部資料だ。踏破済み階層について地図が残っていないか調べるとそのすべてのフロアで地図が発見された。 ダンジョンが牙を剥いた直後は 19階層までは特に変わらなかったそうだが、20階層からが急激に難易度が上がり変貌してから20階層のボスを倒した者がいないと言う。
魔物が街に出るようになり、日に日に出没数が増えていて、手に終えなくなり、入り口を封印し、常に見張りを置いていると。
まさに打ってつけだ。
地図を借りてきたので美菜と確認だ。城から書記官を手配して貰い、地図を書き写して貰う。
俺の予習は終わり、屋敷も順調で、新入りのパワーレベリングを兼ねて明日からダンジョンに入ると決めた。
そして、食糧を確保するなりして準備を進めていた
もう少しゆっくりしたかったが、急ぐ必要性を急に感じ、第六感という奴に従う事にしたのであった。
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