第129話 新入りの立ち位置
ドロップはたいしたのがなく、武器屋に売る事にした。
魔石はそこそこある。
先程死んだ奴の服を確認する。
結構小さい。
若いのかデザイン性が良く高そうな下着だ。
服は小さい。小柄なのか幼いのか、小柄な種族か?ただ、胸は小さいと判明した。二人共だ。装備は金が掛かっていたと装飾の宝石で分かる。
その後ダンジョンの方を終えて次は新入りの事を考えて始めた。
次の悩みはステラ、アウラ、プリムラ、ソニア、ラーナ、ミュウ
この6人の扱いをどうするかだ!
ソニアは国王が家臣に任せ暫くし教育し、恐らく適正のある魔法を修行させる。それと妹の一人の嫁ぎ先はこの国だ。墓参りを早々に行おうと思う。
そして残り5人は男本人の意志とは関係なく娶る事になる。
ユキリン達は妻の立場にこだわりを持ち始め、旦那の格は妻に人数と聞かされていて増やす算段らしい。
それはともかく、彼女達5人は良くも悪くも一般人だ。
普通の冒険者として活動すると言う。
屋敷の警備も必要なのでそれを担う事になりそうだ。
屋敷に戻るとちょうどサイラーが来ていた。
店の候補が決まったとの事だ。早速見に行く。
メインの通り沿いで一等地だ。
店の綺麗さや広さも申し分ない。
ふと武器とか防具を扱うかと聞くと、扱いたいというから、ダンジョンの事を説明した。それならば魔石も売りたいと。
そしてこの物件賃貸だと聞いていたが買い取れるそうで、金額が1億だった。
俺は頷き、丁度来ていた不動産屋に契約すると伝え、支払いをするのにギルドへ向かった。
ギルドでは丁度モナが出てきたので、またまた受け付けに。
支払いを済ませ、登録はサイラーを名義人として登場を頼んだ。
店は面積が100坪程だ。まあ普通のコンビニの2倍位だ。
前のオーナーが事業に失敗して手放したとか。
テーブルや棚がそのままだが、内装に痛みは無かった。
これなら短期間で営業開始できそうだ。中々好物件だと判断できた。
今日の晩餐は国王から招待され、使用人を除きサイラーも含め出掛ける。内々の場なのでドレス禁止と言われ、冒険者の出で立ちにした。まあ、私服はセンスが???の者がいて冒険者としての格好なら外さないなからだが。
そして晩餐だが、まだ料理人がちゃんと料理を出来ない状況だろうからとの配慮だ。
そして晩餐では俺達の能力等について話していて、ダンジョンの話しをすると反応があった。
この国の王城街にもダンジョンがあり、元々ダンジョンを起点に発展した筈が、50年位前に急にえげつないダンジョンに変貌したと。
モナのランクを考えると俺達が力を付けるのに丁度良いかもと。ずっと封印していて、魔物が外に出れなくもしているという。
俺達がダンジョンをクリアしたら更に国が発展するからとギルドに指名依頼として出すという。勿論屋敷に使用人しかいなくなるので門番として兵士を派遣するという。
正直ダンジョンには困り果てていると切実に頼まれた。
実力的にSSSが必要で踏破階層も48で止まっているという。
如何せん王城街の外壁の中にあるので常に入り口に一個師団を配備せざるを得なく、切実に困っているという。
俺は一応皆を見るが皆頷いている。
このダンジョンも、踏破した階層は入り口の転移石で行き来出来るので屋敷からのスタートが可能という。
俺はその場で了承し数日し、屋敷が落ち着いたらダンジョン攻略と勇者の育成に向けて取り組むと決めたのであった。
因みに俺のように無限収納を持っているのが居なければコアは持ち出されていないそうだ。
そうして城を引き上げた。
ソコソコノ時間まで屋敷で執事長とメイド長と打ち合わせをしていた。
俺はある程度のお金を託し屋敷の運用で必要と思われる物や家具を買うようにとお願いした。
それと全ての使用人に一律20万Gの支度機を用意した。明日から3日で順次買い物に出させ、各自の日曜品や勉強道具等買い物を指示し、風呂に入り寝室に引き揚げたのであった。
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