第96話 77

 翌日もやはり監視の気配がない。いなくなったと確信した。


 そして今日は76階層の突発を目指す。そうすると明日80階のボス戦に無理無く行けるからだ。


 最早俺の指示はユキリンお願いね!

 だけだ。簡単なお仕事である。


 いや待て!そんなんで良いのか?

 まあ、第2部隊のリーダー育成だか良いのさ!と一人突っ込みしてます。


 まあまあ順調だ。収納にいれている魔物の死体が細切れになりつつある位だ。


 昼ちょい過ぎに76階を突破した。まあ予定より早いけどお開きかなと話ながら階段を下りる。

 そこにある転移石を触って入り口に向かうのだ。


 しかしそこで見たのはなんとボス部屋に入る扉だった。


 聡太「皆どうする!行くか?今日やめたい者はいるか?」


 誰もいない。


 作戦はいつも通りのまず穴堀からの魔法攻撃だ。


 皆が何が出るか予測する。

 ホーンラビットのデカいのとか、ミノタウロスのデカいのとか。


 ユリアはドラゴン

 俺はオークの上位種


 そんな感じだ。


 モナが扉を開け、皆を通し最後に入る。


 さあボス戦の始まりだ。


 出てきたのは青いドラゴンだ。体高10m位だ。でかい。

 ユリアが正解だった。景品は無いけどね。


 早速分散しミーコが挑発し

 ヘイトを集めた。


 ドラゴンが動きを止めた。

 不味いなと思い早速ホールを出す。ブレスを吐き出しながら落ちて行く。


 ミーコの盾に少し掛かった位だ。盾が冷えただけだった。俺はかすってしまい見事に左腕が凍る。




 そして上から落ちて来た固められた土がドラゴンの頭にあたり、グロッキーだ。

 体の半分は埋っている。


 皆が一斉に魔法を放つ。

 俺はウォーターカッターに溜めを入れて強烈なのを放つ。

 右腕を切断し皆が傷口に情け容赦なく魔法を放つ。


 尻尾は埋っているので心配はない。


 2発目のカッターを、放ち左も切り落とした。

 見るからに弱っている。


 皆が俺の魔法の溜めの時間を稼ぐ。誰かが右腕にファイヤーボールを当てて凍った腕を溶かしているが、三発目のカッターで、首を落とし決着した。しかし加減を間違えたのか、俺の腕はこんがり食べ頃になり、俺は激痛で意識を失ったのであった。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る