第76話 ダンジョン3日目
家に帰る前に魔石の換金をする為にギルドを訪れた。丁度、美菜達と入れ違いで、入り口ですれ違った。
街で会っても他人の振りをする事にしている。
油断大敵だからだ。
かなり並んでいたがモナが、普通のカウンターじゃない所に行くと、対応中の冒険者にお辞儀してモナの対応が終わるまで待つように言われていて、割り込んでいた。
聡太「モナ、何やってるんだ?流石に割り込みと言うか」
途中でエミリーが遮ってきた。
エミリー「ああ、モナはS級だから、あの受付は割り込めるのよ。そういうカウンターなの。並びが少ないでしょ!並んでいる人も上級者が来たら割り込まれると分かってるのよ」
聡太「マジかー!俺もとっととS級になろうかな」
モナ「お師匠様なら最短を狙えますよ!でも私が一緒にいれば問題無いのでずっといさせて下さい!」
聡太「ははは。モナが愛おしくなるな!って言わせたいのか?まあそれはさておきモナが役に立つと分かったから、半人前位には扱ってやるよ。ありがとうな」
モナ「あの。私は喜ぶべきか悲しむべきか?どちらでしょうか?」
リリア「喜ぶ所よ。珍しく感謝をしてるじゃない。ね。焦らずにね」
と話している間に換金が終わった。
配分を聞くと皆要らないという。リリアもエミリーも必要な時に俺から貰うし、モナは既に10年位遊んで暮らせるお金が有るから要らないと。更に俺の所に永久と言い出して最後まで言わせずデコピンの刑に処した。仕切り直しで家賃と食費分として納めて欲しいと。まあ大した金額ではないからリリアとエミリーのカードに別けて入れておいた。何かあり、俺が卸せなくなると困るからと分散させる事にした。
そしてモナのお勧めの店で食事をした。驚きのおしゃれなエミリーに期待していたような店であった。
モナの株がまた上がった。
家では昨夜は恥ずかしがっていたが今日はシャワーを熱望してきた。俺もなるべく肌を見ないように配慮してシャワーをしているがこの先が心配だ。何人にこれをするのやら。
翌日のダンジョンは35階層を目指す。因みに明日から、エスケープ開始だ
今日は美菜達のみの実力の確認から開始だ35階層までは獣とオークの上位種、ケンタウロス等が出始めるという。
そうやって、三日目を進み始めるのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます