第75話 ダンジョン2日目

 朝目覚めるとリリアとエミリーか隣で寝ている。

 俺は思わずカーテンの後ろ等にモナがいないか確認した。


 リリア「おはよう聡太。何か探し物?」


 聡太「いや、何でもないよ。あいつが潜んでいないかと思ってさ」


 リリア「ああ、なるほどー。寝る前に彼女と少しお話したけどそれはまあ裸を見らられたーとか、もの凄く恥ずかしがっていたから聡太の顔を見る事が出来なかったと思うなあー。いっその事強引に抱くいてしまわれては?見ているこちら我歯がゆいのよ」


 聡太「俺がそういう事嫌いなの知ってるだろ」


 リリア「まあね。あっ!まだ朝のちゅーないぞー」


 聡太「うん。ごめんごめん改めておはよう!」


 そしておもむろに


 モナ「お師匠様!おはようごじゃ・・ふょめんんひゃいー」


 朝のキス中にノックもせず入ってくるのだからまあお約束のシチュエーションだ。


 俺はドアを開け外でもじもじしているモナの首根っこを掴んで寝室に入れる。


 いきなり壁ドンだ


 顔を近づけて


 聡太「新婚の寝室にノックなしに入る奴があるか!」


 と頭突きをしてやった。ひゃいいと、可愛い悲鳴をあげる。

 俺はスパルタ方式だ。いきなり着替えと装備を持って来いと司令を出して、戻って来ると皆で着替えと伝えた。

 当たり前の行為としてペアを組み装備のダブルチェックだ。


 やっぱり露出の多い装備なので移動中はマントの着用を義務付けた。俺の弟子をしているならばと。


 朝食を食べ、ダンジョンに向かう。

 25階層を集合場所としている。


 待つ事20分位で全員が揃い出発だ。先ずは友樹と俺で前衛をスタートだ。

 午前中は28階層まで行けて、昼食後はモナとリリアを前衛、俺が後衛でスタートだ。


 モナは戦闘中は男勝りになってしまう。まあ仕方がない。

 オラーこれでもくらいな!とかモナ様に歯向かうとは10年早かったな!等だ。


 やはりなんだかんだと言ってもS級である。強かった。友樹とかには刺激になったろう。


 そうして15時過ぎにはボス戦だ。

 ボスはトロールだ。

 やばくなるまでホールは封印とした。

 皆の経験とするのには適さない。


 俺と友樹とで打ち合い、リリアは隙きを突いて突っ込む。

 モナは後衛、中衛の護衛だ。

 後衛の魔法の準備が整うと魔法が一斉に襲い掛かる。

 呆気なく終わった。誰の魔法で倒したか分からないが、あっさりと霧散していった。

 ドロップは魔石と念話の指輪2つだった。1つは俺が、もう一つをみっちゃんが持つ。

 そうして今日は終わりで、ジゴロは一つ先の階層に向かい、それで引き上げる。

 一つ先に行くのは万が一到階層を調べられると厄介なので、美菜達より少し先行している感じにするためだ。


 そうして本日は終わるのであった。

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