第9話 戦闘講習と美菜の喘ぎ声
部屋に戻り食事をしに行く。今日は郷土料理で、甘辛の何かの幼躯の肉を使った煮込み料理がメインで、ナンのようなのが炭水化物だった。
早くも2日でグループが出来ていて、先の俺に抗劇をしてきた奴は昔からつるんでいるオタク系の奴と一緒だ。
先生達と女子グループ、男子グループであり、男女混合は俺達だけだ。
既に俺の所が異常だと皆感じている。
食後風呂に行く前に中庭に出て摩法を検証した。
どうやら魔法を喰らうと取得出来ると話し、検証を始めた。
まず俺のファイヤーボールだが、威力が弱い。テニスボール位のしか出ない。律子と美菜は禍々しい熱量の特大のを出せるが同時に放てるのは3発だった。
3人と共同じような感じだ。美菜のファイヤーボールも禍々しいサイズだ。
俺は小さいながら100発程同時に行けて、上空に撃ち出した。
どうやら質より量で、魔力の圧力は俺は弱いみたいだが、量は多いようだ。
上位魔法は喰らっても覚えられなかった。皆に俺に魔法を撃ってもらった。美菜がヒールを掛けられるからだ。
初級魔法なら覚えられるし、アイスアローは沙友理のより硬度が硬い。大きさは鉛筆位だが速さも俺の方が上だ。但し軽いので貫通はするが、吹き飛ばす威力が無い。レベルが上がればどうなるか分からないが。やはり数だけはとんでもなく多いようだ。
ウインドカッターも威力が弱く、恐らく肉を切り裂くのは厳しいと思われるので牽制程度にしか使えない。それでもバリエーションが増えれば使いようは有る。
但し、講習が終わった後の実地訓練を無事生き残れるかは頑張り次第だ。
風呂の後に俺と美菜の部屋に律子と沙友理も来て、ベッドをくっつけて4人で寝る事になった。3人共俺が言っていた体の関係を控えている理由を理解してくれたようで、誘惑や俺の理性を吹き飛ばす行動は自制してくれていた。
今日の講習は戦闘講習だ。木剣を使った訓練で、4人組に別れ、騎士が一人指導員として付けられ、手解きを受ける。基本的な使い方を教えられて行く。
聡太がそうだが、自分の脚に剣が当たる。つまり真剣ならば自分の脚を切っている事になる。
まずは自分の脚を切らない為の所作や構え等基本を教えられた。
聡太達は甘く見過ぎていた。少し剣を振っただけで腕がプルプルになるのだ。
魔法をメインとしても魔力が切れたりすれば剣が頼りだ。そして咄嗟に使う武器として短剣がある。
長剣を持たなくても短剣だけは何があっても身に着けるように教えられた。
最後は全員が見ている前で一人づつ講師との模擬戦だ。
聡太も例にもれず数合で剣を弾き飛ばされあっさり終わった。
唯一負かせたのはなんと沙友理ただ一人だ。但し剣じゃない。彼女は剣を投げつけて、講師が剣で弾き飛ばした隙に懐に潜り込み合気道であっさり倒した。
皆ポカーンとなっていた。彼女の祖父が合気道の師範代で幼少より仕込まれていたからだった。美菜の合気道は彼女の伝だ。
そうやって本日の講習が終わり夕食だ。
余りに疲れ過ぎて碌に食べる事が出来なかった。4人の中で律子だけは美味しそうにバクバク食べており、思わず聡太はリバースしそうになっていた。
その後風呂を早々に引き上げた美菜と聡太が部屋にいる。
その後、律子と沙友理が戻ってきたが部屋の外に聞こえて来る声に真っ赤になり部屋に中々入れなかった。
美菜「あっ!あん!聡太が私にしてくれてるなんて嬉しいい。あん!」
聡太「俺のを真心を味合うんだぞ!さあこれからが本番だぞ!」
美菜「あん。気持ち良いけどそこは、い、痛いよ。はう!お願いもう少し優しくして」
聡太「これでも十分優しくしてるんだぞ!痛いのは当たり前じゃないか!なるべく痛くないように頑張るから、美菜も頑張ろうな!」
美菜「あああ!いっつう。痛いけど我慢できるよ。聡太を感じるの。嬉しいの。はああ」
聡太「ちゃんと段々気持ちよくなる筈だぞ?じゃあどんどん行くぞ!」
美菜「あっ!そこは駄目!いっ痛いよう!ちょっと激しいよ!お願い少し加減して欲しいの」
聡太「これでも痛かったか?じゃあこんな感じでそうだ?」
美菜「ああ!聡太の愛を感じるよ。はう!私こういう事初めてだから、やっぱり気持ち良いけど痛いのね」
聡太「そりゃあそうだろうな?俺の体が持つかな?律子と沙友理が戻ってきて希望したらやってやらないとな。じゃあ最後だ。多分痛いぞ?くらえーーー(笑)」
美菜「ひいい!痛たたた!お願いやめてーはううう」
聡太「美菜の為だからな。それ!」
美菜「聡太の意地悪!はああ」
他の生徒がドアの前で立ち竦んでいる二人を見て訝しがっており、流石に中に入らないとと意を決した律子が、沙友理に頷くと沙友理も頷き返しドアを勢いよく開けて開口一番
律子「昨日と言っている事が違うじゃないの?何やってるのよ!?って、あれ?美菜?」
美菜「リッちゃん達遅かったね!」
聡太「待ちくたびれたぞ!長風呂好きなのか?」
沙友理が律子の肩に手をやり首を振る。
律子「なあんだあ。美菜の喘ぎ声が聞こえるから中々入れなかったのに、間際らしいわよ!」
聡太「な、な、何と勘違いしてるんだよ?ひょっとして俺達が愛し合っていると思ったのか?」
律子が恥ずかしそうに頷いている。
聡太「あのな、お前らが戻って来ると分かっているのにそんな事出来るか!律子も知っている部の伝統マッサージだよ。二人共やっとくか?」
律子は聡太にお願いし、沙友理は不要だった。鍛えているから先の訓練での疲労はそれ程でもないと。逆にしてあげるよと言われ、律子をマッサージしたあと、聡太もマッサージされるのであった。
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