2020/12/9 日が過ぎるのは早い
年齢を重ねるとすごく時間が経つのがはやい。
嘘です。
めんどくさいことに取り組んでいる時ほど、時間が経つのは遅く感じる。
そして、たくさんいろいろ考えてみたけど、やっぱり、寂しいな。
私の大好きな義母が亡くなりました。
体調を崩して、あっという間でした。
前日にお見舞いに行った時に、酸素マスクを付けてはいたけど、
「また来るね」
って言ったら、手を振ってくれていたのにな。
「また」の機会を逃してしまった。
永遠に「また」は来なかった。
その日は出かけていて帰宅してからのんびりとして、旦那の後にゆっくりお風呂に入って髪を洗って乾かして、さぁリビングに戻るかというところで電話が鳴った。
夜中の電話には、残念ながらいい思い出がない。
そして、その直感は当たってしまった。
病院にたどり着いた時にはもう、間に合わなかった。
他のご家族もそろっていて、みんな間に合わなかったのだと知った。
それでも、もっとはやく来れていたらと思ってしまった。
ひとりで逝かせてしまった。
たったひとり、病室で。
末期のがんだったのもあって、いろんな準備をしてくれてあった。
それでもいろいろ足りなくて慌てたりして。
ばたばたとしているうちに二週間が過ぎた。
あらためて、自分のエンディングノートの準備について考える。
いつか、はいつ起こるか分からない。
どこに何があるのか、分かりやすくしておかなくてはいけないなと思う。
あと、パスワード。IDとパスワードはちゃんと管理して分かるようにしておかないとなぁ。
急な入院だってあるかもしれない。
何が起きるかわからない。
コロナ禍はいつ終息するのだろう。
一寸先は闇だ。
思えば遠くへ来たもんだ 小椋かおる @kagarima
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