第2話
教室に入るともうほとんどの生徒が来ておりグループに分かれてお喋りをしていた。おれの席は窓側の席の後ろから二番目だ前の席がヒロトで横が愛奈である三人で固まって話しながら席までいくと、
「今日も三人仲良く仲間外れ同士傷を舐め合ってるんですかーーー?」
と甲高い声でバカにしてくるやつがいた。
またどうせあいつだろと思い目だけを動かしてその姿をみるとやはりあいつだった。クラスの中では不良グループみたいにみんなからも嫌われてる赤尾勝だ、勝は身長も大きくがっちりしている体型のため、喧嘩も強く誰もクラスで反抗する者はいなくクラスの大王気取りである。またその取り巻きもむかつく者が多く僕はあのグループが大嫌いだった。
しかし僕やヒロトはともかくとして愛奈はバカにされる事が大嫌いな性格である。なので今日も
「はーーー?図体とグループの力がすこし大きいだけのゴリラみたいなあんたにだけは言われたく無い」と強気に返していた。
一触即発な空気に周りのクラスメイトも二人を見守る中教室の扉が開き先生が入ってきた
「おいもう朝礼の時間だ全員席に座れ」
僕たちのクラスの担任武田先生通称たけせんがいう
この先生は良くも悪くもあまりクラスの問題に関わるタイプではなく放置する方だなので今回の騒ぎにも気付いてはいるが関わりたく無いという感じだ
「ちっここまでにしといてやるよ今度覚悟してろよこのクソが」
「はっよくそんな三下のセリフがポンポン出てくるはねそこだけはあなたを尊敬してあげる」
とお互い悪口を言い合い席についた。これもほぼいつも通りの風景であるこのあと普段通りに授業が進み下校時間になるのだろうそうこんな毎日がおれは好きだ。
そんな事を思いながら窓の外を見ながらシャーペンでペン回しをしていると窓の外に変な影を見つけた
あれ?あんな形をした飛行機なんかこの世に存在してたか?例えるならばそう鳥を100倍くらい高くしたような影が雲の上に見えた気がした
しかし一瞬の出来事でどうせ見間違いだと思い前を向うとした瞬間突然目の前の風景が切り替わるような感じで視界だけが他のところに移ったような感じだ
そこに一人の男が立っていたとてつもなく顔の造形が整っておりしかしそれだけに冷たいものを感じるような顔だ
その男が話し始めた
「どうもこんにちは愛輝くん、単刀直入にいうと僕はこの世界の神だ、なんで君にこんなものを見せているかというとそれは他の世界の神と僕が喧嘩してしまって世界対抗バトルをすることになってしまったんだよー」
こいつはなにを言ってるんだ?と頭が混乱してしまう、いや言ってることは理解はできるが頭が追いついていないというやつだ。
「まずなぜ喧嘩などしたのですか?それでおれになんのようですか?それに僕は関係ありませんよね?」
「笑笑なに言ってんだよ愛輝くんー関係ないわけないじゃ無いかー戦うのは君たちなんだからー笑笑、君たち世界の人口みんなで相手の世界の奴らを倒すんだよー、あっ喧嘩した原因なんだけどーこんど全能様になる椅子をかけてその別の世界のやつと喧嘩してるんだよー」
ますます混乱してきた頭を押さえながらさらに質問していく
「全能様ってのはなんなんですか?倒すって具体的に相手を殺すってことなんですか?それなら無理ですよ僕たちはただの高校生でなんの力もないんですから」
「うーんまあたくさん聞きたいことはあるだろうけどこれに答えるのが最後だよーまず全能様ってのは神様よりも地位が上の人ね人の階級とかでいうと貴族みたいなものだよこれになると権限とかいろいろと今じゃできないようなこともできるようになる、例えば今地球温暖化とか色々な環境問題で地球が破滅に近いているけど全能になればこんな問題もすぐに解決してあげらるようななる」
「さらに相手を殺すっていう質問だけどこれは正しいよ相手を殺し数を減らしていきさらに一定数までお互いが減った時にまた新しいルールを追加して最後の一人がどっちの世界のものかで勝敗がきまるよ、ちなみにかった世界の人間は最後に全員を生き返らせる事が出来るけど負けたらもちろんそんなことは出来ないから注意ね」
「さらに特別ルールでお互いの世界の武器とかは使用不可能だから核兵器とか戦車とか使われても興醒めでしょ?だから使える武器も限られるてるからさらに僕から全世界の人に一つスキルをあげるよこれを使って生き抜いてって感じだからまああとはステータスって言えば自分の事がわかるようにしといたからまあこんなかんじだから後はがんばってねーじゃーねー」
僕はまだここにいてもいいのだろうか 青山 ゆうき @Nj3At
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