卒業アルバムより

　高瀬久弥君へ

　

　卒業おめでとうございます。久弥は私が転校した時のことを憶えていますか？　私は憶えています。あの時久弥に話しかけたことがきっかけでクラスのみんなと仲良くなることができました。男子の家に遊びに行ったのも初めてです。私は引越ししなくちゃいけないからみんなと同じ中学へは行けません。とても悲しいです。でもクラスのことも久弥のことも忘れません。だから久弥にも私のことを憶えていてほしいです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　斎藤亜里沙

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺と舞さんの変な光に振り回される日常 白黒セット @jouan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

App Storeからカクヨムアプリをダウンロード

Google Playでカクヨムアプリを手に入れよう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ