自傷行為をするようになって。
助けて・・・。
私は、どこかで、そう思っていました。
今思えば。
自傷行為も、その表れだったのかもしれません。
いつから、しだしたのかは覚えていないのですが。
たとえば、爪をぎりぎりまで噛む。
舌を噛む。
そういったことも、その始まりだったのかもしれません。
手首を切ったのは、一度だけでしたが、衝動的なものでした。
姉と母に、凶器のように文句をぶつけられ。
部屋に逃げ込んでも、聞こえるように、そうされて。
私は隠し持っていた、カミソリで。
何度も、何度も、腕を切りつけました。
あああああーーーーーーーーーーー!!!
って叫んで。
布団を投げつけました。
何度も、何度も。
冷静になって、自分で処置をしましたが。
すぐに親にばれました。
母親の一言は。
「その傷、自分で直しや。」
それだけでした。
父親は、それを見て。
「御嫁に行かれへんな。」
それだけでいた。
ねえ。
助けて・・・。
誰か、助けて、助けて、助けて....!!
風邪をひいても。
病院に連れて行っても回復せず。
看病しても変わらず。咳をし続けて、うるさい!と怒鳴られ。
一晩中息を止めて過ごしました。
インフルエンザになったら。
物をぶつけられ。
体調管理ができないことを責められました。
助けて。
誰か、助けて・・・・。
毎日、そう思ってました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます