「小説の選考会は優劣を決める場ではない」
自分は毎週金曜に、小説家・高橋源一郎氏のラジオ番組を(冒頭五分~十分くらい)聞いています。
先週の放送で高橋氏は、小説の選考会に参加することがあると語り、そして、
「小説の選考会は優劣を決める場だと思っていたがそうではなかった」
と語っていました。
その言葉に、自分は少し救われました。
自分も、今までラノベ新人賞に十本の小説を出してきて、八回一次落ちして、二回三次落ちしました。
もちろん技術的に拙かった作品や、そもそもテーマ性という「背骨」の部分がしっかりしていなかった作品はあります。
それでも、落ちた作品にも何らかの「光る」ものがあり、特に二次選考を通った作品は、決して受賞作に劣るものではないという自信が持てました。
読者様にも、小説の選考に落ちて悔しい思いをされているかたがいるかもしれません。
しかし、読者様の作品だってきっと、他の作品との優劣が決められないオンリーワンのものだと、自分は思います。
クリエイターにとって救いとなる言葉を発してくださった高橋源一郎氏に、感謝を捧げます。
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