「まだシンギュラリティなんて言ってるの?」

そう言われる日が来るのではないかと思っています。現実の世の中に、なかなか変わらない部分があるのを見ていると……。


たびたび(それこそ前回の記事でも)書いていますが、自分は、技術的特異点(または単に「シンギュラリティ」。テクノロジーの進化が速くなりすぎることで、世界が今とは別物になってしまう時代のことです)が来ると信じています。

それが来る具体的な時期は、その概念を提唱した実業家・カーツワイル氏の受け売りで、二〇四五年だと思っています。


しかし、カーツワイル氏の未来予測が必ずしも当たっていないことから、二〇四五年にシンギュラリティが来るということを疑う向きもあるかもしれません。例えば、脳に直接信号を送り込む形の仮想現実(VR)は、二〇二四年の今も実現していません。

だから、実際に二〇四五年が来るとき、それは「シンギュラリティ」と言えるほど変化の速い時代ではないかもしれません。


それでも、カーツワイル氏は他にも例えば、二〇三〇年頃には、人間と同等の知能を持ったAIが登場するだろうと予想しています。近年のAIの進歩を見ていると、その予想も的中しそうに思えます。


それに、テクノロジーの進歩が速くなっていっているという歴史的な傾向は変わりません。だから、二〇四五年よりは遅くなるかもしれませんが、やっぱりシンギュラリティは必ず来ると自分は考えます。


今日は、シンギュラリティが来ないのではないかという懸念と、その懸念に対する打ち消しの言葉を書きました。

シンギュラリティが、人類にとって豊かな時代になることを願っています。

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