未来の世界観は全体的に未来っぽくすべし

昨日、「シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜」(シャンフロ)のアニメ一期を見終えました。


同作は、フルダイブ型(つまり、仮想の五感で体験する)の仮想現実(VR)ゲームが一般化していて、人間と遜色ないAIを搭載したノンプレイヤーキャラクター(NPC)も出てくるくらいの近未来を舞台にしています。


しかし、ゲーム以外の部分の描写は現代と変わらない(下手すれば現代よりレトロな)ように見えます。

例えば、

・人間の店員がいるリアルの店舗を持つゲームショップで物理的なパッケージのゲームを主人公が買う

・リアルの対面授業をする学校に主人公やヒロインや友人たちが通う

・主人公がリアルのコンビニにエナジードリンクを買いに行って紙の雑誌を読む

といった描写があります。


しかし、フルダイブVRゲームが実現するくらいの未来なら、

・ゲームの購入はほぼオンラインのダウンロードだけになっている

・学校の授業はVRのオンライン授業だけ(下手すれば脳への知識・技能のダウンロードだけ)になっている

・買い物もニュースのチェックもオンラインで済む

ようになっているだろうと、自分は考えます。

だから、「シャンフロ」が全体的に未来っぽい世界観を描いているようには、自分には思えません。


逆に言えば、未来の世界を描きたければ、全体的に未来っぽい世界観のパッケージを打ち出すべし。そういう主張で、この記事を締めたいと思います。

自分自身、そういう未来の世界を今後描けるかは分かりませんが……。


この記事が、未来の世界を描きたいかたのお役に立てば幸いです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る