シンギュラリティの物語の第一人者になりたかった

自分は、技術的特異点(または単に「シンギュラリティ」。テクノロジーの進化が速くなりすぎることで、世界が今とは別物になってしまう時代のことです)が来ると信じています。

具体的には、

・人間らしい自我を持ったAI

・サイボーグ化などのテクノロジー的な強化を受けた人間

の、二種類の新しい「人間」が作っていく未来が来ると考えています。

そのことについて書いた、実業家・カーツワイル氏の著書を愛読してもいます。


しかし、同書は長く難しいため、もっと読みやすく受け入れやすいラノベの形で、シンギュラリティのことを世に広めたい。そして、シンギュラリティを扱った物語の第一人者になりたい。そう自分は考えていました。

具体的には、

・人間味があって親しみやすいAIが出てくる

・AIやサイボーグ化などの新たなテクノロジーを、主人公が前向きな態度で受け入れる

などの特徴がある物語でラノベ新人賞を受賞して、それで商業出版で売れたい、と思っていました。


その試みは、今のところ成功していません。今まで二回シンギュラリティを扱った物語を新人賞に出して、二回とも三次選考で落ちた、つまり商業出版デビューに失敗したのです。

そして現在、新たなシンギュラリティの物語を思いつかず、また小説を書くこと自体でスランプに陥っているため、シンギュラリティの物語の第一人者になれる見通しは立っていません。


ひょっとしたら、大沢よりもっと上手にシンギュラリティの物語を創ってくれる作者さんが現われる(あるいはすでに存在する)かもしれません。

その時が来るまで自分はひとまず、シンギュラリティの物語の第一人者となることを試み続けます。


少し愚痴っぽくなりましたが、今日は自分の、未だ果たせぬ野望を語ってみました。

実際にシンギュラリティが来る前に、それのことを世に広める物語を書ければ幸いです。

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