システムをアップグレードするために生きる
昔の自分は、今の人類の種や社会のありかたを維持するために人間は生きている、と思っていました。というか、人類の大半はそう思っているかもしれません。
つまり、生物としての自然な子作りで生まれた人間が十数年かけて学校で学問を修め、就職して社会人となり、納税して国家を維持する……という形です。
しかし、歴史的に見れば、先人たちが社会というシステムをアップグレードしてきたからこそ、今の我々の便利な生活があるのです。
アップグレードによって生まれた具体的なシステムを挙げるなら、国家や学校や会社、農業や工業やITなどです。
さらに、そもそも生物や人間というシステムも、宇宙の歴史の中で起こった進化(アップグレード)から登場したものです。
だから、今の我々も、人間や社会というシステムをアップグレードするために生きている。自分はそう考えます。
よって将来的には例えば、「強いAI」(人間のような自我を持ったAI)とサイボーグ化された人間が新しい「人間」として共存したり、基礎教養は機械の「脳」に五分でインストールできるようになったりしていると想像します。その際、仕事や国家の形も変わっているかもしれません。
そういうアップグレードの戸口に今人類は立っていると、自分は考えます。
実を言えばこの話も、技術的特異点(シンギュラリティ)の概念を世に広めたカーツワイル氏の考えを受けて考えたことです。
ただ、それに真実味があると自分も考えるから、それを広めたくてこういうお話を書いています。
この記事が、人類のアップグレードに役立てば幸いです。
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