一般化されると安心する

最近は、実家脱出に向けた就労のために、福祉法人さんからの職場見学の連絡を待っています。その一方では、見学までの間にできるだけ進めるつもりで、新作小説のプロットを作っています。

しかし、福祉法人さんからの連絡がなかなか来ないため、母からは心配されています。よってさっきも、自主的に仕事を探すようにちょっとくどくどと説教されました。

自分はその時、プロット作りの途中でした。昔よりは母の叱責や説教を楽に聞き流せるようになったものの、それでも少しむかむかしたので、そこでプロット作りは中断しました。


肉体的な暴力や経済的なネグレクトがなくても、対等に安心して話し合える親子関係ではなく、親から子への精神的な支配がある家庭は健全ではない。そう何度も確認しなおしても、

「やっぱりうちの家庭環境、逃げ出したくなるほど悪くないんじゃないか?」

「それに適応できなくて、逃げ出したくなる自分のほうがおかしいんじゃないか?」

と思うことも、最近でも何度もあります。

しかし、やっぱり実家の環境を「よくない家庭環境」と割り切ってもいい。その考えを補強する根拠も、少し前に得ました。


現在協力してくださってる福祉法人さんを、以前に訪問した際、担当の福祉士さんにはもちろん自分の事情を説明しました。すると、実は家族との関係が悪くて実家を出る人も結構いると聞かされました。

その話を思い出すと、ほっとします。

なぜなら、以下のように思えるからです。

・自分と両親も、「関係がよくない家族」の一般的な例の一つにすぎない

・だから、うちの家庭環境がまともであって、それに適応できない自分のほうが悪いのではない

・だから家庭環境に対する自分の悩みは解決すべき&解決できる問題だし、そのために助けを求める権利も自分にはあるのだ


以上のことを思うから、自分は「毒家族から離れて幸せになった人」の一例となるために、実家を出るための努力や、その過程で思ったことの発信を続けていきたいです。


何か「特殊な」悩みを一人で抱えられてるかたが、それで悩むのもおかしなことではないと気づいて、助けを求める声を上げられることを願っています。

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