自らの闇に向き合え

実家脱出に向けての就労が意外と難航しているという話は、先日書きました(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/16816700427720630540)。

その就労に向けた努力の話は、実家を出る予定の部分を伏せつつ、父や母にも話しています。特に母からは、今年の春ごろからずっと就労のことで心配されていて、昨夜にはもっと積極的に仕事を探すようにも言われました。

一方で自分は、就労をあくまで実家を出る手段ととらえているため、雇用契約を結ばない形での職業訓練で妥協するという選択肢も考えています。

しかし、それを選んだ場合、失望した母から叱責・猛反対されるという嫌な可能性も考えています。

そういう、母からの期待を受けている時や、その期待を「裏切って」しまった場合の「ペナルティ」を想像している時は、ヘドロに全身を絡め捕られているような気持ち悪い感じがします。

昔の自分は、高圧的な人の期待という「ヘドロ」をまとったままの生きかたしか知りませんでした。その「ヘドロ」を引きはがす術も身に付けてきましたが、それでもそいつは何度でもしつこく復活しやがってきて、なかなか根本からくたばってくれません。


前置きが長くなりましたが、最近その手の、家庭環境や自分自身の闇の話を避けがちになっていました。

単純に、嫌なことを思い出したくないという気持ちもあります。

それに、やっぱり家庭環境への不満を書くと、自分のことを「30過ぎても親の悪口言ってる大きな子供」みたいに恥ずかしく感じもします。

だから自分も、自分自身の闇に蓋をして目をそむけたくなることがあります。


しかし、その闇から逃げていると、それはいつまでも胸の奥でわだかまり続けます。それに、そんな腰が引けた姿勢で発信する内容は、だいたい表面的で浅くなります。振り返れば、去年の梅雨の頃までは、ずっとそうでした。

だから、やっぱり自分の闇に向き合って、そこから「発掘」した言葉を、同じ闇を抱えている人の「ツボ」に届けたい。その思いを、今日新たにしました。


自分の闇のお話を、これからも同じ闇を持っている人たちに共感していただけたり、そうでない人たちにも温かく見守ったりしていただければ幸いです。

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