矛盾の間でバランスを取る

ちょっと抽象的で難しい話になりますが、タイトルに書いたことを、日課の瞑想の中で意識しています。

最初に注意喚起しておくと、あくまで自分なりに会得した感覚なので、瞑想の修行の正しい成果であることは保証しません。

それと、宗教的行為として運営様から注意を受けたら、この記事を削除します。


自分は昔、瞑想に対して、

「抽象的な悟りを得るための修行」

と捉えていました。

逆に去年くらいまでは、瞑想とは、

「「今ここ」の現実だけを感じるための修行」

であると捉えていました。


しかし、主観的な「悟り」の幸せだけでは現実を生きていけないし、一方で客観的な現実の人生にも人の内心が影響するので、どちらか「だけ」を意識することに違和感というか、「飽き」に近い感覚を覚えることがよくありました。


だから最近やっと、感覚的に分かってきたことが、

「いろいろな矛盾をあるがままに感じながら、その間でバランスを取っていればいいんだ」

ということです。

つまり例えば、

・客観的な現実の事実と、主観的な内面の思考や感情

・「今ここ」の現実と、過去からの後悔や未来への不安

・現状維持への欲求と、現状打破への欲求

・「絶対に許せない!」という怒りと、「許してもいいや……」という優しい気持ち

・無意識にぼんやり「感じる」「思う」ことと、意識的に「考える」こと

などの、矛盾する両者の事象のどちらか「だけ」に意識を偏らせず、どちらも存在することをあるがまま認め、両者をバランスよく意識すること。

そうすることで、気持ちの安定を取り戻しやすくなりましたし、現実に何か作業する際の集中力や、逆に行動の切り替えのスムーズさも(自己評価では)向上しました。

そういうバランス感覚はきっと、生きていくこと全般において必要になります。


あくまでも、自分なりに普段の瞑想の習慣から得た感覚なので、それは間違いだったり、あるいは本物のお坊さんがすでに知っていることだったりするかもしれません。

そういう注意喚起は一応しておきますが、この記事に書いた心構えが、読者様の人生を豊かにする手掛かりになれば幸いです。

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