衰退に巻き込まれてたまるか

両親の生活ぶりを見ていると、

「現状維持は衰退」

という言葉がぴったりだと思います。

今日の記事は、

「そんな人たちの衰退に巻き込まれてたまるか」

というお話です。


両親のどちらも、自分(大沢)が物心ついたときから、同じような生活をしています。

職業の面で言えば、父は新卒で入った会社に還暦を過ぎた今も勤め続けていて、母も低賃金のパートの仕事を転々としています。

そして仕事や家事をしていない時は、紙の新聞で番組を探して、何時間も延々とテレビを見ながらごろごろしています。そんな両親の姿を見ると、「この人たちの時間は昭和で止まってないか?」と思います。


その生活を続けている間に、定年を過ぎた父は正社員から嘱託職員に格下げされました。母も足腰を痛めて、よく腰にコルセットを巻いている他、膝を曲げた座りかたができなくなりました。

そして二人とも、今は年金生活を待つばかりです。

そんな衰退的な生活をしている両親とともに過ごしていると、

「自分もこの人たちみたいに、何も変えられないまま衰えていくのかな……」

という、真綿で首を絞められるような不安に襲われます。


この話は昨日書きかけていたのですが、途中で消しました。その時は、あまりネガティブな話題を書きたい気分ではなかったからです。

だから代わりに、自分の成長した点を列挙しました(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/1177354054935829662)。

しかし昨日の記事と今日の記事の、どちらの話を書いた動機も、

「現状維持に生きてるだけの両親の衰退に巻き込まれてたまるか」

という意地だと思います。

両親から自立するまで、その意地を持ち続けていたいです。


昨日はポジティブな面から、今日はネガティブな面から、成長意欲の話を書きました。

この記事が、衰退的な環境にいる誰かの意地に火をつけられれば幸いです。

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