小説を書かなくなる時

いつか自分も、小説を書かなくなる時がくるだろう、と思っています。

それは、物語で食べていくことを断念するという意味ではありません。

少なくとも、小説という物語の形態に需要がなくなるかもしれない、という意味です。


どういうことかと言うと、これからの時代、

・テキストコンテンツ(本やブログなど)のシェアを、動画やゲームなどの視聴覚コンテンツ(さらに将来的には、五感全てを使うVRでの体験)が食っていくと思われる

・モノ(作り手が完成させた商品)のシェアを、モノを代替するサービス(マイカーの代わりとなる、自動運転の配車サービスなど)が食っていくと思われる

などのことが起こりうる、ということです。

だからラノベという、まさにテキストコンテンツであり、なおかつ完成品である商品の需要もなくなっていくだろう、と考えるのです。


今のところ、ラノベにはまだ、それ自体の価値やアニメや漫画やゲームなどの原作としての価値があるはずです。

加えて自分も、プロのラノベ作家まであと一歩、という感触があるので、他のことをやるのはラノベで食べて行けるようになってから、と考えています。


しかし、自分がアマチュアのうちでもプロになってからでも、きっとラノベが必要なくなる時が来ます。

その時、物語を創る能力を別の形(VRMMOのプロデュサーなど)で生かすために、今は心の準備だけでもしておきます。

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