ジョーカーを生み出さないために
先月に、映画「ジョーカー」(バットマンのライバルである、ジョーカーというキャラの誕生秘話的な映画)を見てから、少し暇な時などに同作についての評論を読み漁っています。
同作はおおむね、
・貧困や周囲からの疎外といった、個人の努力ではどうしようもない社会問題が人を悪に堕とすという現実を告発している
という感じで理解されています。
自分自身、学校や職場で周りの人とうまくやれないことや、頑張るほど空回りすることがよくあった上、今もお金がなくなっていく一方なので、「ジョーカー」の主人公に正直共感しました。彼が己の中の悪を解放していく姿に、暗いカタルシスを感じたほどです。
それでも自分はまだ、悪に堕ちるほど自暴自棄になっていません。だから心が辛い時は、思い切って仕事をさぼったり気が済むまで泣いたりするなどして、自分に優しくしています。
また、自分のように苦しんでいる人に少しでもほっとしてもらいたくて、優しい言葉を発しようと心がけています。
自分には、社会の大きな問題を解決する力はありません。
それでも、自分の言葉を聞いて、ジョーカーに堕ちそうなかたが一人でも多く踏みとどまってくだされば嬉しいです。
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