*あ**弟の***前**。
**が見つかったのは家から離れた、雑木林の中。その溜め池の傍に倒れていました。
ええ。どう考えても、幼い**の足ではそこまで行くことなんて、できません。
警察も手を尽くしたようですけれど、結局何の手掛かりもなく。
母は精神的に壊れてしまった。
もともと、末弟を生むつもりがなかったというのは、薄々気が付いておりました。
いつも末弟の面倒を見るのは私たち姉兄、御祖父様や御祖母様でしたから。
だから、**が死んでしまったから、**のお葬式の最中、末弟を手にかけようとした。
それもまだ幼い弟たちの前で。
そんな母が、私は哀れで、許せなくて。
あのような母親にはなりたくないと思う反面、自分にもその血が流れているのが、ひどく恐ろしく感じました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます