何というスゴ腕心理カウンセラー&人たらし。
てっきりこれから三つ子に絡んでいくものだと思ってました。
家族や世間との和解は一朝一夕ではないと思うけどガンバレ!
キャロル嬢とはリリエーヌを巡って、バチる関係になりそう(笑)
作者からの返信
こんにちは、コメントありがとうございます!
最終盤に向かう前に、心残りにならないよう書くことにしたお話です。
彼女達の裏側を少し書いてみました、この役目は他の誰でも無理だったのでリタが適任でしたね。全く救いもなく三姉妹が話の外に……という状況は私も悔いが残っていたと思うのでリタに助けられました。
もしも一堂に会する機会があれば、キャロルと三姉妹でリリエーヌを取り合うことになりそうですね。ラルフも吃驚でしょう(笑)
編集済
《お邪魔虫》のカサンドラよりも悪役令嬢していた三人娘、実は以前より気になっていました。
(元ゲームの)カサンドラをはじめ色んな登場人物が完全なる悪人ではなかったり背景理由があったりするのに、彼女たちだけ典型的な嫌な奴で描かれ続けることが妙に印象に残っていまして。この作品の中で役割を強いられる疎外感を覚えていたといいますか。
なので今回はじめて彼女達側の理由が語られ、はじめて個としての名前が登場し、ついでに父侯爵の事情まで深掘りされて、「さすが作者さん!!」と快哉を叫びたくなりました。
改めてどの人物の人生も丁寧に描く作者さんの手腕に安心と信頼を寄せたくなります。
ちょっと話はずれますがカサンドラや三つ子を中心に、現代や庶民の感覚から貴族社会を「こんなのおかしい!間違ってる!」と主人公パワーで斬って捨てるのではなく、あくまでも相手の立場や価値観を尊重して馬鹿にしたりしないで寄り添っていくところがこの作品の非常に好ましい部分です。
読者の多くも現代一般人の感覚をお持ちですから異なる価値観の容認はともすればヘイトを溜めかねない。でもそれが起こらないのは世界観や心理の描写をとても丁寧に描いてくれているおかげなのかなと。彼らが確かにここで一生懸命人生を歩んでるのだと思わせてくれる。
話を戻しますが、アイリスが妹たちのことを王子たちに頼らないと言った瞬間、ゲームであればそれによって三姉妹の未来が変わる選択枝を迫られている状況だったのだろうなと感じました。
関係が変われる可能性のある選択をしてくれて嬉しいです。うまく謝れるといいね(笑)
そしてリタの天使っぷりをみたラルフの心境やいかに(笑)
毎度温度差のある感想大量に送ってしまってすみません!
作者からの返信
コメントで仰っていただいた通り、この三姉妹はこの物語内で最初期から”浮いた”存在であったと思います。
基本的に「良い人しか出ないのか?」と思われる作品内においてテンプレ的なお邪魔虫は逆に違和感を抱かれたのではないかと……
ですが彼女達についてはリタと関わって行く中で変わることが出来る、そんな登場人物でした。リタの物語のテーマというか、彼女の根幹的なものが三姉妹とのやりとりで特徴的に出ていると良いなぁと思っています。
私は”ざまぁ”と呼ばれる因果応報的な話は嫌いではないですし、スッキリ感もある表現だと思います。でもこの三姉妹にその役を押し付けるのは作者の傲慢だと思っていて、きっかけがあったら救われて欲しいなぁとも。
リタがそれをしてくれたので本当に作者も良かったです、立場や価値観上、リタでなければ解決できなかった話なので……
会えなければ三姉妹は大変なことになっていたと思います。
まさに、姉妹の今後を決定づける選択肢でした(意味深)
ここまで読んで下さった読者の方は私の話に「ざまぁ(スッキリ?)」はさほど期待されていないはず……と信じ(笑)、自分の書きたいように書いたら彼女達が前を向けそうな変化の兆しが出てきて良かったなと思います。
謝れると良いですね!
リタは本人も自覚がなく、パッと見ではとてもそう見えませんが、ラルフにとっては天使です(笑)
その時その時、思って下さった事をコメントしてもらえるのが凄く嬉しいです!
どうか最後まで彼女達の姿を見守っていただけるとありがたいなと思いますm(_ _)m