第189話 <リタ>
二学期からリタはアルバイトを始めた。
夏休みに帰省した時、仕送り――所謂お小遣いを増やして欲しいと両親に要求したけれども当然のように一瞬で却下されてしまった。
無駄遣いをしているつもりはなくても、街に出ればなんやかやとお金は遣う。
特にリタは休日に王都の露店で甘いものを食べることが大好きだ。
自然とお財布の中身は寂しくなる一方で危機感を募らせていた。
恐らくその危機感はリゼもリナも同じだったのだろう、全く同じ時期に誰も何も言わずアルバイトを始めるという事態に相成ったのだ。
その偶然を知った時は笑ってしまったが、毎週日曜日のアルバイトはとても楽しいものだ。
シャルローグ劇団の裏方として作業に追われるが、体力には自信がある。
それに劇団のお手伝いをするきっかけになったシェリーを始め劇団員にも好意的に接してもらえている環境はとても働きやすい。
『ニルヴェの大河』は毎週日曜日に公演しているそうだが、初演と比べて回数を重ねるごとに当然皆の動きは良くなっていく。
演者はもとより、裏の作業や音楽隊の演奏もお披露目の時とは比べ物にならないくらい洗練されてきていると思う。
勿論初演も素晴らしい劇だったと思うけれど、こなれていく過程を感じ取ると次第にリタ達にも余裕が出てくる。
シェリーの捻挫も治り、動ける手数が増えたという事情も多分にあるだろう。
初演の慌ただしさが過去のことになりつつある今――
リタには一つ、気になることが出来てしまった。
劇団の公演が始まってから、そして終わるまでの間。
劇場の外から、建物をじーっと見つめている老爺の存在に気づいてしまった。
老爺がいるのは劇場に隣接している公園の中。
小高い丘の上に大木が一本植えられていて、その木の根に腰を下ろして劇場の裏側からこちらを見つめているのだ。
最初はただ近くの公園を散歩していたお爺さんかな? と思っただけだった。
印象に残っていたのはその老爺がにこにこと穏やかな笑顔を浮かべ、黒い大きな箱を大事そうに撫でていたから。
リタは劇団の裏方としてバイトをしているのだが、裏口の出入りが多くなる時間帯があった。
偶然、視線を感じて振り返ると高い鉄柵の向こうで老爺が大木に背を預けて微笑んでいる姿を目の当たりにしたのだ。
遠目からだが、好々爺と表現して差し支えない温和な人だと思えた。
観劇に興味があるのかな?
シャルローグ劇団はとても有名な一座でそうそうチケットが手に入ることもない。
来る客来る客、羽振りの良さそうな貴婦人や紳士ばかりで表に出ないリタも粗相がないか冷や冷やしてしまう。
王子やカサンドラが初演の招待客なのだから当然かも知れないが、敷居は高いだろう。
興味があっても中に入れないから、近くで漏れる声や雰囲気を楽しんでいるのかなぁ、と。
その気持ちわかる、とリタはいたく同調したものだ。
こうして手伝いに入っているから劇場の建屋に入ることを許されているが、以前までの自分なら遠巻きに外柵を掴みながら物欲しげに見上げるくらいしか出来なかっただろう。
席代はかなり高額だと、団員からも聞いている。
だが――
その老爺は、次の週も公演の最中ずっと同じ場所で一人静かに佇んでいるのだ。
「幽霊か何か!?」とぎょっとしたのが、気になったキッカケだった。
黒い箱を手でよしよしと言わんばかりに撫で、膝を抱えるように座っている姿は結構異様だ。
酸いも甘いも知り尽くした上での穏やかな微笑み。
猶更怖い。
この劇団に思い入れのある幽霊なのか? と道具を持ち込むために裏口から外に出る度、ビクビクした。
だがどう見ても彼は実在する人間で、悪意も敵意も感じない。
ただひっそりと、公演中に木の下に滞在している。
リタが更衣室で身支度を整えて帰宅する頃には彼の姿はどこにもいないのだから気にならないわけがない。
だがただの善良な一市民であれば、公園でゆっくり休んでいるのを「気味が悪いおじいさんがいる」と団員に相談するのも申し訳ない話だ。
彼は何も悪い事などしていないのだ、あたかも不審者に覗かれているかのような物言いは老爺にとって不本意なことだろう。
うーん、と首を捻るだけでその一日は終わった。
更に次のアルバイトの時も同じようにそこにいる。
ニコニコと微笑む老爺はちんまりと丘の上に腰を掛け、まるで恋人と語らうかのような雰囲気を醸し出しつつ黒い箱を摩る……
流石に次の週はいないだろうと思っても、やっぱり彼は毎回裏手の丘から劇団の裏壁を見つめているのだ。
――気になる!
だからリタは今日、公演が終わった後彼に会いに行こうと決めたのだ。
このタイミングで気になって様子を見に行こうと決めたのは、もしかしたら『虫の知らせ』というものであったのかも知れない。
「よし、まだいる!」
着替えもしないで、老爺の存在を裏口から視認し頷く。
もう秋だというのに半袖で汗にまみれた薄手のシャツそのまま、リタは急いで走って行った。
彼が何者であるのか、直接本人に聞くのが一番早いと思ったのだ。
劇場の裏門を出てすぐに、緩やかな緑の斜面が視界を覆う。
足の短い緑の草が生い茂るその傾斜の上に、リタが何者かと疑問に思う老爺がいるはずだった。
足早に斜面を駆け上がり――
だが、頭上から老人とは思えない男性の力強い、いやキツめの怒鳴り声が聞こえて思わず足を止めた。
ビクッと肩が跳ね、リタはその蒼い双眸を斜面の天辺である大木に向け顔を上げた。
ざわざわと常緑樹は枝葉を揺らしているが、その木の下で複数名が言い争いをしている荒々しい声が降り注ぐ。
「なあ、爺ちゃん! なんでだよ!
もう爺ちゃん、使ってないんだろ!?
なら、譲ってくれてもいいじゃないか!」
「何を言う、それをもらい受けるのは私だ! お前は引っ込んでろ!」
「ちょっとばかり早く生まれたからって先輩気取りか!? やめてくれよ、俺の方が――」
「ふざけるな、俺は正当な権利を主張しているだけだ!」
それらのどの台詞も、穏やかな表情で劇場を見下ろす老爺とは全くイメージが一致しない。
張りのある野太い声の応酬にリタは固唾を飲んで彼らのやりとりを見守る。
老爺を追い立てるように、雁首を揃えてにじり寄っているのは二人の青年だった。
彼らは口々に互いを罵り合い、今にも取っ組み合いの殴り合いを展開しそうな口の悪さを発揮する。
「いい加減にしなさい。
儂が死んだあとはお前たちの好きにすれば良い、そう伝えたはずだ」
「爺ちゃん、我儘言わないでくれよ……!
今がチャンスなんだ!」
「やっと巡って来たチャンス、見過ごすのは惜しい。
俺達を可愛い孫だと思ってるなら、今、譲ってくれよ」
しゃがれた老人の声には諦観が混じっている。
呆れとも嘆きともつかない悲しみの声は、全く知らないリタの心をいたく揺さぶる悲痛さがあった。
そして老人に縋りつくように猫なで声で哀願する青年たちの姿は、傍目からも浅ましさしか感じない。
「お前たちは儂の我儘と言うのか。
僅かな余生を静かに過ごしたいというだけではないか」
「……もう十分楽しんだんじゃないのかよ。
いつまで独り占めするんだ、今、それが必要なのが誰か爺ちゃんだって分かってるはずだ」
一瞬怯みかけたが、その二人の線の細い青年は互いに睨み合い、いがみ合う。
その結果一層、鬼気迫る迫力で老人に覆いかぶさらんばかりに迫り寄っている。
見上げている角度と言うことを差し引いても、彼らの背の高く見えた。
二十代の青年だろうか。
身体は細いと言っても、老人を力で捻じ伏せるには十分な体力差があるはずだった。
いや、血縁関係があるらしい孫子の関係で実力行使に出るなんて、とリタも半信半疑だったが。
どちらからともなく、とうとうその腕が老爺が大事そうに抱えていた黒い箱に伸びる。
よく見るとその箱には取っ手がついており、持ち運びするための箱なのだと分かった。
老爺からその箱を奪い取った片方、だがそれを快く思わないもう一人が思いっきりその箱を両手で掴んで――互いに引っ張り合いっこ。
「こら、お前たち! やめないか!」
悲愴な声を上げるが、老人の細い腕で青年二人の本気のやりとりに割って入れるわけがない。
「……くそ、こいつにとられるくらいなら……!」
折角老爺からかすめ取った箱を奪い取られそうだと判断するや否や、青年は黒い箱を思いっきり横に振る。
その拍子に、黒い箱が手から離れ――ぽーん、と綺麗に宙に放り出されたのだ。
切羽詰まっていることだけは、良く分かるが……
相手に渡すくらいなら放り出すことも躊躇わないとは一体どういうことだ。
「ああっ」
老人は顔を真っ青にしてその黒い箱の行く先を呆然自失の体で見やる。
何が入っているのかはわからない。
だが老人がずっと大事そうに抱えていたものを無理矢理奪い取ろうとするばかりか、放り捨て破壊しようだなどと。
信じられない光景に、リタの身体が勝手に反応する。
その箱はリタが立ち尽くしていた地点とは少し離れた右の方に向かって、勢いよく真っ直ぐに飛んできていたのだ。
足が、腕が勝手に動いた。
緩やかな傾斜を蹴ってその箱を落とすまいと腕を伸ばす。
でも遠い。
今のままではその箱まで届かない事は誰の目にも明らかだ。
だからリタは躊躇わずにそのまま足に力を込め、地面すれすれ飛びついた。
人から運動神経、反射神経が良いと言われることの多かったリタである。
自分はそういう体質なのだとごく普通に受け入れていたが、今この時ほど自分の身体能力の高さに助けられたことはないだろう。
その一抱えの大きな黒い直方体の箱を両腕で抱え込む。勢いをつけ飛び込んだ分受け身もとれずに身体の側面を強かに地面に打ち付けた。
箱を押しつぶさないよう身体を捻ることだけを考え、それは成功したものの。
飛び込んだ勢いを殺すことは出来ず、リタの身体は草の上で一度大きくバウンドした。
身体を強かに打ち付けたところは、丁度勾配の急な斜面だった。
傾斜であることからそのままコロコロと転がり落ちそうになるが――
これを抱えたまま転がり落ちれば、この箱の中身も同様にシェイクされて破損してしまうのでは?
全身に力を込めた上で、左上腕と両足を地面にぐっと押しこみ、己の身体が無様に転がり落ちるのを踏みとどまる。
仰向けのまま、何とか体勢は保った。
右腕で抱え込む箱は無事だ。
流石に無傷と言うわけにはいかず、数十センチはザザーッと身体を斜面に滑らせることとなり、傾斜を擦った左腕は皮膚が傷つき捲れてしまう。
――広い範囲に血が滲んで、その痛みに顔を顰めた。
「お、おい!
壊れてないだろうな!?」
上部からリタに降り注ぐ男の焦り声が聞こえる。
その直後老人は「ばかもんが!」と大声で叫んだ。
流石にバツも悪ければ分も悪いと見て取った二人は、苦虫を噛みつぶしたような顔でリタを睨み据え――
再び口喧嘩を繰り広げながら、逆方向に姿を消してしまった。
何だったんだ、彼らは……?
「お、お嬢ちゃん!
すまない、大丈夫か!?」
先程の蒼い顔を更に蒼く、もはや真っ白に色を落とし老爺はリタが蹲る斜面途中に駆け寄る。
その足取りはよたよたと頼りなかったが、何とかこけることもなく傍に辿り着いてくれた。
「このくらいなら大丈夫です、ただの擦り傷なんで」
あとは打ち身か。
きっと風呂に入る時に、青タンが身体の側面にところどころ浮かび上がっていると気づくだろう。
「はい、どうぞ」
とりあえず彼の大事なものを死守できたことは良かった。
彼は寸分躊躇った後にその箱を受け取り、大事そうに両腕で抱え頭を下げる。
「……愚かな孫どものせいで申し訳ない……」
本当に孫なのか……。ということは、あの二人はまさか兄弟?
老爺は自分が老い先短いと言っていた通りの外見をしている。
そんな彼の孫だから、まぁ二十代後半という目測は誤ってはいないだろう。
そんな良い歳をした大人たちが、目の色を変えて黒い箱を取り合う姿は物凄く恐ろしかった。
互いに相手を面罵し、顔を歪めていがみ合う姿はとても兄弟のものとは思えない。
今まで仲が良い兄弟姉妹ばかりを見て来たリタは、大の大人の醜い争いに精神的ショックを受けた程である。
「お爺さんの大事なものなんですよね?
中身、確認してください。
壊れてたら大変です」
だが老人は箱を足元に置き、胸ポケットから白いハンカチを取り出す。
そして座り込んだままのリタの左上腕にそっとあてがい、土や埃、そして血を払い拭ってくれた。
「……見ず知らずの女の子がここまでしてくれたというのに、あやつらは……
本当に救いようもない」
はぁ、と沈鬱な吐息を落とす。
そのままハンカチを広げ、腕をぎゅっと縛ってくれた。
ずきずきと痛みはするが、上の皮が擦り剥けた程度で済んで僥倖だ。自分は運が良い。
「すみません、止めた方が良いのかなって思ってんですけど事情も分からないし」
「構わん、それで良かったよ。
激高した孫に何をされていたかわからんからな……
ん?
ああ、お嬢ちゃんは劇団に新しく入った子だね?」
「いやー、ただのアルバイトです! 日曜しか参加してないんで!
しかも裏方ですしー」
華やかな衣装を着て誰かを演じることはない。
横目で彼女達の演技を見る度、「いいなぁ」と羨む気持ちが膨れ上がっているのは事実だが――残念ながら自分は彼女達のように美人でもスタイルが良くも、また演技に才能があるわけでもない。
流石シャルローグ劇団の演者たちは、端役であっても信じられないくらいお芝居が上手いのだ。
嫉妬心さえ、レベルが違い過ぎて沸いてこない。
「この子を助けてくれて感謝する」
老爺はモーリッツと名乗り、膝を折って跪いた姿勢のまま再度深々と頭を下げた。
「いえ、目の前に落ちて来たのでつい!
あ、それ、一体何なんですか?」
老爺はにっこりと微笑んで、その黒い箱を開けた。
パチンパチンと音を立て金具止めを外し、その直方体の中身を覗き込む。
「ああ、無事なようだ」
そう言って手に取った”大事なもの”は――何と、年季の入った様相を呈した一挺のヴァイオリンだった。
「……ヴァイオリン?」
彼は取り出したヴァイオリンに瑕疵がないことを目視すると、ホッと胸を撫でおろして再び箱の中に収める。
そして大事そうに黒い箱の表を皺だらけの手で撫でた。
「随分と昔のことだが、この劇団の楽師を務めていてな。
……儂にとってここはとても思い入れがある場所だ。
そしてこれは、当時から世話になっていたヴァイオリン。
今はもう腕の力も随分弱ってきたもので……
一曲を弾ききる体力もないのだけどな」
漏れ聞こえる楽団の音をこのヴァイオリンと聞くことが、何よりも楽しみなのだと彼は苦笑しながら教えてくれた。
「満足に扱えないなら譲り渡せと言う孫らの言葉は、正しいのかもしれん。
……だがこの丘に登れる足がある間は、この子と一緒に過ごしたくてなぁ。
思い出話も積もるほどあるからな」
穏やかに微笑む彼の顔は昔の面影を想起することも困難だったが、ああ、こんな優しい笑顔でずっと座ってこちらを眺めていたなと思い出す。
幽鬼だなどと勘違いしたり、一瞬でも不審者かと思った事実をリタは後悔した。
「まさかこの歳になってまで、他人様に迷惑をかけるとは思わんかった」
ガックリを肩を落とす老爺の精神状態がとても心配になってくる。
もう二度とここに来てはいけないと思っているのではないか?
彼がこの劇団の元関係者で、そして今ここに来ることを励みに毎日過ごしているのなら……
こんなこと程度を思い煩って足が遠のくのも勿体ない話ではないか。
「お爺さん、また来週もここに来てくれますよね?」
「いや、うーん……
流石に同じような事があっては、お前さんのご両親に申し訳が立たんしなぁ」
「こんなの擦り傷ですし、気にしないでください。
ええと……
お孫さんたちもヴァイオリンを傷つけたいわけじゃないって思ったので!
また詰め寄られたって、落とすふりしたら何も言えずに帰っていくんじゃないですか?」
リタの突拍子もない提案に、老人はしばらく小さな目を見開いていた。
フリでもこの子を落とすのはなぁ、ともごもごと小声で呟いている。
どちらかが手に入れるとなればまた破壊活動に出るかもしれないが、老人が持っているヴァイオリンは争ってでも欲しいものなのだ。
老人自身が「それならこんなものは要らない」と嘘でも傷つける真似をすれば、彼らはきっと怯むだろう。
だって相手を出し抜きたい、という想いが一番にあるのだ。
自分の手に入る”はず”のモノが台無しになる事を、彼らは恐れているはず。
「このハンカチの代わり、返しに来ます。
来週もここにいて下さいね!」
打ち身はズキズキ痛い。
そして巻いてもらった白いハンカチにも血が滲んでいる。
いくら洗うとは言え、血のべっとりついた布をそのまま返すわけにはいかないだろう。
痛い想いはしたが、これもまた一つの縁である。
彼にはまた、この劇団裏で静かな時を過ごして欲しい。そう思ったのは本心だ。
でなければ、身を挺して箱を庇った甲斐がない。
「………っ……」
じくじくと左腕の擦り傷が痛む。
ああ、長袖に着替えて来ればよかったか。
……でもそれでは間に合わなかったか。
あのヴァイオリンは斜面に叩きつけられ、転がり落ちていたに違いない。
それを防げたのだから、良かったと思う。
「……ありがとうな。
儂も来週、治療費を持参しよう。
だから、ちゃんと診療所にかかっておいで。
もしかしたら深い傷があるかもしれん」
リタをしげしげと見つめた彼は「困った子だ」と相好を崩す。
その笑顔は年相応にほんわかと優しく、亡くなったお爺ちゃんを思い出して――ちょっとだけ切なくなった。
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