第131話 そして邂逅
個々に用意された別荘の室内は広く、ベッドもワンシーズンしか使わない別荘のものとしては大変上等なものだ。
カサンドラは学園の寮を知らないが、きっとそれより調度品も豪華に違いないと確信が持てる。
「カサンドラ様。
大変申し上げづらいのですが……今回、挨拶を辞退することは可能でしょうか……?」
別荘の二階の一室で、未だに青い顔をして呻るリタ。
そんな彼女の傍に丸いスツールを運んできてちょこんと座るリナに、国王陛下が会いたがっているという話を持ち掛けた。
リタも命に関わる状態ではないのだし、子どもでもない。
部屋に一人でも問題はないだろう、リナも一緒に来て欲しいと声を掛けたのである。
いきなり国王陛下という単語が飛び出して硬直したリナ。
だが国王陛下が希望しているのであれば、例えそれが戯れやおまけ扱いでも挨拶に伺うのが当然のことだ。
自分達はクローレスの民だ。
絶対的な権力を持つ国王様に逆らうなど無謀な話。
これが真実残虐非道なモラルに反する命令ならともかく、顔を見たいから会いに来て、と言われただけなのだし。
果たして、礼儀正しいリナが国王の声掛けを”遠慮したい”なんて俯いた時には大変驚いた。
何故だろうと首を捻ると、彼女は恐る恐る言葉の先を続ける。
「兎狩り……」
彼女は俯き肩を震わせて涙目だった。
その瞳は何とも言いようのない悲哀に満ちており、カサンドラもフォローする言葉を見つけることが出来なかった。
動植物が大好きなリナ、本人も小動物に似ているけれども兎という存在はとても身近で可愛いものだという認識があるようだ。
兎狩りだの鳥狩りなどの貴族の嗜み、その趣向がどうにも受け入れがたい。
「私達が口にしているお肉が元は何であるかということくらいは承知しています。
ですが遊興のために無駄に小さな命を追い詰めて苦しめる姿を見てしまったら、私、陛下にご挨拶に伺わない以上の不快感を与えてしまうかもしれません……!」
そうさめざめと言われてしまっては、無理強いは難しい。
これから夕方まで兎狩りに興じていると言ったが、まだまだ宴もたけなわと言った時間帯だ。
もしもリナを連れて行って、狩られた兎が何匹分も目に入ろうものなら……
いや、目の前で兎が射抜かれたら?
このラズエナの気候は王都とは比べ物にならないくらいに涼しい。
雨が降る気配もなく、陽に浴びても心地よいとしか思えない空間では外に繰り出して遊ぶことはとても楽しいはずだ。
その光景をニコニコ笑って見ていろというのは確かに酷かもしれない。
もしも”三つ子”を揃えて連れて来るようにとのお達しなら日を改めてという話になっただろう。
彼女達がどうしても陛下に会いたい! と願うならそのように手配しよう。
だがそのつもりはなくなった。
国王陛下が呼んでいるからなんて、彼女にとっては「友人に招待された場所で知らないオジサンが会いたいと言っている」以外の意味を持たないようだし。
無理強いをすればカサンドラのせいで迷惑をかけているということになりかねない。
国王陛下に対する三人の関心の無さぶりにカサンドラは決意したのだ。
リゼと二人で先に挨拶だけ済ませて、それから憂いなく遊ぶのだと……!
第一、国王陛下に会ったから何か嬉しいことがあるわけでもない。
手を振ってもらって嬉しい、声をかけてもらえて栄誉なことだという認識はあれど、プライベートの場では単なる同級生のお父さんだ。
彼女らにもっと貪欲に王族とお近づきになりたいという意識があれば、同じクラスの王子にもっと絡んでいると思うのでさもありなん。
無駄に緊張するだけの相手だ。
「私からもお願いします。
幸い”同級生”という曖昧なものですし、私がついて行けば一応、要望に応えることが出来たということで」
リナの蒼褪めた顔を見、そしてリタの苦しそうな表情を次に見て。
リゼは覚悟を決めたのかハッキリとそう言い切った。
カサンドラとしても巻き込んでしまって申し訳ないという想いが強い。
彼女の言葉に頷く以外、穏便におさめる方法はないと思えたのだ。
話は纏まり、事態を静観していたエレナは手を一度叩いた。
「ではせめて服を着替えた方が良いですね。
……私が昔ここで着ていたモノがクローゼットに保管されています、捨ててはいないはず。探させましょう。
そうと決まれば善は急げです」
事態を把握し、エレナはテキパキと別荘で忙しなく動き回る使用人達に指示する。
リゼの格好は彼女曰く普通の格好だが、どうせ着いたら野山を散策するのだからと半袖のシャツに長ズボンという出で立ちである。これで国王陛下の前に出たら勇者だ。
王様の前に出ても失礼にはあたらないものをというかなり難しい注文だったはずだが、僅か十分で発掘を終えた使用人たちがリゼに空色のノースリーブのワンピースを運んできた。
萌黄色のストールを肩に掛け大きめのブローチで止めれば肩の露出はカバーできそうだ。
靴だけはサイズが合わなかったので以前カサンドラが選んだミュールを履いていくことにした。
一応着替えとして仕立てた服は持ってきているそうだが、膝上のスカートで国王様に会うのは流石に嫌だと彼女は言った。
用意が出来た時には、もう三時近い時間だ。
もっと早く教えて欲しかった、とカサンドラは歯噛みする。
カサンドラと学友を王の御前に案内するため、派遣された騎士がそのまま待機していたなんて……!
同室ではないから話は聞かれていなかっただろうが――背筋がうすら寒い想いをする。
何時間も待機してくれていた騎士様を待たせて「今日は行きません」なんて結論に達さなくて良かった。
「騎士様、大変お待たせいたしました。
国王陛下直々のお呼び立てを頂戴しこのカサンドラ・レンドール、幸甚の至りに存じます」
屋外に出、自分達を王家所有の狩場まで案内してくれようと待機していた騎士に深々と頭を下げる。
そして違和感があるなと思って、頭の位置を直しまじまじと騎士の顔を確認するカサンドラ。
「――……貴方は」
リゼも緊張で畏まっていた雰囲気を一掃する程の驚愕を露にし、指と指の間を限界まで開いた掌で口元を覆う。
「やぁ、カサンドラ嬢。舞踏会でお会いして以来でしょうか。
いやはや、全く。お互い陛下に振り回される身の上ですね。……おっと。
今のは聞かなかったことにしてください」
煌めく銀髪の美形騎士。
優男風の印象の上背の高い青年は、和やかさを演出するようにお道化たように話す。
ここ別荘から狩場は近く。徒歩でもすぐ着くから大丈夫ですよ、なんて飄々とした素振りの騎士にカサンドラは見覚えがあった。
「もしかして、ミランダ先輩の……?」
小声でカサンドラに耳打ちしてきたリゼの顔も信じられないものを見るかのようなものだ。
ニコニコと佇む柔らかい物腰の騎士は黒い皮鎧を纏い、腰には長い剣を収めた鞘を帯びる。
羽織るマントの留め具は王宮騎士団が使用する特注金製。
「ごきげんようアンディ様、わたくし達のためにご足労頂き感謝いたします」
既に学園を卒業して久しく、顔を合わせる機会もほぼ無い騎士アンディ。
斜陽子爵家の長男という情報しか知らなかったが、彼は現在上級生の伯爵令嬢ミランダの婚約者だ。
舞踏会でミランダと幸せそうに踊っていたのも記憶に新しい。
不躾なまでに彼の容色を丹念に見つめてしまう。
申し分ない美形としか言いようのない整った顔で惜しげもない友好的な笑顔を向けられるのだ、まさに目の保養。
しかも年上の彼はその年相応に落ち着いて見え、大人の風格という余裕が漂っている。
「陛下が急に君達と会いたいだなどと仰ったものですから。
――兎狩りに付き合わされるよりはお嬢さんたちの案内役の方が心楽しいのですが、そちらにとっては面倒なこと。
巻き込んで申し訳ないばかりです」
リゼは呆けたような顔で彼に道案内されるがままに開けた小道を歩いていたが、すぐに「いやいや」と首をブンブン横に振った。
「本当に私のような何もない平民が陛下に
フ、とアンディは柔和な笑みを浮かべリゼに話しかける。
「勿論大丈夫だよ。
そもそも普段からあの方は身分だ地位だに口うるさいタイプでもない、気楽にして欲しい。
……そういえば三つ子と聞いていたけれど、君一人?」
「は、はい! すみません!」
「申し訳ありません、アンディ様。
どうしても御二方の都合がつかず」
「長旅で疲れもするでしょう、カサンドラ様が気にされることではありません。
はぁ……。
陛下はすっかり”偶然”というものに気を良くしてしまったようでしてね。
まさか急遽予定変更した旅程で、レンドールのお嬢様が同日、ごく近い場所に現れるなんて中々ありえない確率だとか」
確かにカサンドラもなんという偶然なのだと吃驚したが、その偶然に嬉々として会いたいから呼んで来いとはしゃいだ結果がこれ?
見かけは王子に瓜二つで、王子が成長したらきっと国王陛下のようなしゅっとしたカッコいいおじさまになるのだろうなという外見なのに。
どうにも性格は王子とは懸け離れ、軽薄な部分があるような気がしてならない。
アンディから聞いたことなので全て鵜呑みには出来ないが、少々印象が違うなと感じた。
そのまま十分ほど歩くと、影の濃い林に入る。
鬱蒼と木の生い茂るこの林が王家の所有する保養地との境目なのだとアンディは言った。
もしも何も申告していない不審者がこの林を越えてしまえば――見張りの兵士たちに取り押さえられただろうね、とも。
そう距離もない林道を抜けると急に視界が開ける。
サアッと陽の光を浴び、二人揃って目を細めた。
※
「おお、カサンドラ嬢。
よく来てくれた、息災か? そう肩に力を込めずとも楽にするがいい」
泰然とした佇まいで、王様は現在日光浴をしていた。
正確には兎狩りの途中で下馬し、瑞々しい果物を抓んで束の間の休息を楽しんでいるところか。
「この度はわたくしなぞにお声掛けを頂戴し、恐縮でございます。
陛下の御代におかれましては聊かも陰りなく、遍く臣民が満ち足りております事敬服の念に堪えません」
「うんうん、そう畏まらなくてもよい。
……そしてそちらが例の三つ子……おや、一人かね」
「リゼ・フォスターと申します。
私のような無位の者が陛下のお目を穢す無礼をお許しください。
……畏れ多くも、妹二人は旅の疲労により体調を崩しておりまして。
私のみ参上致しました、お心に添えず申し訳ございません」
「うむ、そうか……
来たばかり。
……ふむ。余の気が急いておったな」
平伏せんばかりのリゼだったが、国王陛下も堅苦しい雰囲気を厭っているようだ。
そして意外にも「しまったな」という苦笑いを浮かべているのが、人間らしさを感じる。
数メートルは離れた距離だが、彼の声は良く透り聞き心地の良いバリトンボイスだ。
演説や宣言を民衆の前で行う機会の多い王様にはもってこいの素晴らしい資質と言える。
「王子の同級生とのこと、何、あれから良く話は聞いておる。
中々興味深い特待生だと云うておったわ。
……尤もあれ自身、まだまだ不出来な人間よ。
双方とも愛想を尽かさず長い目であれを見てやってくれまいか」
それは自慢の息子に対する謙遜ではないと感じる。
今の王子でそんな評価はあまりにも手厳しいのでは?
ジェイクの言っていた通り、この国王は息子である王子にあまりにも厳しい目を持っているのだと思う。
カサンドラは少々反論したくなった――が、ぐっと堪える。
王様と口喧嘩をする意味はない。
スー、ハー、と息を整えていると、国王陛下は機嫌良い表情のままとんでもない発言を投下した。
「忘れておった。
――ジェイクの同級生でもあるな。
誰ぞ、彼を呼び寄せよ」
――カサンドラは運命と言う形のない力を信じている。
この世界には疑いようもなく魔法が存在し、そして神も悪魔も存在する。
目に見えない、偶然を必然に変える力は確かに否定されることなくカサンドラを常に驚かせているのだ。
その運命力を甘く見ていたわけではない。
でもまさか、このバカンスにおいてその力を発揮されるだなんて予想もしていなかった事。
カサンドラは現在、翡翠のような綺麗な双眸を丸くして立ち尽くしていた。
しばらく国王の放った言葉の意味を理解出来なかった。
だた一分も経たないうちに、少し離れた原っぱより一人の青年が黒毛の馬を牽き近寄って来たのだ。
燃えるように真っ赤な髪、そして橙色の目。
精悍としか言いようのないがっしりとした体躯の彼は、アンディと同じく黒い皮鎧を纏っている。
彼が一歩歩く毎に外套が高原の風に揺れていた。
「――陛下、お呼びですか?」
彼はこちらの姿を視界におさめた時、僅かに目を細めた気がした。
だがふいっと視線を逸らし、馬を牽いていた赤い手綱から手を離して国王に臣下の礼をとる。
普通の乗馬用の馬よりも一回りは大きな隆々とした肉付きの馬は、その場に鼻を鳴らし静かに待機。獰猛そうな暴れ馬に見えたが存外優しい銀の瞳でこちらの様子を伺っているようだった。
「朝に話をしたことだ。
お前の同級生でもあるしな、そうそうない偶然ではないか。
世話になっているのだろう? 挨拶くらいしたらどうだ」
するとジェイクはもう一度国王に向かって頭を下げる。
そしておもむろに、身体の向きをこちらの方に向けた――以前生誕祭の時に純白の騎士甲冑の正装を纏っている姿は見たことがある。
だがこの黒ずくめとも言うべき皮鎧の姿も中々彼に似合っている、特に差し色の赤が程ほどに生地に落とし込まれているのが良い。
「このような場で再会するとは思わなかった。
カサンドラ嬢、入学して以降貴女には大変善くしてもらっている。
今後ともクラスメイトや生徒会の役員共々世話になるな、宜しく頼む」
目の前のこの人は 一体 誰だ!?
という心の中の絶叫を押し隠し、カサンドラも穏やかに微笑む――引きつらないように表情筋を叱咤した。
ジェイクの公務上の態度とプライベートの差が詐欺レベルで怖い。
「こちらこそジェイク様には一角ならぬご厚意を頂いております。
これからもよしなにお願い申し上げます」
「ラズエナは斯様に過ごしやすい土地、存分に楽しんで帰ると良いだろう。
慣れない学園生活を過ごしたのだから、休息も必要だ」
「まぁ、お務め中のジェイク様に労っていただいて大変恐縮です。
常日頃からのジェイク様の勤勉なお姿に、学園に通われる皆様も称賛の言葉を惜しむことはありませんもの。
わたくしも皆様と同じ思いです」
「それは壮語が過ぎる。勤勉さでは君の右に出る生徒はいないだろう?」
二人ともニコニコ笑顔であることに変わりはないが、互いに『なんだこいつ』という含みを周囲に気づかれないよう精一杯込めている。
「リゼ・フォスターも同行しているのか。
残りの姿が見えないようだが?」
カサンドラとの不毛なやりとりに倦んだのか、ジェイクはカチコチに固まったまま動かないリゼに視線を向けた。
彼女の肩が跳ね上がる。
「はい! 二人は、ちょっと、体調が善くなくて……
馬車酔いなので、すぐに治ると思います」
王様に対する時の数倍は彼女の焦りを感じる。
実際、いるはずのない人間がそこにいたら脳が中々受け入れられないという気持ちは分かっているけれど。
彼女と一緒にいるとジェイクとどこでもエンカウントする可能性があるという認識でいた方が精神安定上良いのかもしれない。
カサンドラはそう心の中で頷いた。
運命力、おそるべし。
「丁度いい、ジェイク。
お前まだ今日は弓を引いていないだろう。
こちらのお嬢さん達に兎肉を土産に持たせてやるといい」
物凄く涼しい顔で、眉一つ動かさずこの男は飄々と言い放つ。
「――御意のままに」
彼は馬の鞍に提げていた大きな弓を片手で握り、ひょいっと黒馬に跨った。
外套から覗く腰の矢筒の中には二本の矢、その一本を抜き取り弓と一緒に大きな掌でぎゅっと掴む。
その動きは大変スムーズなものだった、まるで劇でも眺めているかのようだとさえ思う。
こちらが驚いて立ちすくんでいる僅かな合間で、彼は駿馬を駆って走ったまま――矢を番えた。
数十メートルは離れた茂みを狙っている。
馬で駆け詰めながらとは言え、そこまで離れた距離で当てるとか絶対に無理なのでは?
その時カサンドラの脳裏に過ぎったフレーズは、この世界には存在しない前世の記憶にこびりついていた残滓そのもの。
一寸ばかりおいて、ひいふっとぞ射切ったる
この人――
パッと脳裏に焼き付く程、強烈な光景だ。
茂みに隠れ、こちらの様子を伺って鼻をひくつかせていた灰色の兎。その小さな体の急所を寸分たがわず一本の矢が射抜く。
トサッと、遠くで何かが倒れる音。
そしてそれだけに留まらず、ジェイクは矢筒に手を伸ばす。
再びどこぞに狙いを定め、矢を番え放ったのだ。
兎が沈んだ近くの茂みから慌てて逃げ出し、細い足で低空を駆け跳びながら去って行く雉が鋭い鏃に貫かれ――その勢いのまま向かいの樹に磔にされた。
矢は樹の肌に深々と突き刺さり、柄が細かく震え続けているのが余韻を感じさせる。
兎狩り、その射抜いた得物を拾って廻る兵士達の顔も信じられないものを見たかのような表情をしている。
注視を促されれば、一抱え程の大きさの兎がいたのは見えただろう。
カサンドラの視力は普通だと思うが、それでも目立たないように潜む獲物を良く一瞬の間で見定めて射抜けたものだ。
「兎だけでは少ないでしょう、陛下」
そう言って馬を
恐る恐るチラっと横に立つリゼの様子を伺ってみた。
………彼女はただただ、真剣な面持ちのままジェイクの姿を見つめている。
その姿を一挙手一投足見逃すまいという視線の本気度は鬼気迫るものだ。
カサンドラはそーっと視線を横に逸らして口を引き結ぶ。ちょっと慄いた。
その眼が怖い。
好きな男性のこのような普段見えない姿を見ることが出来て、何も思うなと言う方が酷な話ではあるのだろうけど。
自分がリゼの立場だったとしても、彼女と同じように呆然とする暇があるなら記憶に焼き付ける方に集中するだろう。
神様、何故ここに王子がいないのでしょうか。
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