第15話 <リゼ>


 彼女の名はリゼ・フォスター。

 セスカ伯爵が治める東方の田舎の町に住んでいた彼女は、三つ子だ。

 とても珍しい話だ。が、三つ子なことが当たり前すぎて、特別感が皆無になって久しいのだけど。


 三つ子として全身全く同じ形のパーツを持って生まれた姉妹だが、その性格やものの考え方は全く異なる。

 与えられた環境が同じでもここまで成長に個性が出ると、教育論なんて鼻で笑うような信憑性のないものだ。なんて家族は笑っていた。

 個人の持って生まれた性質や性格は、育つ環境や親の教育方針ではどうにも変えようがないものなのだと。


 幸い性格は違えどもお互い仲が良く、喧嘩をしてもすぐに仲直りが出来る関係性。

 三人でいるのは楽しい。

 でも、リゼはその三人一組という状況がいつまでも続くわけがない事も分かっていた。いつかは別々の人生を歩むのだ、寂しいけれど仕方ない。


 リゼには夢があった。

 昔から勉強が出来る娘として町で有名だったリゼは、将来は大きな街の官吏になりたいと人知れず人生目標を掲げていたのだ。

 子供が持つには少々大人びた夢だったが。


 少なくとも、死ぬほど苦手な農作業の手伝いを強いられる圧迫感から解放される。それを思うだけで心に羽が生えたような気持ちになった。

 どうにもリゼには身体を使った仕事が肌が合わず、繁忙期は気配を消して教会の奥に隠れ潜んだ。

 持ちだした本をこっそり読んでサボっては、母親に叱られていたものだ。

 

 田舎の日常から逃げ出したかったリゼにとって、勉強はそのための手段であった。

 旅の商人から話を仕入れて検討した結果、国に直接雇われる官吏なら食いっぱぐれがなく安定した給金を得ることができると結論付けた。

 官吏になりたい! それが無理ならせめて王都で働きたい! 俄然やる気を出していたリゼ。


「お母さん! 私、王都の学園に入りたい! お願い、試験を受けさせて!」


 王都で仕事をしようと思った時、現実的な方法がそれしかなかった。

 例え庶民であっても、あそこの特待生として卒業できるなら引く手数多だ、官吏にも十分手が届く。

 将来の大臣候補に顔を覚えてもらうこともできる、最も自分の野望に適した環境だ。


「何バカなことを言っているの!

 うちにはそんなお金、ありません!」


 でも母の答えはいつも同じだった。

 特待生になるための狭き門、その試験を受けるためには莫大なお金がかかる。

 金持ちなら小遣い程度の額かもしれないが、リゼの家のような田舎の一般家庭が金貨百枚も即金で用意できるわけがない。第一王都に行くだけ、滞在費だけでもかなりの金額が動いてしまう。

 それらが、不合格に終われば全くの無駄になるのだ。

 そんなギャンブルめいた金を出せる平民の家などそうそう存在するわけがなかった。


 ――先行投資よ、お母さん! 絶対に合格して返すから!


 何度も母に掛け合ったが、全くお話にならなかった。

 小娘一人で用意できる額ではない、どれだけ自信があってもどうにもできなかったのだ。

 出世払いは駄目と言われ、確かに自分ひとりにそんな莫大な金をかけたら妹のリタとリナは……


 想像すると、何も言えなくなった。




 そんな鬱々とした時間を過ごしていたある日のこと。



『あの子達を――王立学園に……!?』 



 田舎には不釣り合いなほど豪華な馬車がリゼの家の前に停まった。

 それはそれは煌びやかな使者御一行様で、隣の部屋で様子を窺っていた三つ子は「?」と不思議そうに顔を見合わせた。今でもその光景をハッキリ覚えている。


 王国側から特待生待遇を打診される、それは将来の有望さを見出され全て『タダ』で面倒を見てもらえるということだ。

 特待生スカウト…!

 そんな奇跡が起こるわけがないと諦めていたリゼの人生は、一夜のうちに変わってしまったのだ。


 講義を受け将来のために必要な知識を学ぶ事が学園の存在意義である以上、それが可能な最低限の学力があるかの確認は必要。

 スカウト待遇でも現時点の学力を測る試験を受け、足切りにひっかからない程度の学力があることを証明しなければならなかった。


 当然、リゼにとってはどうということもない。

 元々の計画では、実力で試験を受け合格をもぎ取るつもりだったのだ、合格前提の緩い基準の入学試験に失敗するなどありえない。


 学園で良い結果を残すことが出来れば、王都で仕事に就ける……!


 三つ子であることの希少性ゆえ、実験材料か観察対象として勧誘された可能性は否定できないけれど。

 国に認められたというのは曖昧で開示されることは無く、今でもリタとリナはなんで自分が特待生としてスカウトされたのだろうと不思議がっている。


 まさか国から三人同時に特待生スカウトを受けるなんて信じられない、奇跡だ!

 三人は目を白黒させて喜んだ、特にリタとリナは学園へ執着していたリゼの願いが叶ったことを父母よりも喜んでくれた。


 お金を積まなくても試験を受けられる、特待生として学園に迎えられる。

 リゼにとって得難い機会であった。

 自身に何を求められているのかははっきりしていないが、まずは優秀さをアピールしようと意気揚々と試験を受けたのである。


 試験問題は全ての生徒に共通。

 ただし合格水準は爵位持ちの貴族の子女、資産家の子、特待生で全く違う。

 例えば、貴族の子女なら三割解ければ合格、寄付金の多い資産家の子なら五割、特待生として入学するなら九割以上。なんという不公平感、だが元々そういう特殊な学園で本来平民が足を踏み入れるべき場所ではない。

 特待生はその名の通り、特例中の特例なのだ。

 貴族だらけの社交界のパーティ会場に、何とか恥ずかしくない程度のドレスを纏ってその場にいることがお上の温情で赦される――そんな場違い感と言えばいいのか。


 リゼたちは国にと請われた側なので、貴族の子女待遇レベルの点数でも合格できたのではないかと思われる。要するに余程アホじゃなければ受かる。

 というか一体何を思ってのスカウトなのか、本当に謎だ。

 採用基準を教えてくれ。


 試験問題の前半は、さほど難しい内容ではなかった。街の学校で習う程度の基礎レベル。

 普通に入学してくる貴族の子女が最低限分かる範囲を入れているがゆえの平易さだと思われる。

 注目すべきは後半の大問、それだけはレベルが違った。

 全ての教科に置いて、前半は点数を取らせるための設問で後半は振るい落とすための設問。

 お偉いさんの子供を合格させるために、ある程度の点数を平易な設問で取らせつつ、特待生を志望するものがどれくらいの実力かを測る試験だった。


 毎年特待生希望で受けにくる人数は数十人とも数百人ともいわれるが、合格できるのは片手で足りる程。

 恐らく――本来は、これらの問題を解けた者だけが入学権利を手にするのだ。

 優秀さを、偉い人に認められる。



 あまりにも前半と後半の試験のレベルが違う。


 貴族の子女がこの学園に通うのは義務とはいえ、学ぶ以上最低限は分かってるよな? という念押しの意味で行われる試験。

 それでいて、後半の設問に解ける者が限りなく少ない難問をポンと出してくる。


 挑戦者魂に火が点くというものだ。

 こんなの、リタやリナは特別待遇でなかったらまず受からない。



 ……。特別に下駄を履かせてもらった特待生と思われるのも癪だ。

 満点なら誰も文句はないだろう。




 算術は間違いなく満点だ、その他の教科もほぼパーフェクト。

 何年もの間小遣い全てを遣って商人から教書を買い漁り、教会の片隅に逃げ込んでまで読み込んだ日々が報われた――! と涙した瞬間であった。




 だが入学式典の際に”おや?”と疑問が発生した。

 新入生代表の挨拶、つまり最も入学試験で成績優秀だった者がするその役目。

 それが自分ではなかったのだ!


 王子殿下は新入生側ではなく学園運営側の存在としてスピーチをしていたが、その後の話だ。


 自分よりも試験の出来が良かった貴族のお坊ちゃんが存在するだと?

 実力で合格を掴み取った特待生ならいざ知らず、あんな貴族の坊ちゃんが?

 

 目をカッと見開いて、その男子生徒を目に焼き付けた。

 シリウスという名の貴族の御曹司が、まさか自分よりも成績が良かったのかとびっくりした。

 世界は広い、もっと勉強ができる人はいくらでもいるのだと気を引き締める想いで式典を終えたのだ。


 ……吃驚しただけならまだ良かった。

 その後担任の教師に、シリウスとリゼの得点が全く同じだったと聞いたことでその驚きの感情は、ただちに激しい苛立ちへと変化したのだ。


 教師もシリウス様だからそちらが優先されて当たり前というナチュラルな下僕ぶり、抗議する気も失せた。

 こっちは寒い日も暑い日も親に畑仕事を手伝えとどやされながら必死で――……!


 苦労を知らん家庭教師頼みの温室育ちなおぼっちゃんが!

 自分と同得点なのに、当然のように優先される……!


「これだからお偉いさんって嫌いなのよ!

 それならそれで、私に一言あってしかるべきでしょ!?」


 本音を誰に言うことも出来ずすっきりしない感覚。

 自分も一番だったのよ、なんて誰かに話しても共感なんてされるわけがないし、ただの自慢としか思われない。

 だからリゼはぐっとこらえていたのだ。


 図書館でシリウスと遭遇した時嫌味の一つくらい言いたくなった自分は悪くない、とリゼは半分やさぐれていた。

 貴族社会だと平民なんか虫けら同然の扱いだ。


 ただ生まれた場所が普通ではなかったというだけで、ここの生徒は誰もがお高く留まって偉そうな態度。

 ……カサンドラは何となく彼らのような生粋の偉ぶりたがりとは違うという印象だけれども。


 貴族のお坊ちゃんなんて、どいつもこいつも本当に大嫌いだ。


 クラスメイトと適当に話を合わせながら、リゼはこの学園卒業後の進路のことばかり考えていた。



 ※




「――おい……! そこの!」


 昼休み、二階の廊下を歩いていた。

 急に背後から呼び止められ、リゼは赤いリボンを翻し振り返る。


 そんなぞんざいな呼び止め方をされるのは、庶民の特待生と相場が決まっている。

 己の名前を呼んでくれだなんてそんな希望さえもはや抱いてはいなかった。


「貴方は、ジェイク様……?」


 真剣な表情でリゼを呼び止める少年、ジェイク。

 赤い髪に橙色の瞳というカラーリングはとても派手だ。長身で精悍な体つきなので一際目立つ存在である。


 窓から吹き荒ぶ風が彼の短い髪の先を僅かに揺らす。


 はて、彼に呼び止められる理由など自分にあっただろうか。


 彼はこちらが振り向くと同時に、ツカツカと猛進してくるではないか。

 威圧感の塊が迫ってくるのに若干身の危険を覚えたリゼである。


「この間は、すまなかった!」


 そして予想外にも、彼は目の前に立ち止まり頭を下げた。

 目玉がポンっと飛び出て空中遊泳しかねないほどの衝撃である。


「え、ええ…!?

 ジェイク様、どうかしたんですか? 人違いじゃ……」


「……そういえば、雰囲気が何か違……ああ、お前は別の三つ子か!」


 こちらを見下ろし、しげしげと眺めていたジェイク。

 彼はようやく姉妹との差異に思い至ったのか、手を打って放言した。


 蹴り飛ばしていいかなこの人。


 引きつった笑顔で彼と対面する。

 リゼが一切の事情を知らないと判断した彼は、少し逡巡した後。


「実は先週――……」


 なんと、己の失態とやらを包み隠さずリゼに教えてくれた。

 驚くべき事態に戸惑ってしまう。

 確かにリタが話していた通りの状況ではあったようだが、それにしたって素直に己の非を認めてあまつさえ謝ろうと行動する貴族がこの世に存在することにかなり衝撃を受けたのだ。


「そういえば、ジェイク様のことで妹が何か言っていたような…」


 口を滑らせてしまったが、しょうがない。

 デイジー嬢を招いて一緒にお菓子作りに精を出していた時、リタはジェイクらしき存在のことでぶつぶつ文句を言っていた。信じられないだの見損なっただの。


 リゼは貴族連中のしでかすことに不快感しか感じないので、完全に聞き流していた。ジェイクからの視点での経緯を聞くと、そんなこともリタは言っていたなと思うのだけど。


 ……貴族のお坊ちゃんやお嬢様しかいないクラスメイトの不愉快な話を聞きたいか? いや、休みの日でまで聞きたくない。


「あいつ、怒って……たか?」


 ジェイクの問いに頷く。

 怒っていたのは確かだ、嘘は良くない。


 ジェイクはちょっぴりショックを受け傷ついたような表情を見せた。

 多少の事で彼らの鉄面皮がはがれることはないだろうと思っていたリゼの方も驚く。

 貴族という者の面の皮の厚さには常日頃うんざりしているもので。

 そんな顔をするのか? なんて逆にこちらが落ちつかない。


「そ、そうか…。

 いや、そうだよな」


「妹は弱いもの虐めとか筋の通らない事が大嫌いですからね」


 その上で、リタはああ見えて王子様や騎士様やお姫様というキラキラした御伽噺の世界に人一倍憧れのある女子だから。

 だったらもっと大人しくしていればいいものを、本人は自分がガサツで口も良くないし可愛くもないから『憧れ』に留めているそうだ。

 前者二つはともかく、可愛くもないとは三つ子の姉妹に対して何たる暴言か。

 普通だ、普通。絶世の美少女ではないがお世辞で可愛いと言われる範疇に位置するくらいには自分達は可愛いわ。


 憧れの騎士という存在が、何故か道理の通らないみっともない言動を始めたら幻滅もするし腹も立つだろう。

 上から目線でニヤニヤ相手を追い詰める。

 自分の背景バックを嵩に着て、立場の低い者の言い分を一切聞き届けない。

 リタがイラっとするのも分かる。


「そうか……。

 さっきから姿を探してはいるんだが、見当たらなくてな。

 もしかしたら、避けられてるのか?」


「かもしれませんね」


 ひとしきり文句を言い怒った後、リタは自分のしでかしたことに気づき恐れ戦いたのも事実である。

 ジェイクの存在を怖れ、顔を合わせなくてもいいよう立ち回っているのだろう。


 一丁前に感情の赴くまま騎士様に啖呵を切ったはいいものの、リナに窘められ現実を悟った彼女は震えあがった。

 いや、薄々自分でも怒りに任せてとんでもない無礼を働いたという自覚があったのだろう。怒りの感情で誤魔化していたがリナに真正面から滾々と糺されれば逃げ場がない。


 貴族のおぼっちゃまに公衆の面前で不敬を働いたという事実…!

 デイジー嬢は不問にされても、何の後ろ盾もない平民が彼に許されるわけがない!


 お偉いさんの息子に睨まれて退学にされたらどうしよう、とばっちりが行ったらごめんねぇ! とリタは半分涙目。

 そんなに怖いならジェイクとデイジーのやりとりなど適当にスルーすればいいのに、全く直情径行な妹である。


 リナならそんな状況でもにっこり笑顔でどうにか宥めてその場をやり過ごしていたと断言できる。リゼならそもそもそんな場面に陥らない。


「真正面からああもハッキリ言われたら、なんか俺も情けなくなってな。

 どうもカサンドラ関係になると思い込みが激しくなるみたいだ。

 ――俺にも騎士勲章持ちのプライドくらいあるぜ、あの時はどうかしてた。

 それを謝りたいと思ってたんだが」


 残念ながら自分はリゼで、リタではない。


「分かりました。では私からあの子に伝えておきますね。

 ジェイク様がとっても反省されていましたよ、と」


 なんだか目の前の少年が思っていたような典型的な貴族という感じがしなくて、ついこちらの口も緩む。

 ムッと口をヘの字に結び、諸々葛藤しているような彼の様子が結構面白い。

 そう、ごく普通の同級生との会話のような錯覚を覚えるくらいなのだ。




「ジェイク様ーーー!

 そちらにいらっしゃったんですね!」



 廊下の窓、庭園に面した方向から男子生徒の呼び声が聞こえる。

 それは切羽詰まった色を帯び、のんびりとした空間を裂く危機感をリゼにも齎すものだ。


「喧嘩です、喧嘩! 仲裁お願いしますーーー!」


 階下からの切実な要請に、ジェイクは僅かな躊躇いも見せず”ひょい”と窓枠に長い足を掛けた。


「……はぁ? ここ二階……!」


 吃驚するリゼを置いて行けぼりに、彼は二階の窓から飛び降りた。


 嘘だろう?

 二階から何の抵抗もなく飛び降りるような規格外の人間が、リタ以外にこの世に存在していたとは…!

 あんたはうちのリタか! とわけのわからない言葉が喉元に留まる。


 それも貴族のお坊ちゃんとかどういうことなのか。

 この学園の常識はどこへ消えてしまったのか。


 慌てて窓の桟に両手をついて下を覗き込む。

 眼下に広がるのは、先ほど助けを求めた少年の言葉通りの光景だった。

 クラスメイト二人が何かしらトラブルを起こしたようだが、殺伐とした雰囲気はジェイクによって完全に霧散した後。

 睨み合って一触即発の二人も、ジェイクに言い含められれば拳を下ろさざるを得ない。


 話していると普通の少年としか思えないのだけど、他の生徒より頭一つ分は背が高い彼が場をおさめる様子は――確かに普通じゃないな、とは思う。

 まだたった一週間しか経ってないのに。

 一目置かれているのが眺めていれば分かる。



 唖然とするリゼの視線に気づいたのか、ジェイクは片手を挙げて声を張り上げる。




「そこの三つ子!

 妹に宜しくな! ……悪かったって、伝えといてくれ!」





 なんだこの人。

 ……普段授業中だとかお仲間といる時はもっと刺々しい雰囲気だし、もっと”ちゃんとした”貴族に見えたのに。




 これじゃまるで……

 普通の男子じゃないか!

 町にもいた、こんな普通の兄ちゃん!




「分かってます! それと、私の名前はリゼです。

 リゼ・フォスター!」




 駄目だ。

 改めて名前を呼んで手を大きく振る彼の姿が、物凄く心臓に突き刺さる。



「………どうしよう。」



 窓に背を向け、その場に立ち尽くす。

 なんでこんなに、顔が熱いんだ。



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