…あれ?(気づき)

「…ひゃっ!」

全身を打ったような痛みを感じて目が覚める

(もっとも、比喩でも何でもなく実際に打っていたのだが)

寝惚けながらも何とかして起き上がろうとする。

…どうやら今は朝のようだ


…そしてそれはおそらく"私"が"俺"だったという事を自覚したきっかけだったのだろう。


今思うとそれはもっと他の些細なきっかけで良かったのかもしれない


…どうやら私は寝惚けてベッドから落ちたらしい。



…そこでふと思考が止まる。


私?俺?…私は自分の脳内での一人称に困惑してい


……そしてなんとなくではあるけども理解してきた


理由は違和感に対して意識を向けることで前世としての記憶を少し思い出してきたからだ


どうやらあの女神?かは知らないが少女はしっかりと仕事をしてくれたようだった。

なぜ女子になっているのかはこの際置いておこうか


「とりあえず…(すぅー)…やったああー!!!!」


男なら憧れる異世界転生だ、それもTSだと?

喜ばない方がおかしいのではないだろうか?


とかしょーもないことを考えていたらふと声が聞こえてきた


「ちさと!あんまり騒がないでよ!」

どうやら壁越しに聞こえていたようで隣の部屋の姉に怒られてしまった。

「はいはーい」

とりあえず適当に返事をしておく

「あんたのその自由奔放な性格は…誰に似たんだか…」

隣の部屋から何か聴こえてくるがあえて無視しておくとしよう


閑話休題この話は終わりにする


とりあえず私は自分の現状を把握、もとい思い出してみることにした


柊ちさと 14歳

スリーサイズは上から…って何言わせようとしてんだおい!!!

中学二年生だけど別に患ってはいない!(断言)

そしてどうやら姉がいる


その姉が柊なずな 17歳

高2だけど最近は来年の受験勉強等に向けて忙しいらしい

いやそんなこと言われても私は関係ないし知らないけどね←

勉強なんて興味もない


あとは賑やかな両親達と不自由なく暮らしている、と。


まあ雑談はこの辺で終わりにして本題を話そうかな


文明レベルは前の世界と大差なし、特に目立ったものや文化もない

言語は日本語、そしてここはニホンと言うらしい

(カタカナなのは誤字じゃないよ?)

あとは強いて上げるとすれば元の世界よりかなり発展したVR技術だろうか?

VR技術の発展により医療やその他多くの事に応用されているらしい


そしてなによりゲーマーなら期待するフルダイブ型VRゲームもあるらしい、

前世の記憶がうずいて仕方がないね。


まあ私は、そもそもVRゲーム機器の推奨年齢の15歳に達していないので遊べないけど。


閑話休題それも置いといて


この世界にはSNSつぶやいたーWetube動画配信サービスなどもあるらしいね

名称は微妙に違うけど前の世界にあったものと似たようなものだったよ。


そして動画配信者の事をtuberチューバーと呼ぶらしいこともわかった


自分自身やその周辺、この世界について考え直しているときにふと思いついたのが動画配信をしてみようかということについて。


特にきっかけとかは無かったと思う。


そして深く考えてみることにした

前世の"俺"ならともかく今の"私"は女子。

お世辞にも美少女とは言い難いがそれでも自分の現在の容姿や声、女の子らしさ、可愛いさについて自覚はある

顔出しはしないと思うけども…

男配信者よりは女配信者の方が受けが良いのではないだろうか?

まあ今の自分はそう思っている

(言い方が元の世界の某バーチャル英雄みたいな言い方になってしまった気がする)


それはともかく前世の記憶と経験を活かせばこの世界でも一人でも配信はいしんをしてお金を稼げるのでは?

なにより親に迷惑をかけたくない

それに前世の自分の記憶がtuberはいしんしゃに憧れを持っていたと訴えてくるような気がする。

私の前にいた世界には思い立ったが吉日ということわざがあったし…

まあなるようになるだろうか

よし、ならば今からやろうじゃないか…やってやるよ!

心の中でそう思いながら私はおもむろにスマホを手に取りSNSつぶやいたーとブラウザを起動した



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TSしたけどやることないからゲーム配信します ぬこ丸 @nuko2525_

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