ノーマル高校生の1日

@NewBee86

第1話ノーマル高校生

みんなは、特別な人生、異世界転生、異能、学園頭脳バトル、ラブコメ主人公

これらを思い浮かべていったい何を思うのだろうか。

僕、佐藤カイトはこう思った。

「めっちゃモテたいし、異世界転生?したいに決まってるだろーーーーーーーーーがーーーーーーー!!!」………………と厨二病的に思うわけでは無く、ましてや複数の女子達から求められるラノベ主人公的ポジションになりたいわけでもないんだ。ただ、僕はこの苗字「佐藤」に恥じないノーマルな人生を送りたい!

そう思っている。まぁ、多少はこの普通な顔に生まれたからには一度くらいモテ期が来てもいいんじゃないかと思っている。

そんな僕、佐藤カイトは今日、人生のターニングポイントである高校2年生に進学するのだ。

「よし!心の準備は出来た!ノーマル人生を求む僕にとっての第一目標!新クラスでの友達作り!行くか!」

『何、ブツブツ言ってんだ?ほら、行くぞ。』

校門で話しかけてきたのは去年の友達、向井ヒカルだ。

去年は何かと世話になった(主に体育のペア・昼食を一緒にとる仲だ)から軽く挨拶を交わし共にクラスへと向かった。

その途中も普通な会話を交わした。

『おい!新クラス楽しみだよな!新しい友達・新生活!もしかして初彼女とか出来たりな!』

お前のその溢れる希望はなんだよ………

「まぁ程々にな、はしゃぎすぎても童貞と思われて彼女は出来ねーぞ。」

『え?そうなのか!押して押して押しまくれば彼女なんて簡単に出来るかと思ってたわ。』

お前、その積極的すぎる行動で去年フラれてただろ…もう忘れたのかよ…

まぁそんな性格から光には友達が多いし憎めない存在だ。

『まぁ、俺らも同じクラスになったわけだしよろしく頼むな!』

僕もこいつと同じクラスになってよかった。ヒカルがいなっかたら新ボッチ生活の幕開けになるところだった。

「おう、よろしくな。」

そうして僕たちは、新たな人生、改め新高校2年生の新クラスに入った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ノーマル高校生の1日 @NewBee86

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る