第16話 心からの願い。

 「大丈夫か?」と、ザイルは訊ねた。定期舞踏会から屋敷へと戻る途中。比較的揺れの少ない馬車の中、向かいの席に座るラテルティアに。

 ラテルティアは少しだけ疲れたような顔で瞬きをしたあと、彼女らしい作られた笑みを浮かべて、「大丈夫ですわ」と応えた。

 王太子の婚約解消に、新たな婚約。そしてその新しい婚約者への襲撃と、怪我を負った公爵令嬢。様々なことが起こった定期舞踏会はいつもよりもかなり早い段階で終わりを迎え、舞踏会に参加していた者たちは今、ゆっくりと会場を後にしている所だった。

 レンナイト公爵がランドルや学園の講師たちと共に会場の後処理を行うこととなり、公爵夫人が公爵を待ってから帰ると言ったため、ザイルはラテルティアを公爵邸へと送り届けることとなった。去り際に「頑張って」と、公爵夫人に囁かれたため、おそらく彼女が気を利かせたのだろうが。


 ……と言っても、まだ何も言うつもりはねぇんだがな。


 十年間、王太子の婚約者だった彼女は、やっと今日自由になったのだ。その自由を、その日の内に奪いたくはない。かと言って、それほど時間があるわけでもない。あと二週間でザイルは学園を卒業し、その後フィフラルへと帰るのだから。

 まあ、彼女が自分の想いに応えてくれなければ、そんな心配も無用ではあるが。


「……あの、ザイル殿下」


 考えている内に知らず乾いた笑みを浮かべていたザイルは、ふと囁かれた自分の名に顔を上げる。

 ラテルティアは少し困ったような表情で、こちらを見ていた。


「殿下は、……怒っておりませんの?」


 おずおずとした口調で紡がれた言葉の内容に、ザイルは僅かに首を傾げる。急に何のことだと思い、すぐに彼女の言いたいことに思い至った。

 くつくつと笑い、「怒ろうとは思ったんだがな」と口を開いた。


「夫人に怒られてるお前を見てたら、その気も失せた。あんだけ怒られりゃあ、次はねぇだろ」


 言えば、ラテルティアも苦笑いを零しながら、「ええ、そうですわね」と疲れたように呟いていた。

 控室のベッドで目を覚ましたラテルティアは、すぐに控えていた医務官から後遺症はないかといくつかの質問をされていた。その場では特に問題はないと見なされ、何かあればすぐに医師を呼ぶようにと言って、医務官は去って行ったわけだが。

 その後、傍でそんな二人を見守っていたレンナイト公爵夫人、レティシアが、にこやかにラテルティアに注意を始めたのである。レナリアを庇ったことに対して。

 綺麗な笑みを浮かべているはずなのに、その雰囲気は冷たく、言葉は刺々しく。隣で聞いていたザイルも知らずに頬を引き攣らせるくらいには恐ろしかった。自分に対して怒っている時のエリルとよく似ていると、そんなことを思った。

 そんなこんなで、自分が彼女に注意しようとしていたことは全てレティシアから伝えられ、落ち込んだラテルティアを前に怒る気も失せた、というわけである。


「ああでも、これだけは言っておく」


 腕を組み、真っ直ぐに青い瞳を見据えて告げる。

 怒る気がなくなったのは本当だけれど、これだけは、自分の口から伝えなければならないと、そう思ったから。


「お前が怪我をしたと聞いて、本当に心配した。恐ろしかった。生きた心地がしなかった。……それだけは、知っておいてくれ」


 痛いほどに胸を打った心臓の感覚が、今でも鮮明に思い出される。結果として、何事もなかったから良かった。けれど、もし本当に、彼女の身に取り返しのつかないことが起こったとしたら。考えるだけでも、血の気が引いていく。

 ザイルの言葉に、ラテルティアは驚いたようにその目を見開くと、先程レティシアに怒られたときよりも更に落ち込んだようにその肩を落として、「……ごめんなさい」と呟いていた。怒ったつもりはなかったのだが、しょんぼりと視線を下げたラテルティアに僅かに苦笑して、「分かったなら、良い」と呟いた。


「明日からまた、昼寝しに行くか。婚約を解消した以上、誰から見張られることもねぇからな」


 すでに窓の外は闇に包まれていて、くわりとあくびを漏らしながら、ザイルは思い出したように呟く。これからは、誰に干渉されることもないはず。以前と同じように、あの穏やかな時間を過ごしたい。そう思いながら言えば、ラテルティアは少しだけ驚いたような、それでいて嬉しそうな顔でこちらを見ていて。

 こくりと頷いて、「お待ちしておりますわ」と言って笑った。彼女がいつも張り付けている淑女の笑みとは違う、はにかんだような柔らかな笑みだった。

 年度末の舞踏会を終えてから、あと少しで二週間が経つ。真夏の太陽は真上から照り付けて来て、窓ガラス越しにでも暑さが鬱陶しい。そんな中、こつ、こつと、ザイルは一人、歩き慣れた廊下を進む。ここを初めて通った日から、どれくらい経っただろうか。


 確か二週間くらい経った時に初めて足を延ばしたからな。五か月半、くらいか。


 つまり、留学してきてから半年間、ほとんど毎日訪れているということだろう。そう思うと、少しだけ感慨深くなった。

 この国に来てから、たった半年間だというのに、やけに色々と走り回っていた気がする。他所の国だったため、かなりの制限はかかっていたものの、予想よりもずっと動きやすかったのは有り難かった。まあ、貴族たちの情報を集めたり、その目を掻い潜ったりするのは、自分の国で慣れているからだろうが。


 何にしても、全てが上手くいったと言って良い、か。もちろん、ラテルティアの怪我については予想もしてなかったが。……この学園、というより、この国で過ごすのも、あと少しだな。


 先日の舞踏会で、レナリアに刃物を向けたのは、レティシアの言っていた通り、以前ランドルが伴っていたことのある庶民の少女だったという。同じ立場だったはずのレナリアがランドルの婚約者となったことで、逆恨みの末、料理を切り分けるために給仕が持っていたナイフを奪い、衝動的にレナリアを襲ったということだった。

 ラテルティアが間に入って事なきを得、レナリアには傷一つなかったと聞いている。


 今回の事後処理の件で、ランドルはレンナイト公爵と共にちゃんと表立って仕事してたみたいだからな。貴族たちの記憶にも残っただろう。


 これからは少しずつ、貴族に自分自身の存在を見せつけるよう動いていけば良い。まあ、その辺りはすでに管轄外なので、口出しするつもりもないが。新たな婚約者であるレナリアの後見人となった、レンナイト公爵辺りが指導して行く事だろう。隣国のため、これから先も全く関わらないという未来は有り得ないと思えば、少しでも良い統治者となることを祈るばかりである。

 また、そんなランドルの新たな婚約者となったレナリアは、ランドルやラテルティアと同い年だが、ザイルと同じく今年で学園を卒業することが決まっている。ラテルティアが十年間学んできた王妃教育を、来年から王宮に住み込み、毎日叩きこまれることになっているからだ。加えて、彼女はすでに妊娠しているため、懐妊したのが婚約の後である、という事実を作りやすくするための処置でもある。その後、懐妊したという事実を世間に広めると共に、なるべく早く結婚式を行うということだ。さすがにここまで来て、レンナイト公爵に気付かれる、というような間抜けな事態はないことを願いたい。

 一方、レンナイト公爵だが、実はここ数日、毎日のように屋敷に招かれていた。というのも、彼が新しく作るという蒸留酒についての意見を求められたためだ。酒そのものは周囲に合わせて嗜み程度しか口にしないザイルだったが、知識と伝手だけは豊富だったので、食事を共にしながら言葉を交わしていた。ラテルティアの兄であり、未来の公爵とも話が合うことが分かり、有意義な日々を過ごすことが出来たと思う。おかげで、同じ食卓を囲みながら、ラテルティアと話す機会はほとんどなかったが。

 誰もいない廊下を進み、角を曲がってその先へ。講義棟の最も奥にあるその講義室に、何度足を踏み入れたことか。今日もまた、扉を開いて、しんとした空気の中へと滑り込む。

 「ザイル殿下」と呼ぶ彼女の声も、いつからか耳に馴染んでいた。


「さすがに今日は早かったですわね」


 ラテルティアはいつもの席に座ってこちらを振り返ると、そう言ってふわりと微笑む。楽しそうな声音に、「まあ、今日くらいはな」と応えて、ザイルは彼女の隣の席へと歩み寄った。

 こちらの顔を覗き込んで、「隈はないみたいですわね」と冗談交じりに言うラテルティアに笑って、ザイルは慣れた様子で彼女の膝を枕に横になった。彼女を包んでいる甘い香りに、知らずほっと息を吐く。

 不思議なことに、近頃はこうして彼女の傍に来て、この香りと、彼女の持つ穏やかな雰囲気に寄り添った時、ふと思うのだ。

 やっと、息が出来る、と。


「殿下がここを訪れるのも、今日で最後、ですわね」


 ふいに、ぽつりとラテルティアが呟く。学園の卒業式は明日に迫っていた。卒業生であるザイルがこの学園に足を踏み入れるのは、明日が最後。だが卒業式の日にこの部屋を訪れる事など出来るはずもなく。正真正銘、今日がここを訪れる最後の日なのである。

 そしてその一週間後には、ザイル自身がこの国を去ることになっていた。


「淋しいか?」


 寝返りを打ち、ラテルティアの顔を見上げてから、にっと笑ってそう訊ねる。顔に似合わず気の強い彼女のことだ。本当に淋しいと思ってくれていたとしても、首を横に振るだろう。そう思っていたのだけれど。

 ラテルティアはザイルの予想に反してしょんぼりと肩を落とすと、「淋しいですわ」と、哀しそうな顔で呟いていた。


「それに、わたくし、殿下にあれだけのことをしてもらったというのに、何も返せていないんですもの。今日でお会いするのが最後なんて、哀しいですわ……」


 前回の舞踏会の時と言い、ラテルティアは最近、隠しても無駄だとでもいうように、こうして素直に感情を口にすることがある。淋しくて、哀しい。そう全身で示すように、落ち込んだ空気を纏う彼女には申し訳ないのだけれど、ザイルは彼女のその様子が愛おしくて、嬉しくて仕方がなかった。

 想う相手に、会えなくなるのが淋しいと言われているのだから、嬉しくないはずがない。そこにどんな感情があるかまでは、分からないけれど。


 ……分からないままじゃ、いられねぇからな。


 どう足掻いても、自分がこの国にいられるのは、あと少しで。今日を過ぎれば、彼女とこうして二人で話す機会があるはずもない。

 彼女を自由にしてから、まだ二週間も経っておらず、心苦しいと思う気持ちは確かにある。ある、けれど。

 それでも。

 後悔だけは、したくない。


「……お前は何も返せてねぇって言うが、今回の件は俺のためにもなったから、気にすんな」


 最初は確かに、彼女のために動き出したけれど、最終的には。

 ラテルティアはザイルの言葉に不思議そうに首を傾げて、「殿下のために、ですか?」と呟いていて。

 「ああ」と言って、ザイルは頷いた。


「実は今回の件で、俺はかなり無理を通していてな。お前には、俺からもこの間説明したし、公爵からも聞かされてるだろうが……。皇家そのものに関わる話を無理やり正当化した。それを、俺の我儘として、叔父経由で父上……、皇帝陛下に頼んだんだ」


 「一生に一度のお願い、ってやつに近いか」と、冗談交じりに言えば、ラテルティアは少しだけ不審そうな顔になった。「レナリア様を、クレア殿下の娘としたこと、ですわね」と言う彼女も理解しているのだろう。何せ今回、皇帝の妹という立場の人間を入れ替えたのである。それだけで、かなり無理のある話だ。

 そして、無理のある頼み事には、必ず代償が必要となる。


「皇位継承権と引き換えにな」


「……っ!?」


 ラテルティアが大きく目を見開き、息を呑んだのが分かった。だがザイルとしては、むしろ喜ばしい話である。

 元々、自分には相応しくないからいらないと言っていたもの。別に惜しいとも思わない。まあ、現皇帝である父が、それを引き換えにしてくれるかどうか、というのが少し不安ではあったのだが、叔父が上手く言ってくれたのだろう。

 そもそも、父がエリルではなく、ザイルに皇帝の座を譲ろうとするのには、いくつもの理由があった。もちろんそこには、ザイルが人並外れた豊富な知識を持っていることなどがあげられるのだが。それだけであれば、皇帝という器を鑑みた時、エリルとそう変わりはないのである。

 理由の最たるものは、実はまた別にあり、叔父は上手くそれを利用してくれたのだと思う。叔父自身にも関わる話だったから。


「結果として俺は、兄上が皇帝になると同時に臣籍降下が認められることになった。一昨日、父上から正式に書状が来たから間違いねぇな。妻も子供もいない叔父上の公爵位を譲り受け、未来の公爵であり、宰相になるのが確定した。……これ以上に嬉しいことはねぇよ」


 にっと笑ってザイルはラテルティアを見上げる。これこそが、本当に自分が望んでいたこと。この国に来た当初は、ここまで確定した未来を得られるとは思ってもみなかった。

 それを、間接的にでも与えてくれたのは、間違いなくラテルティアの存在である。


 ランドルに言っていたことは、俺にも言えること、ということだな。仕方がねぇと今の状況を受け入れていても意味がねぇ。俺自身が動かなければ。


 だが、無意味な我儘であれば、父は受け入れなかっただろう。今回父が自分の話を聞き、協力してくれたのは、一重にザイルがラテルティアを想うがゆえに行動を起こしたから、だろうから。

 それこそが、父が叔父に対して抱き続けてきた負い目であり、ザイルを皇帝にしようとする理由でもあるのだから。

 加えて、皇帝になる未来がなくなったことで、出来るようになったこともまた、確かに存在している。その最たるものが、結婚だ。

 「これも、皇帝という未来がなくなったがゆえの副産物なんだがな」と、ザイルは続けた。


「俺が皇帝になるならば、この国の王太子と同じように、厳選した相手を正妃に迎えなければならねぇ。だが、そんな未来がなくなった今、結婚相手もある程度自由に決められるようになった。もちろん、家格とかはある程度制限があるがな。……で、だ。物のついでに父上や兄上に聞いておいたんだよ。第二皇子であり、未来の公爵であり、宰相である俺の妻として、……レンナイト公爵家の娘は、相応しいかどうか」


「……え?」


 さらりと言えば、ラテルティアはきょとんとした顔になってこちらを見下ろす。そんな表情一つさえも、可愛くて、愛おしくて。ザイルは眩しいものを見るように目を細め、笑った。すっとその手を伸ばし、彼女の頬に触れる。

 「なあ」と、ザイルは口を開いた。


「俺の傍にいてくれねぇか? これから、ずっと。俺か、お前の命が尽きるまで、ずっと。……俺の、妻として」


 結果として、レンナイト公爵家の家格であれば、自分の妻として何の問題もないということだった。国同士の力関係は劣るとはいえ、公爵家の娘である。むしろザイル自身が選んだ相手として、父や兄や叔父、そして義母は大喜びだったとか。皇帝の血筋だと言うのにそれもどうかとは思ったが、自分に都合が良い話なので気にしないことにしておいた。

 ザイルの言葉を受け、ラテルティアはただ呆然と目を瞠ったまま、こちらを見ている。ふと、膝枕をされているこの状態での求婚というのはどうだろうと思い、半身を起こし、隣に座った状態で彼女の顔を覗き込んで。

 ぎょっと、今度はザイルの方が目を瞠った。彼女の青い瞳から、ぽろぽろと透明な雫が零れていたものだから。


 う、わ、何、そんな、泣くほど……。


「泣くほど、嫌、か……?」


 言いながら、こちらの方が泣きそうになってきた。分かっていた。彼女の気持ちが自分にないことくらい。だけど、泣くほど、なんて。

 「悪かった……」と、これ以上にないほど暗い声が零れる。それほどまでに嫌がられているならば、さすがにどうしようもない。諦めるしか、ないだろう。

 思い、そう口にしようとして。

 ぶんぶんと、ラテルティアがその頭を、必死な様子で左右に振った。「違います……!」と絞り出すような声で言いながら。


「わ、わたく、し、嬉しくて……。だって、ザイル殿下が、わたくしを、なんて……。でも、わたくしなんかで良いのか、分からなくて……」


 ぽつぽつと、涙で途切れながら、ラテルティアが言葉を紡ぐ。苦しそうな声に、しかしザイルは、その言葉の内容をゆっくりと理解して。

 ほっと、息を吐いた。何だ、そういうことかと思った。


「お前なんかじゃなくて、お前じゃねぇと嫌なんだよ。ラテルティア。……どうしてもお前が良かったから、お前の婚約を解消するように動いたんだ。お前が幸せそうじゃなかったから、それなら、俺が幸せにしたいと思ったから」


 ランドルと他の少女たちが並んでいる姿を見つめて、涙を流す彼女を見たあの時からきっと、ずっと。

 そうでなければ、自分がわざわざ他国の王太子の婚約事情なんて面倒事に、首を突っ込むはずがないのだから。

 そんな面倒事を引き受けてでも、どうしても欲しかった。彼女の、ラテルティアの傍にいられる、ただそれだけの権利が。

 ラテルティアは、涙で濡れた不安そうな表情で、おそるおそるこちらを見上げて、「本当、ですの?」と言う。「本当に、わたくしで良いんですの?」と続ける彼女は、まるで幼子のようで、愛らしくて、愛しくて。

 ザイルは知らず、その感情をそのまま載せた笑みを浮かべていた。「本当に決まってんだろ」という言葉は、その喜色を隠すことも出来ず、嬉しそうな声音のまま、口から零れていた。


「俺の傍にいて欲しい。ずっと。愛してるから。……結婚してくれ、ラテルティア」


 真っ直ぐに告げた言葉。心からの想いを込めた、心の底からの願い。

 ラテルティアは今度こそ、その顔に嬉しそうな、泣きそうな笑みを浮かべて。

 「はい」と小さく、頷いた。


「……わたくしも、大好きです。ザイル殿下」


 柔らかくはにかみながら、彼女の口からぽつりと零れた言葉。

 瞬間、ほとんど衝動的に、その身体を抱き寄せた。甘い香りのする銀色の髪に顔を埋め、目を閉じる。たったそれだけの言葉に、自分がどれほどの喜びを感じたか、きっと彼女は知らないだろう。

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