0614 「起源」物について考える

 引き続き、「起源神話」という観点からファンタジーを考えてみたいのですが、そういえば、エヴァンゲリオンもそれに近いことを思い出しました。

 でも、エヴァは「使徒」の話と、「人類補完計画」の話が、いまいち組み合わさっていないような気がするんですよね。私が見落としているだけでしょうか。

 人間はATフィールドに寄って個に分かれているので、ATフィールドを取っ払って一つになろうってな話……でしたっけ(笑)


 話をナウシカに戻すと、話の中心自体は目新しくはないかもしれません。破壊された地球を修復するために人類が避難していて、地球が修復されるのを待っている。その間に、『人類以外』の存在が地球上で暮らすという話は、神林長平氏の作品にもあるのですが、ナウシカも『あなたの魂に安らぎあれ』も、丁度同時期くらいに発表されています。(ただしナウシカは完結までに11年かかっています)


 この二つの作品の違いは、「世界(もしくは腐海)の謎に挑む」のか、「人類と非人類が争う」のか、と言ったところでしょうか。ストーリーの中心の置き方が違いますね。(ちなみにwikiによると、宮崎駿氏はコミック版のナウシカをあまり自己評価していないようですね)


 これらの話の構造は、『猿の惑星』にオリジナルを見ることができるかもしれません。人間の代わりに地球を支配しているのが、猿なのか、遺伝子操作されたデミヒューマンなのか、それともアンドロイドなのか。

 海外の作品にも類似するものがあるかもしれませんが、知らないので何とも言えません。

 ただ、「支配」ではないですが、『ウォーリー』も似たようなモチーフです。なかなか面白い映画でした。これは少し新しめですね。

 あと、スクウェアのアドベンチャーゲーム「ALPHA」も。ただこちらは宇宙船にいる人類に関するストーリーです。これは1986年発売ですね。


 そんなことを考えている間に、ひとつ、ストーリー・設定が頭の中に降りてきました。以前没にしていたものなのですが、再構成すれば意外に行けそうな……

 うんうん、これを形にして、何かのコンテストにチャレンジしてみましょうか。


 こうやって文面にしながら考えると、色々と頭の中に浮かんでくるので、いいですね。

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SFを語る日記のはず(小説、ゲーム、アニメ) たいらごう @mucky1904

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