ビー・ザ・ゴッド [Be The GOD]

優声

序章 (短編)

━━━それは、息を飲む光景だった。━━

逢魔な時間は人々からも恐れられた時間と不気味な何かを感じさせる。


「なんだ....この異様な雲の形は....」


空が雲に被われて地球の空から台風の目が見えるであろう形が作られた。

そして、空から飛来してきたの"何か"が煙を蒔いてから数分

人のシルエットしかハッキリと認識出来ず煙が止むまでは分からなかった。

態と自分でも分かってきた。



「女の....子....」


目の前に普通とは思えない程の長い髪に気高く直立した女の子が世界に現れた。


「どうして....ここに....」


しかし、少女として分かったとしても顔は前髪で被って分からなかった。


「━━━ァ━━」


その時、女の子は俺を見て目があったと思いより前髪で隠れていたけれど何か目にした表情し


斬りかかってっ来た。



「....................はぁ....」


目が覚めると天井をじっと見上げていた。


「まだ、慣れないな........この天井........」


引っ越してからすぐには正直慣れない。


「とりあえず....洗面所に行かないと」


ゆっくりと歩き始めて洗面所の鏡に映る中性的な顔立ち


大神神士[おおがみしんじ]


洗面所ついたあと歯を磨きはじめてから顔を洗い

洗顔を終えたあとパジャマとして着ていた私服を自室に行き机の上に乗ってる新品な制服に着替えを済ませ自室からリビングに入っていった。

家には家族の母親や父親の二人の影もなく

段ボールが積み重ねたままの静かな状態のリビング


「........とりあえず、朝食作らないと」



設置された冷蔵庫に近づいた神士

彼の前に立つ冷蔵庫の大きさは金持ちの冷蔵庫が使っていそうなほど新品で分厚い存在として建っていた中を開けた神士は

付箋が細かく貼られたボールを取り出しキッチンに置いた。

キッチンに立った神士は振り向きリビングの部屋の広さをもう一度見て

「やっぱ異常過ぎるな....このリビング」と呟き朝食を再開した。

リビングの部屋の広さはパーティーが始められる広さでキッチンがすぐ側に設置された部屋。

テレビでさえ壁に張り付いたタイプの豪華な家に住んでいると言えるほどのリビングにいることに神士は慣れなかった。

部屋の数は自室が五ヵ所あり洗面所・お風呂場・トイレ・リビングも含めば九ヶ所とあった。

しかし、どこの箇所も部屋には段ボールが積み重ねたままで引っ越してからまだ日は浅いためか物入れの部屋だった。

まだ片付け終えていない物が複数あり神士はマジックで書かれた物が細かく乗っていた段ボールからフライパンを取り出しガス焜炉の上に置いた。

ボールの中には混ざりあった黄色の溶き卵に細かな粒のレモンイエローの色はマヨネーズであった。

フライパンに油を惹いて火を弱火にかけた。その時間を使って食パンを袋から取り出して「........そろそろかな」神士は確認をとりトースターに入れて

フライパンが熱した事に確認した瞬間でボールに入った溶き卵を流した。

卵を焼いている瞬間パンを入れたトースターに焼き加減は弱めに設定してタイマーを回した。

焼き加減と同時に卵の下が釜のように焼き上がり中央は生が残ってるうちに包む。

包む際にフライパンの持ち手部分と卵の位置は少し距離を離す


あまり近すぎると包むことは出来ても転がす布団を畳むような形で重ねる玉子焼きになる、目的の玉子料理に必要なのは距離と包み方と火加減である。

強すぎず、弱すぎずまた中火でやりすぎないことである。

卵を下から覆い被せるように器用に箸を南から時計回りに剥がしていきフライパンの握っている手の下の手首と片方の手を拳を作りメトロノームのテンポのように手首の動作と合わせてトントン、トントンと力は軽く勢いは強すぎずにまた弱すぎずに絶妙な力加減で叩き卵は滑るようにフライパンの前に近づいた。

慎重な作業を素早く完成したとしても

重要なのは激しい動作を落として、落ち着いた気持ちでフライパンと箸でやることが大切である。


そして、焦げ目がないオムレツが出来たことで皿にのせた

オムレツにのった皿のスペースが余っていた事で神士は冷蔵庫に近づいて

「レタスにプチトマト取り出そう」と野菜室からレタスとプチトマトを取り出して二つを洗い出したあとキッチンペーパーを取り水を拭き取った。

レタスとプチトマトをオムレツの余ったスペースから乗せていった

チーンっとトースターのタイマーが焼き上がりの音を鳴らし神士はトースターの蓋を開けて皿にのせた。

仕上がった盛り付けを見て物足りなさを感じた神士

「あっ....ジャム」

思い出した彼はトーストとオムレツをテーブルに置いた瞬間、神士は重ねられている段ボールに向かい、段ボールの中からジャムを取り出した。

ジャムはいちごとひらがなで書かれたビンを取り出してテーブルに置いたあと牛乳を注いで朝食は完成した。


「いただきます」

静かな部屋の中で朝食を取る神士は

「テレビをつけて」と誰もいない部屋で声を出した。

その瞬間壁に張り付いたテレビは起動した。


『今日の天気ですが、降水確率は低く荒れる天気もなく東京は満天の晴れになる日よりでしょう。』


朝の天気予報がやっている時間にテレビをつけた

テレビの端に時間を見た

午前五時五十五分

もうすぐ六時を迎える。


神士は朝食を済ませたあと食器を洗い

洗い終えたあとリビングの窓を開けた。

「はぁ....」と神士はため息を吐き出してしまう一つは


バルコニーから見る景色と風圧に少し慣れない事である。「やっぱ高いところから見るビルは山まではっきりとするなぁ」と節治を伸ばして神士は感動をしていた。


東京都市内天乃士市に駅の中心には人が集まる程街で神士の住んでいる家は

住宅地が多く建てられる中で唯一他とは違うビルが建っていた。

彼の住んでいるのは高層ビルの最上階。

空気を吸ったあと窓を閉めて自室から

ネクタイを取り出して鏡を見ながらキュッと閉め、ブレザーを羽織った神士は水回りと部屋の確認してから鍵をかけてエレベーターに乗って一階に降りた。


四月春の桜が少し散っていった時期

この日、神士は高校生となる。

通う高校の行き先を立ち止まってからスマホで地図を確認したあと歩き始めた。

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