第3話 AI・アルゴリズムと#安倍やめろ

 もしかしたら、この題名だけで「あ…w」、「あ…(察し)」となる人はそれなりにTwitterに入り浸り尚且つ、政治関連に興味のある人達だと思う。

 一体何のこっちゃ?となる人は、簡単です。かの有名な芸能人「ラサール石井」のTwitterをフォローし過去のツイートをそれとなく流し見れば分かってくるかと。もし無理であれば、Google検索で#安倍やめろなりで調べれば、このタグの意図するものにたどり着けるかと。


 読者に対する啓蒙はこのくらいにしてここは私の空間です。私の思うところを偏見偏向を多分に含みながら駄文を書いていきたいと思う。


 早速質問になり恐縮だが安倍首相は歴代最低の首相だろうか?戦後最悪の首相だろうか?諸兄様々な意見があるだろうが、私は少なくとも最低でも、最悪でもないと感じている。じゃあ誰が最悪・最低か?それはおそらく死ぬ間際しか答えることはできないだろう。しかし少なくとも、現状では安倍首相は最悪・最低ではない。


 安倍首相は良くも悪くも「日本式」の政治を徹底している。即断即決はもってのほか。天才的なカリスマ性も演技力も発想力もない。しかし、可能な限りデータを集め、ベストでなくとも比較的ベターな選択をする。党内の分裂を起こさないように、派閥の意見を取り入れ、財源への配慮もする。生きている時間は読者諸兄よりも遙かに短いであろう私だろうが、わたしの安倍政権への評価概要はこんな感じある。


 しかし、声だけはでかい少数派はあらゆる言葉を持って安倍首相を非難する。いや、正確には安倍晋三という人間・人格を否定する。しからば何故か。簡単な話である。小さな世界で「こうあれば良いのに」という一種の都市伝説を信奉しているのである。


 その特性はかの有名なライトノベルの一巻冒頭に約5ページも費やされ、巧みな文章を持って書かれている。(ノ○ゲーム・ノ○ライフっていうんですけど)何故私はそういう風に考えるか。それを述べなければ私もその都市伝説信奉者になってしまう。彼らの実例と共に彼らの都市伝説信奉具合を知ってもらいたい。


1.アベはTwitterのトレンドを操作している。

 1つ目から強烈だと思うが、この”都市伝説(笑)”は反アベの皆様にはまことしやかにささやかれている…騒がれている説です。まず常識的にTwitter社は海外資本の大企業です。もちろんTwitterJapanとして、日本のTwitterの全てを管理していたとしても筆頭株主は電通(と思われる。いくら検索しても出てこなかった。知っている人は教えて欲しいレベル)。そして電通の株式保有率は下記の通り。

日本マスタートラスト信託銀行(信託口)

一般社団法人共同通信社

日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口)

時事通信社

自社(自己株口)

日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口9)

自社従業員持株会

公益財団法人吉田秀雄記念事業財団

リクルートホールディングス

ノーザン・トラスト(AVFC)アメリカン

TBSテレビ


 各社の保有率から見ても単社が絶大な力を持っていることはない。最大で12%程度。そして、そんな電通がTwitterJapanの筆頭株主であったとし、その保有率が例え50%を超え経営方針に口出しできるとして、一体どこに日本政府が介入する予知があるというのか?(そもそもTwitter社が子会社であるTwitterJapanの株式を公開するとも思えないし、それ以上に子会社の株式を経営方針に関与できなくなるほど売却するはずがない)


 経済とは思いのほか粛々と進むものである。そして仮に安倍首相にTwitterのトレンドを弄れるとすれば、トランプ氏ですら容易に操れることだろう。常識的に考えればTwitterのトレンドを故意に操作することなど不可能なのである。


 そしてもっと簡単な話、彼らはTwitterのトレンドの仕組みを全く理解していない。ただ単にツイート数が多いだけではトレンド入りすることはできないのである。その仕組みについて知りたければ自分で「Twitter トレンドの仕組み」で検索してみれば分かる。この程度のことが分かっていれば1.のことなど叫ばないのです。


2.アベはGoogleなどの検索エンジンで自信に有利な検索結果を表示させている

 はwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


3.アベは北朝鮮にミサイルを撃たせるタイミングを指示している

 解説いりますか?世界的超大国たるアメリカですら手を焼いているにもかかわらず、安倍首相は好きなタイミングでミサイルを撃たせることができるそう…。米朝問題は実質日米問題で草以上の解説は不要。


 とまぁ探せばまだまだ出てきます。然らば何故彼らがこんな思考に至るのか?答えは簡単である。AIのおかげである。


 TwitterのみならずYouTubeなどのあらゆるネットサービスにはAIが搭載されている。それは利用者の傾向を分析し、利用者の望む最適解を返すために利用されている。それがTwitterで良いように機能すれば、引き起こされるのは偏った思想の小さな世界である。自分の考えと近い人がAI後からによってかき集められ、それによって「自分以外にも同じように考えている人はこんなにたくさんいるんだ」という錯覚に陥る。そして、ブロック機能が自分と相反する考えを弾き飛ばし更にこの傾向は加速される。


 時折レ新信者どもが「こんな政党支持率は操作されている!レ新支持者はもっと多い!」などと大手メディアの政党支持率を掲げながら行っているのもこの現象のたまものである。それ故にTwitter上で行われるアンケートも価値なき物であるということになる。

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